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OSCA【東京事変】歌詞の意味を考察!「オスか?」の言葉遊びに込められた真意とは?

東京事変の4thシングル「OSCA」(読み:オスカ、2007年7月)の歌詞の意味を考察します。

ペトロールズの1stミニアルバム「仮免」(2007年4月)に「O.S.C.A.」として収録されている楽曲です。

ギターの浮雲(ペトロールズのボーカル&ギター長岡亮介)さんが作詞・作曲した「OSCA」の歌詞を見ていきましょう。

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OSCA 歌詞考察!

オスか?メスか?

ちょっとそこのMr.Kissは意外に硬派
ちょっとそこのSista Kissはすぐにと示唆

タイトルの「OSCA」はイタリアの自動車メーカー名で、車や自転車が好きな浮雲さんらしさが反映されています。

同時に、池田理代子さんの漫画「ベルサイユのばら」の主人公オスカルが男装の女性であることから、「オスか?メスか?」という言葉遊び的な意味も含まれているそうです。

歌詞で描かれているのは「だらしない男」。

こうした前提を踏まえると、「Mr.」と「硬派」、「Sista」と「示唆」で韻を踏むなど、軽い調子で言葉遊びを連発し、男女問わず声をかける「だらしない男」の姿が浮かび上がってきます。

あんたちょっとつれないね お嬢さん
明日からもう夜通しでどうして居られようか
If you know her お前はもう秒殺

「Sista」と「お嬢さん」はおそらく同一人物でしょう。

「だらしない男」が声をかけたときは「すぐにキスして」と誘いに乗る様子だったのに、その後は「つれない」ようです。

「お嬢さん」は、誰もが出会った瞬間「秒殺」されるかのように一目惚れしてしまうほど魅力的な人物なのでしょう。

そんな「お嬢さん」に相手にされず、「だらしない男」は明日から悶々とした夜を過ごすことになりそうだと嘆いています。

唯一のミスは実は腹の下
件のDSは実話 日常にあって

「Mr.」と「Sista」と「ミス」で韻を踏んでいることから、「お嬢さん」を女性(Sista)だと思い込んでいたけれど、実は男性だった(Mr.)ことが唯一の間違い(ミス)という展開でしょう。

「DS」とは、陸上・水泳・自動車・自転車などの競技で棄権すること(Did not Start)。

「お嬢さん=Sista」がキスをねだりながらもその先は「つれない」様子だった(棄権した)のは、「日常」にあった「実話」のようです。

底無しで癒えない 嬲ろうか
なけなしの羽振りで揺さぶろうか
But you know her お前もそう暴発

「底なし」と「なけなし」、「嬲(なぶ)ろうか」と「揺さぶろうか」で韻を踏むなど、相変わらず軽い調子の言葉遊びが続いています。

「だらしない男」は、「秒殺」されるほど魅力的な「お嬢さん」が男性だったことに、立ち直る見込みがないほどショックを受けました

そのせいで「お嬢さん」をいじめてやろうか、わずかしかないお金を叩いて気持ちを動かそうか、と良くないことを考えています。

しかし魅力的な「お嬢さん」を知ってしまったので、「だらしない男」は欲望を抑えきれません。

ちなみに「男+女+男」の「嬲る」は男性が女性をいじめる、「女+男+女」の「嫐る」は女性が男性をいじめるときに使います。

嗚呼、疑わしい無罪 そのデバイス
Now 一皮剥ける合図 お呼びでない

「Kissはすぐに」は椎名林檎さんの3rdシングル「ここでキスして。」(1999年1月)、「疑わしい無罪」は1stアルバム「無罪モラトリアム」(1999年2月)を示唆しているでしょう。

なおかつ「無罪」と「デバイス」で韻を踏んでいます。

「無罪」とは、「お嬢さん」と「だらしない男」が一線を越えなかったこと。

「デバイス」とはパソコン・スマホなどの本体と周辺機器のことで、「腹の下」の「唯一のミス」を「周辺機器」と表現しているようです。

「一皮剥ける」には「成長する、洗練される」といった意味もありますが、結局下ネタなので、昭和の音楽バラエティ番組「シャボン玉ホリデー」の植木等さんのギャグで締めくくっています

相棒が一皮剥けた?

真赤な OSCA ALFA 手なずけ走破
真金な目力を喰らった それは地上波

これまでは「オスか?」の面が強調されていましたが、ようやく車の「OSCA」が登場しました。

ただ響きを重視した、韻を踏むための言葉選びは相変わらずです。

そのなかでも意味を探るなら、「ここでキスして。」を「地上波」で披露した際の椎名林檎さんの「目力」はものすごかったという話かもしれません。

女性のために楽曲を作るという、女性らしい椎名林檎さん。

浮雲さんは椎名林檎さんの新たな面を引き出すために、「男性か女性かわからない存在=OSCA」を生み出したとも考えられます。

哀愁照りつけるオブリでせかすのだ
ノンケだしもう摂理で動くのだ
Don’t you know her お前を猛調査

「オブリ」は、イタリア語で「義務づけられた、強制された」という意味の音楽用語「オブリガート」の略で、「主旋律」に対する「助奏」(伴奏、オカズ、フィル)のこと。

「ノンケ」とは同性愛者ではない異性愛者、「摂理」とは「自然の法則」です。

椎名林檎さん作詞・作曲の楽曲が「主旋律」だとすると、浮雲さん作詞・作曲の「OSCA」は「助奏」(オブリ)。

浮雲さんらしい役回りということで、意図的にハチャメチャな内容にしているのではないでしょうか。

「摂理」が椎名林檎さんの4thシングル「本能」(1999年10月)を示唆しているとすると、これも「お前(Sista=お嬢さん=OSCA=椎名林檎さん)を猛調査」した結果かもしれません。

嗚呼、疑わしい無罪 そのデバイス
Now 一皮剥ける合図 お呼びでないな
相棒かも sista OSCA
Now 異種なら交配 その気配

「sista OSCA」ということで、「相棒=椎名林檎さん」とつながったようです。

もともと浮雲さんがペトロールズの長岡亮介さんとして「O.S.C.A.」を歌っていることを踏まえると、なおさら「異種交配」的に椎名林檎さんが「一皮剥けた」(いつもと違う側面を見せた)とも考えられるでしょう。

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さいごに

たしかに「OSCA」は女性ファンだけでなく、男性ファンも虜にするような激しいサウンドが魅力的なギターロックです

3rdアルバム「娯楽(バラエティ)」(2007年9月)、ライブベストアルバム「東京コレクション」(2012年2月)、オールタイムベストアルバム「総合」とMV集「Prime Time」(共に2021年12月22日)のほか、ライブ映像集「Spa & Treatment」(2010年3・8月)や「Discovery」(2012年2月)などにも収録されているので、じっくり堪能してください。

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