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RAIN【SEKAI NO OWARI】歌詞の意味を考察!困難への立ち向かい方とは?

今回は2017年発売された楽曲「RAIN」について考察していきます。

この曲はアニメ映画『メアリと魔女の花』の主題歌として書き下ろされた曲で、優しくて、あたたかくどこかノスタルジックを感じさせる仕上がりになってます。

Gt.Nakajinはこの楽曲について、「直近の楽曲ではアレンジに何かしらのフックになるような音や楽器などを使っていたが、今回はそれをあえてせずに新しいことをしない挑戦をした」と述べています。

初夏の柔らかい日差し、またはカラカラの喉を潤す水のようにすっと染みわたる楽曲の歌詞はどのような意味を持つのでしょうか。

本題にいくまえに、映画『メアリと魔法の花』のあらすじをおさらいしておきましょう。この映画を見て作られえた楽曲なので、曲と映画は密接に関係しています。

映画『メアリと魔法の花』

原作はイギリスの女性作家メアリ―・スチュワートで、スタジオポノック制作による2017年に公開された日本のアニメーション映画です。

禁断の”魔女の花”によって一晩だけ魔法の力を持てる少女メアリの奇想天外な冒険と、やがて勇気をもって自分の力で失敗や困難に立ち向かう”出会いと希望”の物語です。

映画と歌詞はその部分がリンクしていくのでしょうか。では早速考察していきましょう。

RAIN 歌詞考察

いつか終わってしまう魔法

映画を見て歌詞の一行目は最初に浮かんだとFukaseさんはインタビューで話しています。

映画の一晩だけ魔法の力を持つことができ、朝を迎えれば魔法が解けてしまうところがリンクしてますね。

また、夜になったことを「月が咲く」「太陽が枯れる」と表現しているのが、おとぎ話のようなノスタルジックな印象を与え、心地よく耳にすっと入ってきます。

  

一般的に「幸せ」と「涙=悲しみ」は反対の意味です。

両方の気持ちを抱えつつ、魔法が解けてしまうかのように、この幸せもいつか終わるのではないかと不安な気持ちを表しています。

フアフロツキーズ(fafrotskies)とはfalls from the skiesからの造語で、小魚やカエルなどの異物が空から大量に降る現象です。

そんな摩訶不思議な夢を見るくらい感情のバランスが不安定になっている例えでしょう。

成長し続ける

  

サビのキーワードは「雨」です。

雨が降るというのは服が濡れてたり、失恋や落胆を連想させるので、どちらかというとマイナスなイメージですね。

しかし、ここでは虹の前には必ず雨が降り、草木を育てていると前向きに使われています。

魔法が解けてしまうように虹もいつか消えてしまうけど、雨は命を育みすべての生物を成長させてくれることでしょう。

私たちは雨を待つように空を見上げ、未来への希望を持ち続けると読み解けます。

向き合えなかった過去

2番目の歌詞はピアノ担当Saoriさんが書いたそうで、曲のコンセプトに合わせるという作業が難しく何度も試行錯誤したそうです。

さて考察していきましょう。

前半の歌詞ではおとぎ話のようなノスタルジックな情景が目に浮かびますね。

しとしとと降る小雨の中、立ち尽くす少年を描いています。

他の人は自分が見えてないようにすっと通り過ぎ、ポツンと取り残されて孤独な様子です。

次の「逃げ出したいような 心躍るような」という歌詞は1番目の「幸せなような 涙がでるような」とかけ合わせているのでしょう。

こちらも1番目と同様に不安定な気持ちを表しています。

また感情にぐらつきがあるが故、自分としっかり対峙できなかった過去があるようです。

2番目で過去を描くことにより、主人公の人物像がより立体的になり、サビに深みがでています。

後半の段落を見てみましょう。

未来への希望である雨があがったら、より成長した自分がいて花のように綺麗に咲きほこりました。

しかし、今までの歌詞を覆すことが最後の最後に書かれています。

「そうだ 次の雨の日のために 傘を探しに行こう」

これまで雨は成長させてくれるものとして、前向きかつ必要不可欠だと例えられてきました。

しかしここでは次は傘を差そうとしています。

いったいどんな意味があるのでしょうか。

映画の話に戻りますが『メアリと魔法の花』の原作は『The little Broomstick』で、その中に「この扉を開けるのに魔法なんか使っちゃいけない。どんなに時間がかかっても、自分の力でいつも通りに開けなきゃ」というセリフがあります。

最後の歌詞に通じるものがありますね。

傘を探しに行くということは、自分の力で次の扉を開いていこうという決意が込められているのではないでしょうか。

また、今までのファンタジーのような暖かい雨とは真逆のマイナスの意味になり、現実的には濡れたくないと言っているかのようにも受け取れます。

相反する2つの意味をともに抱えつつ生きていくのが、とても人間らしいのではないかというメッセージも隠されているのではないでしょうか。

それは映画にも共通することで、魔法的なファンタジーより人間らしさが描かれています。

映画のために書き下ろされた楽曲なので、ぜひ映画も見てどこが重なっているか探してみてください。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

Fukaseさんは「無責任に背中を押すことは簡単なことだけど、それをやっても意味がないし、まず自分が困難にぶつかった時、それにどう立ち向かっていくかを考えた。」とインタビューで話しています。

自分の力で次の扉を開いていこうという決意と、雨に希望と困難の2つの意味を含ませ、人間らしさを表現している「RAIN」

「RAIN」をヒントに自分なりの立ち向かい方を模索してみるのはいかがでしょうか。

鏡に映った自分はきっと微笑んでいることでしょう。