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ノンフィクション【Saucy Dog】歌詞の意味を考察!『誰もが解っている』こととは?

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今回は、人気3ピースバンド・Saucy Dogの新曲「ノンフィクション」の歌詞を考察していきたいと思います。

1月26日にリリースされるこの楽曲。

1月7日から放送されているWOWOWオリジナルドラマ『神木隆之介の撮休』の主題歌に起用されています。

ドラマの内容も合わせてご紹介します!

ドラマ『神木隆之介の撮休』

忙しい毎日を送る俳優が、ドラマや映画の撮影期間に突然訪れる休日=通称:撮休をどのように過ごしているのかを、気鋭のクリエイターたちが想像して描いたオムニバスドラマシリーズ。

今作はドラマシリーズ第三弾で、第一弾は有村架純さん、第二弾は竹内涼真さんが主役を演じ話題になりました。

人気俳優・神木隆之介さんが自分自身を演じる全8話のパラレルストーリー、ぜひご覧ください!

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ノンフィクション 歌詞考察

夢から覚めてゾッとする
今日も新しい日々の幕開けだ

仮面をつけて準備は完璧
鏡に写った僕は誰?
溜息は部屋に置いて行こうな

曲の冒頭から、現実世界に絶望している主人公の様子が歌われています。

朝、目覚めると、新しい日々が始まる毎日。

特に月曜の朝は、同じように感じる人も多いのではないでしょうか?

主人公は、本当の自分を隠して生活しているようです。

鏡に写った自分を見ても誰だかわからない。

自分に自信の持てない主人公の姿が浮かんできますね。

「溜息は部屋に置いて」表向きの自分を演じます。

雨上がり湿った空気
懐かしい金木犀とペンキの匂いが
鼻につんとくる
あぁ、僕は何をやってるんだろう。

通勤の途中に漂ってくる金木犀とペンキの匂い。

幼少期、家の近くにも金木犀が植えられていたのでしょう、当時のことを思い出して、懐かしんでいる様子が浮かんできます。

夢と希望に満ち溢れていた子供時代。

思い描いていた理想と、成長して大人になった今の自分とのギャップに「僕は何をやってるんだろう。」と落ち込む主人公。

理想と現実のギャップは、多くの人が抱えてる問題なのではないでしょうか?

ツギハギだらけの脱殻なの
自分を殺し続けて
期待外れのロクデナシだと
言わせない為生きてきた
仮面の中で泣いているんだ
誰も本当の僕を知らない

主人公が、自分に自信が持てず、仮面を被るようになってしまった原因が歌われています。

「ツギハギだらけ」「脱穀」という歌詞から、自分のことを中身のない人間だと蔑んでいることが分かりますね。

主人公がそんな考えになってしまった理由。

それは「期待外れのロクデナシ」だと言われないようにするためでした。

周りの人の期待に応えよう、気に入られたい、失望されたくないという強い想いが、自分を殺して本心とは違うキャラクターを生み出してしまったのですね。

本当の自分をさらけ出すことの出来なくなってしまった主人公。

被った仮面の下では泣いていても、その涙に気づいてくれる人は誰もいません。

主人公に感情移入し、切なくなってしまう歌詞ですね。

SNSで知った友達の結婚
置いていかれてる様で焦ってしまう

羨ましくは無いけど別に寂しくないけど
ヤキモチみたいな感じだわ
僕の知らないとこでお幸せに

同世代の友達は、次々に結婚していきます。

自分ひとりが、取り残されているようで焦りを感じる主人公。

「羨ましくは無いけど」「寂しくはないけど」と繰り返される「けど」で、主人公の強がりが表現されています。

自分の友達が取られてしまったと、ヤキモチをやく少し女々しい主人公の姿が想像できます。

また「SNSで知った」という歌詞から、個別に連絡してくれなかたことが分かります。

そうした部分も、「僕の知らないとこでお幸せに」という少し投げやりな言い方に繋がっているように感じました。

あぁ自分がいなくなったって
いくらでも代わりが効くんじゃないか?なんて
もちろん弱気にもなるさ
あぁ。君は上手くやってるんだろ?

