マルシィとは
2022年6月にメジャーデビューを果たした福岡発のスリーピースバンドです。
「あなたの記憶をうたうバンド」というキャッチコピーで、繊細な心情を様々なサウンドで聴かせてくれます。
丁寧に紡がれた日本語詞と、心に響く切ないメロディ、そしてボーカル吉田の美しく繊細な歌声もまた、人気の秘訣のようです。
現在、マルシィのYouTubeチャンネル登録者数は10万人を超え、MVの再生数は500万回以上を超えているようです。また、TikTokでの「未来図」の再生数は7000万超えと、今後ますます活躍が期待せれているバンドの一つです。
楽曲「ラズベリー」
2023年6月28日に各音楽配信サービス、また自身のYouTubeチャンネルでMVを公開しています。
今回発表した「ラズベリー」という楽曲は、片思い中の苦しくも切ない心情を歌い上げています。
マルシィらしい1曲となっているのでぜひチェックしましょう。

ラズベリー 歌詞考察
好きになってしまった 私の負けね
脈が早くなる 脈なんてないのにね気まぐれな返事 曖昧な態度に
出典:ラズベリー/作詞・作曲:吉田右京
浮かれて疲れて項垂れてる
それでも瞳に映りたい
期待してしまう
曲名である「ラズベリー」は、デザートでよく使われる果実であり、甘い香りに反して酸味が強いのが特徴です。歌詞には片思いの苦悩や願望、希望などが描かれており、そのことをラズベリーの味である甘さや酸っぱさにたとえて、つけられたのではないでしょうか。
ここでは主人公の気持ちが語られているようです。
恋に浮かれている自分の脈は早くなっているのに対して、相手は自分のことが好きではないという2人の関係に対して「脈はない」と対比させているのでしょう。
好きになった相手は、主人公の心をもてあそぶかのようにあいまいな態度をとっており、その都度主人公の心は揺れ動いていることがわかります。
そんな状況にもかかわらず、好きになってほしいという願望は強くまだ期待している様子がうかがえます。
振り向いてほしくて
出典:ラズベリー/作詞・作曲:吉田右京
私だけ見ていてよ
片想い空回り宙を舞う
あぁ、どうすればいいの?
もう、会いたくなってさ
想いは育っていく
実らないのにね
この場面では、好きな人に思いを焦がせている主人公の気持ちがより強く表現されています。
想いは強くなる一方ですが、現実は実らない恋と分かってどうしようもない気持ちになっている状況がうかがえます。
主人公の恋の成長は、想いだけが育っていき恋が実ることはないのでしょう。その悲しみや諦めにも近い感情なのではないでしょうか。
恋の歌で 浮かぶのはいつも君で
通知音鳴るたび 君かもって馬鹿みたい気まぐれな「会いたい」甘い声に
出典:ラズベリー/作詞・作曲:吉田右京
浮かんで沈んで海の底へ
気づいているでしょ、ずるい人
悔しいけど
片思いの恋に気持ち苦しい主人公ですが、その人を忘れることはできず、つねに相手のことを考えているようです。そんな自分に「馬鹿みたい」と言っているのではないでしょうか。
しかし、相手の主人公の心をもてあそぶかのような態度に一喜一憂してまた苦しくなっているようです。
相手は、主人公の気持ちに気づいており、会いたいと言えば断れないことも知っている。そのうえで主人公も悔しいけどあってしまうという状況に陥っているのではないでしょうか。
好きになってほしくて
出典:ラズベリー/作詞・作曲:吉田右京
結ばれてみたいよ
片想い涙して夜が明ける
あぁ、どうすればいいの?
もう、会いたくないや
想いは育っていく
魔法を解いてよ
相手のことを思う気持ちは募っていき、結ばれたいと願望しています。しかし、この恋が実らないという現実に涙して、とてもつらい状況なのがわかります。
「会いたくない」という言葉には、こんな思いをするくらいなら好きにならないほうがましだと、思っているのではないでしょうか。
主人公の止まらない想いと現実との葛藤が繰り返されているようです。
恋人になりたい
出典:ラズベリー/作詞・作曲:吉田右京
曖昧はやめたい
このままじゃ心臓がもう持たないよ
離れてくれない
縋りついた温もりも
名前を呼ぶ声も
主人公はこの曖昧な関係をやめて、恋人になりたいと強く願っているようです。このままでは、ずっと苦しいままで過ごすことになるのでしょう。
相手のぬくもりや言葉をかけてくれた経験が心の中に残っており、忘れることができないという様子です。
振り向いてほしくて
出典:ラズベリー/作詞・作曲:吉田右京
私だけ見ていてよ
片想い空回り宙を舞う
あぁ、どうすればいいの?
また、会いたくなってさ
想いは育っていく
実らないのにね
主人公の気持ちは変わらず強く相手を思っているようですが、その思いは相手には届いていないようです。
苦しい気持ちと恋の感情が複雑になっている様子がうかがえます。
まだまだこの恋には悩まされそうですね。

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さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はマルシィの「ラズベリー」について歌詞考察をしました。
ラズベリーのように甘くも酸っぱい恋の歌でしたね。
歌詞には、片思い中の主人公の気持ちが繊細に描かれており、実らない恋と分かっていながらもその思いを止められない様子が苦しくも切ない歌詞で表現されていました。
この歌詞を聴いて、共感する人も多いのではないでしょうか。