今回は人気バンドOfficial髭男dismの「Pretender」を紹介しながら、歌詞に込められた想いを考察していこうと思います。
「Pretender」って何?どんな曲?
今回考察する「Pretender」は映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌に抜擢され、多くのリスナーに認知された人気曲です。
Official髭男dismとしては初の映画主題歌ということで、オフィシャルサイトでは次のようにコメントされていました。
ドラマに続き、映画の主題歌も任せていただき光栄です。
夢の中で「あっ、これは夢だ。」と気付くことってありませんか?
自分を騙しきって、夢の主人公を続けたいのに、夢だってまだ気づきたくないのに、叶わない。 そんな寂しさと、儚さが、この映画に隠れているのを見つけた気がしました。
そして生まれたのがこの「Pretender」でした。 苦悩と幸せが交錯する、そんな不思議できれいな曲が 映画「コンフィデンスマンJP」とのコラボで生まれたことが本当に嬉しいです。
「Pretender」とは「〜のフリをする・詐称する人」という意味があります。
詐欺師が主人公の「コンフィデンスマンJP」にピッタリのタイトルですね。
MVにもOfficial髭男dismらしさを感じ取ることができます。
全編台湾で撮影されたというMVは東方電影院というネオンをバックに始まります。
電影院とは中国語で映画館を意味し、MV中にも現地のモデルや映画のキャストが登場します。
随所に映画の主題歌であるということを印象づけるポイントが散りばめられていますね。
さて、次章からいよいよ「Pretender」の歌詞を考察していきます!

Pretender 歌詞考察
叶わぬ願い

この曲の主人公である「僕」は「君」に恋をしていますが、「君」は近くにいても手が届かない存在です。
「僕」が何をしようとも「君」はただの観客で、「僕」は一人芝居をしているに過ぎないのです。

「僕」が何度思いを伝えようと、返ってくる言葉はいつも決まって「ごめんね。」
そんなやり取りに慣れてしまった「僕」は「君」との人生がこの先交わることがないことを痛感し、絶望します。
世界が違えば…

映画や演劇のように、自分の性格や「君」との関係を選ぶことができれば、距離を縮められたかもしれません。
映画「コンフィデンスマンJP」でも主人公「ダー子」の元恋人で詐欺師の「ジェシー」が登場しますが、その二人も詐欺師という設定でなければ、もっと違う人生を二人で歩めたのかもしれませんね。

何をしようとも「君」との関係が変化することはないと悟った「僕」は「グッバイ」と別れを告げ諦めようとします。
「君」にとっての「僕」の存在がどんなものなのかはわからないけれど、ただ一つ分かっていることは「君は綺麗だ」という事実だけ。
なんとも悲しい「僕」の心情がうまく表現されていますね。

「君」との関係に悩む「僕」にとっては、他の誰かが語る恋愛論など全く理解できません。
他の人が語る恋愛に「君」との関係の答えなど無いのだから。
虚しく願う主人公

決して叶わぬ願いですが、「君」との関係性を選ぶことができたらどんなに良かったでしょう。
無責任に「好きだ」と言えたらと願いますが、虚しさだけが募ります。

ずるずるとこの関係性を続けたとしても、君のいない未来しかなく苦しい。
そんな「僕」の悲痛な思いが伝わってきますね。
確かなこと

1番の繰り返しになりますが、最後に「君」への変わることのない想いを歌っています。
「僕」は「君」と結ばれることがないと分かっていながらも、その現実を受け入れて愛し続けようと心に決めたのでした。

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さいごに
さて「Pretender」のか歌詞考察、いかがでしたか?
どんなに頑張っても振り向いてもらえない切なさが歌われた曲ですが、最後の決心で前向きになれる素晴らしい曲だと感じました!
今後もOfficial髭男dismの楽曲の歌詞考察を行っていくので是非チェックしてみてくださいね!