友達からの連絡もない、自分の思い描いていた理想とはかけ離れた現実の自分。

自分がいなくなっても、何も変わらないんじゃないかとネガティブになっている姿が歌われています。

確かに、自分の理想と違う人生を歩んでいると、ふと、このように考えてしまうことってありますよね。

「君」は、主人公が現実に絶望していなかった学生時代の友達のことを指しているのでしょう。

今は連絡もとっていない「君」は、多分何もかもうまく行っていて、自分の理想通りの生活をしているんだろ?と、少し卑屈になっている様子が伺えます。

追い剥ぎに遭えば本当の僕を
隠さないで生きれるかな
全てを今曝け出して
フィクションの渦から逃れたら
今よりももっと自由に
自分らしくなれるんだ。きっと

ある日突然、追い剥ぎに遭ったように強制的に仮面を奪われれば、本当の自分をさらけ出せるかもしれない。

嘘で塗り固めているフィクション(虚構)の世界から抜け出し、本当の自分を見せることができれば、自由になれるかもしれない。

本当の自分、ノンフィクションな自分を表に出してみようと、少し前向きな気持ちになりつつあることがわかります。

ただ、ここではいつ来るかわからない「追い剥ぎ」に頼っていて、自分で仮面を外そうとは考えていないようですね。

どうでもいい事で笑いあった後に
急に寂しくなって
不安に駆られて毎晩アルコールを浴びる習慣
今がリアルなんかフィクションなんか
わからなくなってなんかもう。
倒れるように眠りに就くのさ今日も、昨日も

友達との電話のことでしょうか?

くだらないことで笑いあい、電話を切った途端、寂しい気持ち、孤独感に苛まれてお酒を飲む毎日。

フィクションの仮面を被りすぎて、今の自分がどちらなのか、自分自身でも分からなくなってしまっています。

無意味な日常をただ漫然と繰り返していく主人公。

前の歌詞では、本当の自分を見せようと前向きになっていましたが、人間そう簡単には変われませんよね。

最近の夢は大体
高校か中学の同期だ。痛いや。
嫌々今を生きてんのは俺だけ?
時代は有耶無耶になっていく
舞台裏で泣いている
腐敗すら願っている
でも誰もが解かっている

夢の内容からも主人公が過去を懐かしんでいる様子が伺えます。

周りの人は毎日楽しそうに過ごしているのに、自分は嫌々生きている。

そんな日々の生活を続けるうち、未来に希望が持てなくなってしまったのでしょう。

目まぐるしく変化していく時代の中で、ひとり取り残されてしまったかのような喪失感。

「腐敗すら願っている」と、世界の崩壊を望んでいるかのような歌詞も出てきます。

今を生きる多くの人が感じているこの気持ち。

「でも誰もが解っている」、、、。

最後の歌詞へと続きます。

踏み出した足、ドアの向こう側へと
まるごと愛せばいいのさ
期限付きの悲しみに
浸るのはもう辞めてしまえ
止まない雨もいつか止んで
乾いた場所は誰も知らない

誰もが解っていること、それは「止まない雨はない」ということです。

今がどれ程辛くても、いつかは笑って話せる日がきっと来ます。

悲しみは期限付き、いつまでもズルズルと引きずっていてはもったいないよというメッセージが込められているように感じました。

今日も、また一歩を踏み出して、今というその時を「まるごと愛せばいいのさ」と、これからの生活を前向きに捉えられるようになった主人公の姿が描かれていますね。

「乾いた場所は誰も知らない」とは、理想の場所・理想の自分は誰にもわからない、自分で見つけ出すしか無いんだというメッセージが込められているように感じました。

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さいごに

いかがでしたか?

今を生きる多くの人が共感できる素敵な楽曲ですね。

困難にぶつかっている人、辛い思いをしている人に、いつかきっと笑える日が来ると、優しく呼びかけている様子が浮かんできました。

Saucy Dogのこれからの活躍に注目です!

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