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Renegades【ONE OK ROCK】歌詞と和訳を考察!「るろうに剣心 最終章 The Final」主題歌

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ONE OK ROCK(ワンオク)のデジタルシングル「Renegades」(レネゲイズ、2021年4月)の歌詞と和訳の意味を考察します。

佐藤健さん主演の映画「るろうに剣心 最終章 The Final」(2021年4月)の主題歌として書き下ろされました。

Takaさん、エド・シーラン、ジンジン、Masatoさん(coldrain)、デヴィッド・プラミックが作詞・作曲した「Renegades」の歌詞と和訳を紐解きましょう。

映画の概要

「るろうに剣心 最終章 The Final」は和月伸宏さん原作、大友啓史さん監督による実写映画シリーズの第4作、最終章(2部作)の前編。

明治維新後、斬れない「逆刃刀」(さかばとう)で人を守る流浪人(るろうに)となった緋村剣心(佐藤健さん)のまえに、上海マフィアの頭目・雪代縁(ゆきしろ えにし、新田真剣佑さん)が現れ、剣心の作った新時代もろとも破壊する「人誅」(じんちゅう)を企てる物語です。

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Renegades 歌詞考察!

剣心とワンオクの心情が重なる

Got a fire in my soul
I’ve lost my faith in this broken system
Got love for my home
But if we cry is there anyone listening
We’re the forgotten generation
We want an open conversation
Follow me on this road
You know we gotta let go

魂が燃えている
この壊れたシステムには失望した
故郷は愛している
でも この叫びは届かない
忘れられた世代
開かれた対話を求めて
共に進もう
解放しよう

「Renegades」は映画の内容がそのまま反映されているというより、強さと弱さ、優しさと寂しさを併せもつ孤独な剣心のキャラクターに寄り添い、剣心とリンクするワンオクの心情が描かれた歌詞になっています。

ワンオクは2015年7月、アメリカのレーベル<ワーナー・ブラザース・レコード>と契約、2016年9月に傘下レーベル<フュエルド・バイ・ラーメン>へと移籍しました。

事務所も2021年4月にアミューズから独立(のれん分け)し、個人事務所「10969」を設立、その直後にリリースされたのが「Renegades」です。

海外進出から5~6年経過して折り返し地点に立ち、新型コロナのパンデミックによる不満がたまっている状況でもあり、「必要なのは初期衝動を取り戻すための反骨精神、つまりロック」というワンオクの意志や覚悟が込められています。

幕末に京都で「人斬り抜刀斎(ばっとうさい)」と恐れられながらも新しい時代を切り開き、流浪人となった剣心のように、日本を「愛しながら」海外で活躍するワンオクも、孤独や葛藤を抱えつつ前進してきたことが伝わってきます。

For all of the times
That they said it’s impossible
They built the hurdles
The walls and the obstacles
When we’re together you know we’re unstoppable now

彼らはいつも障害を作り
“それ”を不可能だと言う
でも一つになった
僕らは止められない

安定や現状維持を望む上層部が、革新的なチャレンジをしたがる若者に対して、わざわざ乗り越えられないほど厳しい試練を与えることもあるかもしれません。

それでも「一致団結した若者たちは前に進むのみ」というところに、ワンオクらしい「明るさ、愛、希望」が詰まっています。

あまたの困難を乗り越え、仲間と力を合わせて「不可能」を可能にしてきた剣心の活躍も蘇るのではないでしょうか。

I’m not afraid
To tear it down and build it up again
It’s not our fate
We could be the renegades
I’m here for you
Are you here for me too?
Let’s start again
We could be the renegades

僕は恐れない
破壊も再生も
その運命をも拒む
僕らは反逆者(レネゲイド)だ
僕は君のためにいる
君は僕のためにいるのかい?
なら やり直そう
僕らは反逆者だ

1番のサビです。

タイトルにもなっている「Renegades=反逆者」には「悪、反体制派、裏社会、裏切り者」などのイメージがありますが、この楽曲では「時代を切り開く革新者(イノベーター)」のようなポジティブなニュアンスも含まれるでしょう。

何事も「再生する=やり直す」ためには「破壊」が必要です。

敵として立ちはだかる縁は裏社会の「反逆者」で、善悪や表裏にかかわらず裏切り者は存在しますが、暗殺者から流浪人に転身した剣心は「破壊と再生を恐れない、革新的な反逆者」でしょう。

「独立と事務所設立」という「破壊と再生」をしたばかりのワンオクも「革新的な反逆者」。

ファンや仲間のために「反骨精神を忘れず、ロックサウンドを奏で続ける」と初心を新たにしているようです。

反逆者には愛と冷静さが必要

They’ve been holding us down
They’ve been telling us to change our voices
But we’re not part of that crowd
We made our bed and we’ll make our own choices
We may be underestimated
But I know one day we will make it
Time to say it out loud
We are young and we’re proud

抑えられてきた
発する声さえも縛られてきた
でも僕らは彼らと違う
自分の道は自分で選ぶ
たとえ みくびられても
いつか見返してみせる
今こそ声を上げる時だ
誇り高き若者たち

ワンオクほどの人気バンドになると、日本では安定路線を望まれがちです。

そのせいか、音楽性豊かなアーティストでも売れるとおもしろくなくなる現象に不満を抱いている音楽ファンもいるはず。

アーティストにしてみると、「抑えられたり、縛られたり」して新たなチャレンジをさせてもらえないのかもしれません。

それでもワンオクはさらなる成長を求めて海外へ飛び立ち、事務所を設立しました。

どれほど孤独でも我が道を進む剣心の姿とも重なります。

鼓舞されて「声を上げよう」と思った「若者」も多いのではないでしょうか。

すり込まれ塗り重ねられた
嘘は僕等を飲み込んだ
We gotta fight for our rights and the things we love now

権利のために闘え
愛するもののため

ひとくちに「反逆者」といってもむやみに暴れるわけではなく、実は「嘘」なのにまかり通っている悪習に抗うため、「愛や権利」を勝ち取るために「闘う」ところが剣心やワンオクらしく、ロック的です。

Take a deep breath close your eyes and get ready
Take a deep breath close your eyes and get ready
Take a deep breath close your eyes and get ready to fly

深く呼吸し 目を閉じて
深く呼吸し 目を閉じて
飛ぶための準備をするんだ

「再生する=飛ぶ」ためには「破壊」が必要、「破壊」するためには「準備」が必要という流れです。

愛と希望を兼ね備えた「革新者」になり得るのは、冷静さがあってこそ。

このパートの前後に1番のサビが繰り返されることで、「破壊と再生」を繰り返した果てにたどり着く「革新的な反逆者」の新境地が見えてきます。

映画「るろうに剣心」は「最終章」の後編「The Beginning」で完結。

主演の佐藤健さんも2021年4月にアミューズから独立したので、その点も含め、終わることで始まる「破壊と再生」が描かれたのではないでしょうか。

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さいごに

新型コロナのパンデミックにロシアのウクライナ侵攻が重なり、不安が増すばかりの2020年代。

「Renegades」を聴いて、愛と希望にあふれた冷静な「反逆者」を目指したいものですね。

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