今回は人気ユニットCreepy Nutsの新曲「パッと咲いて散って灰に」の歌詞を考察していきたいと思います。
3月9日にリリースされたこの楽曲は、「第94回選抜高等学校野球大会」の毎日放送公式テーマソングとなっています。
歌詞にはどんな想いが込められているのでしょうか?
楽曲コメントと合わせてみていきましょう!
Creepy Nuts 楽曲コメント
Creepy Nutsの二人のコメントをご紹介します。
選手やチーム、直接関わっている人だけでなく、日本中が熱狂するそんな魅力があるのが高校野球のイメージです。
これまであまり接点のなかった世界ですが、仲間とともに競い、励まし合い、切磋琢磨していく。
それはフリースタイルバトルだったり、僕たちの世界とも似ていて共感できるところなのかなと感じました。
携わった人達が人生を振り返った時に思い出してもらえるような曲になれば幸せです!
高校野球とフリースタイルバトル、通じる部分があるのかもしれないですね

パッと咲いて散って灰に 歌詞考察

この楽曲では、優勝を目指して突き進む高校球児の姿が歌われています。
野球に限らず、勝負事には必ず勝者と敗者が存在します。
自分たちが勝って喜んでいる裏側で、夢破れて悲しんでいる人々がいるのです。
「ヤツの願いを お前の願いで 押しのけてやっと開く狭いway」優勝したいという気持ち、想いが強いほうが勝ち進んでいく高校野球。
気持ちでぶつかりあって、より強いほうが勝つんだという勝負の熱さが伝わってきます。
負けたチームが勝ったチームを嫌うかは分かりませんが、悔しいという気持ちは抱くでしょう。
これまで打ち負かしてきたチームの思いを感じながら進んでいくプレッシャーのようなものが感じられます。

泥沼のトーナメント試合が浮かんできます。
相手のチームを負かして、蹴落として、やっと手にできる勝利。
「その優しさってのは傍らに 優れたモノのみあの2文字」
優しさが傍にある『勝ち』、つまり、優勝を指しています。
倒してきた高校の想いを背負って、周りを蹴落としながら進んだ先にこそ『優勝』の2文字が与えられるのです。

一人の選手が試合中に活躍できる場面、時間は限られています。
桜のようにパッと咲いて散っていく選手たち。
いつもの練習とは違う無数の観客の目がある大舞台で、これまでの練習の全てを出し切れるように集中している様子が浮かんできます。

主人公の対戦相手は強豪校のようです。
難攻不落の強敵を前に武者震いをしている球児たち、周囲の雑音が消え去り、集中していることが分かります。

「「ここまでくれば大したもんだ」なんて誰ぞがほざいた」準決勝や決勝まで行くと、ここまでこれたのだから十分だという声も聞こえてきました。
大会が終わってみたら、よくここまで健闘したと褒められるような結果であっても、今は耳を貸してはいけません。
轍=車輪が通ってきた跡、つまりここまでの軌跡を表しています。
これまで歩んできた道の中で、自分たちに負けて退場していった無数の選手たち。
彼らの想いを背負った主人公たちは、ここまでくれば十分だなんて思えるはずがありません。
戦ってきた者たちの想いを胸に最後まで全力で突き進んで欲しいという願いが込められているように感じました。

優勝という高みを目指し、誰もが必死で頑張る高校野球。
全力を出し切って負けるのなら悔いはありません。
でも「今のお前らは誰一人そこで収まるようなタマじゃない」
ぶつかり合うどちらのチームにも、それぞれ歩んできた轍があり、引きずり落としてきた無数のチームがあります。
今、この瞬間、全身全霊をかけて勝負をしているシーンが目に浮かびました。

この試合が終わり、明日自分たちが笑っているのか、泣いているのかは誰にも分かりません。
結果がちらつくけど見えない、半透明な明日に怖気づいている主人公ですが、試合で起こったことは全て自分たちの責任です。
一人ひとりの一振りに、皆の想いが詰め込まれている、この晴れ舞台で派手な一本をかっ飛ばしてくれ、と熱いメッセージを送ります。
大舞台で、緊張しながらも精一杯頑張る高校球児たちに向けた、これ以上無いほどの応援歌ですね!

1ヶ月無料で音楽聴き放題!
通常880円/月のAmazonMusicUnlimitedが今なら1ヶ月で体験可能!
この機会に聴き放題サービスをお試ししてみよう!
いつでも解約OK!
さいごに
いかがでしたか?
大会がどんな結果になるのか楽しみです!
Creepy Nutsのこれからの活躍にも注目ですね!
高校野球という国民的な行事にヒップホップという音楽を抜擢してもらえたことが本当に嬉しいです。
球児のみなさんは高校生活の全てを投げうってめちゃくちゃ頑張ってきたんだと思います。それだけで本当にリスペクトです。
テーマソングを通して、そんな選手達と同じ時間を共有できるのは幸せです。
我々にしかできないヒップホップで背中を押せるような曲を必ず作りたいと思います!