今回は、人気バンド・マカロニえんぴつの新曲「PRAY.」の歌詞を考察していきたいと思います。
2023年3月18日より開催される「第95回記念選抜高校野球大会」および「第95回センバツ MBS」の公式テーマソングとして書き下ろされたこの楽曲。
3月8日にリリースされるEP『wheel of life』に収録される予定です。
歌詞にはどんな想いが込められているのでしょうか?
楽曲コメントと合わせて見ていきましょう!
楽曲コメント
マカロニえんぴつ、はっとりさんのコメントをご紹介します。
熱い気持ちの込められた楽曲、公開が楽しみですね。

PRAY. 歌詞考察
やがて春のトンボは毛羽立つ未来へ。
ボクら引きずってるのはきっと青春の後味だ
スリップ・イン・ザ 少年
忘れちゃいないか?価値は勝ちだけじゃないぜ
振れ!振れ!フレ!(プレイボール)
出典:PRAY. / 作詞・作曲:はっとり
高校野球の公式テーマソングとして書き下ろされた「PRAY.」
冒頭から野球要素が登場しています。
”トンボ” はグラウンドを均すための道具、野球部が引っ張っているのを見たことはないでしょうか?
“ボクら引きずってるのはきっと青春の後味だ” マカえんらしい歌詞が綴られています。
小中学校では、野球部だったというはっとりさん。
インタビューでは、球児たちの熱量とうまく交われたらなと思って(オファーに)挑もうと決めたと語っていました。
また、高校野球には勝ち負けではない良さがあるような気がするともコメントされていて、その想いが “価値は勝ちだけじゃないぜ” という歌詞に繋がっているように感じました。
きみなら まだ間に合うよ
届かなかった夢の、先を走る。走る
出典:PRAY. / 作詞・作曲:はっとり
いま!会いに来てよヒーロー
トンボは夜を越えて 飛べないボクのためと哀しく唄う
ひたむきに野球を頑張る “きみ” ならまだ間に合うよ。
優勝を目指して日々練習に明け暮れる球児たちの姿が浮かんできます。
「ダメでも走る」とインタビューで話していたはっとりさん、挫けそうなときでも歯を食いしばって走りきった先に光があると示唆しています。
トンボは土を均す道具ですが、その名前は昆虫のトンボに似ていることからつけられています。
トンボは前にしか進まない虫なので、もしかすると、前向きに進んでいこうというメッセージも込められているのかもしれませんね。
山手からの望みは武庫川、夕暮れ。
ボクらが担っているのはきっと青春のあとがきサ
ステップ・オン・ザ・サーティ 諦めないで!
「いつからか負けることに慣れてしまいました」今なら まだ間に合うぜ?
出典:PRAY. / 作詞・作曲:はっとり
練習をしながらグラウンドから見る夕焼け。
「いつからか負けることに慣れてしまいました」
この曲の主人公は負け続きの弱いチームに所属しているのでしょうか?
センバツなんて夢のまた夢、なんて思っている主人公に “今なら まだ間に合うぜ?” と呼びかけます。
敵わなかった夢の、先を走れ。走れ
いま!そばに居てよヒーロー
祈りは空を越えて 白い光の中で優しく回るスキップ・とん挫 正義
出典:PRAY. / 作詞・作曲:はっとり
忘れちゃいないか?ただ立って待ってないか?
諦めてしまった夢を追い越せるように走り出せ。
主人公がそばにいてほしいヒーローとは誰を指しているのでしょうか?
苦しい練習を耐え抜いた過去の自分かもしれませんし、そんな自分を応援してくれる人、歌かもしれません。
“忘れちゃいないか?ただ立って待ってないか?”
野球に限らず、全ての人に呼びかけている応援歌になっていますね。
届かなかった夢の終わりを観に行こうぜ
出典:PRAY. / 作詞・作曲:はっとり
いま会いに来ちゃ遅ぇよ
トンボは夜を越えて 飛べないキミのためと
哀しく唄う
優しく回る
正しく消える
高校3年間という限られた時間の中で、精一杯の努力をする球児たち。
センバツのグラウンドで輝く球児の裏には、選ばれなかったたくさんのライバルがいます。
そのライバルたちの想いを胸に熱くぶつかり合う様子を “トンボは夜を越えて 飛べないキミのためと” という歌詞で表現しているのではないでしょうか?
マカロニえんぴつらしさが詰まった素敵な応援歌でした。
センバツの中継で聴くのが楽しみです!

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さいごに
いかがでしたか?
新しい情報が入り次第、記事を更新するのでチェックお願いします。
高校野球に関わることは憧れだったので光栄です!
毎年選手の皆さんから胸が熱くなる情熱をもらっているので、僕らからも熱い歌を届けられたらと気持ちを込めて楽曲制作しました。