今回はチャンネル登録者数460万人超の大人気YouTuber・スカイピースが6月15日にリリースする新曲「脳SIGNAL」の歌詞を考察していきたいと思います。
中高生を中心にZ世代から圧倒的支持を受けているスカイピース。
YouTuberとしてだけでなく、音楽ユニットとしても絶大な人気を誇っています。
3月にリリースされた「トモダチ」も、恋の葛藤を切なく歌い上げた曲で、ファンの心を掴みました。
今作は「人が成長していくにつれて 器用さゆえに相手の気持ちがわからなくなって、互いの心を探りあってしまうようなまっすぐいけないような恋愛がテーマ」だそう。
これまでのスカイピースの曲イメージとは異なり、大人のラブソングに仕上がっているようです。
スカイピースのTwitterアカウントでは、毎日SIGNALをイメージしたティザーが投稿されていますので、そちらも是非チェックしてみてください!

脳SIGNAL 歌詞考察
Slowly good morning glory smoaking
a long time no see 夜のあの日から君の瞳の虜に
アルコール入れて気分上がり気味
今夜うちに来てって誘ってみたりall light tonight 緊張しかない
one night はない心に決めて
そうない 話を笑い話に変えてみんなに
話でもしようか
「脳SIGNAL」は、前作「トモダチ」とは対象的に、大人のラブソングという印象を受けました。
主人公は20代後半の男性をイメージしているのではないでしょうか?
スカイピースの二人が、自分たちと同世代を思って歌っているように思います。
<a long time no see あの日から君の瞳の虜に>
歌詞では冒頭から、主人公が想いを寄せる君が登場します。
「あの日から」という歌詞から、長い間、想いを打ち明けられないでいることが読み取れますね。
お酒を飲んで、自分の気分を上げてから、君を自宅に誘います。
君は主人公の誘いに乗ってくれたようです。
自宅に来てくれることになって嬉しい反面、今日想いを伝えなければ…という緊張感に襲われる主人公。
「one night」で終わる関係には絶対にしないぞ、という主人公の強い決意が表現されていますね。
<そうない 話を笑い話に変えてみんなに 話でもしようか>
想いを寄せる君を自宅に誘ったというのは、過去の出来事のようです。
なかなか経験することのないシュチュエーション、二人がその後どうなったのかが、これより後に歌われます。
内緒だっていうから誰にも言えないじゃないか
会いたいって気持ちは誰に伝えればいい
君に伝えたところで困るだけでしょ
会いたくもないなら そう言ってよ
家に到着してからの出来事は歌われていませんが、二人が付き合うことはなかったようです。
家に行ったことも内緒にして欲しいとお願いしてきた君。
君に会いたいという想いが募りますが、誰かに君の話をするわけにもいきません。
<君に伝えたところで困るだけでしょ 会いたくもないなら そう言ってよ>
どうやら君は、主人公に対して思わせぶりな態度をとっているようです。
自分のことが嫌いなのか?嫌いならハッキリ言ってよ!という主人公のもどかしい気持ちが伝わってきますね。
遊びじゃないんだよ 今夜は一緒に居ようよ
NO SIGNAL
もう朝になるんだよ 扉開けないでよ
NO SIGNAL
なんで君は誘ったの なんとも思ってなんていなかったのに oh lady
ダメダメな俺の脳
どっちつかずな態度をとる君ですが、ある夜、主人公を誘ったようです。
君への想いに蓋をして、考えないようにしていた主人公ですが、声をかけられたら誘いに乗ってしまいますよね。
主人公の本気の想いを、気づかないふりをして「NO SIGNAL」のらりくらりと躱す君の姿が浮かんできました。
君の手のひらで踊らされているだけだと分かってはいても、君のことで頭がいっぱいになる自分の脳を「ダメダメな俺の脳」と表現しているようです。
グルグル廻る 世界自然と火照ってる
狂う狂う 映る景色 霞んで補正
寄せる好意 何度目の恋
綺麗と言い難いラブストーリー
自分へ募るアイロニー
脚本で演じれればいいのに
誘われた先はクラブでしょうか?
お酒を飲んで踊っているシーンが浮かびました。
音楽に合わせてグルグル回っているうちに、アルコールも相まって火照ってくる体。
今日も君に対して好意をぶつけますが、いつも通り躱されてしまいます。
まさに <綺麗と言い難いラブストーリー> ですね。
アイロニーとは「皮肉」という意味。
望みが無いと分かっていながらも、君のことを諦めきれない自分自身に、アイロニー、苛立ち、虚しさを募らせている様子がわかります。
これが脚本のあるドラマだったらどんなに良いか、虚しい現実から目を背けている主人公の姿が浮かびました。
もう遊びはないって 真っ当な人間に内定
醒めたら”もういい”なんてオチ無い
君はそう簡単に落ちない はぁ。遊びじゃない ねぇ 一緒に居たいって
信じてくれたら幸せなんだけどな
ビビッと脳に直通 本気だと超普通
不器用さはTOP2 僕と一緒ならさせないぜ?退屈
これまでの主人公は、だいぶ遊んでいたようです。
one night な関係を繰り返し、酔いが醒めたら”もういい”と別れていた若い頃の自分。
しかし20代も後半に差し掛かり、遊びは卒業、「真っ当な人間に内定」します。
自分は変わったんだ、もう若い頃の遊んでいた自分じゃないんだと、アピールしても、そう簡単に君は落ちてくれません。
自分のこの気持ちを信じてくれたら幸せなのに。
主人公の切ない願いが歌われていますね。
君の瞳を見たとき、ビビッと脳に直接届いたあの感覚、遊びの相手には面白おかしく接することが出来ますが、本気の相手には超普通な接し方しか出来ません。
それだけ主人公が、君に対して本気であることがわかります。
<ビビッと脳に直通 本気だと超普通 不器用さはTOP2 僕と一緒ならさせないぜ?退屈>
この部分は、綺麗に韻を踏んでいて聴いていて心地の良いリリックになっていますね。
遊びじゃないんだよ 今夜は一緒に居ようよ
NO SIGNAL
もう朝になるんだよ 扉開けないでよ
NO SIGNAL
なんで君は誘ったの なんとも思ってなんていなかったのに oh lady
ダメダメな俺の脳人を好きになるって気持ち忘れてたのに 夜のあの日
君は僕の傷を癒やしたのかエグったのか
魔法かけられて命宿った
もういっそ離れたくないな 否、
このままサヨナラはイヤイヤ
サビは繰り返しになりますが、よく分からない君の気持ちに対するもどかしさが歌われます。
家に誘った夜、君に振られ、人を好きになる気持ちを封印していたのに、また誘ってきた君。
目的がわからない君の態度に戸惑いながらも、釣られていった主人公は、もう一度アタックしようと試みます。
よく分からない関係を続けるのは嫌だ、君の本心を聞きたいという、主人公の心の内が表現されているように感じました。
本気だったんだよ 今夜は独りだよ
NO SIGNAL
もう朝になるなよ 日昇らないでよ
NO SIGNAL
なんで僕はこうなったの 全部君が気味が悪かったんだよ oh lady
ダメダメな俺の脳遊びじゃないんだよ 今夜は一緒に居ようよ
NO SIGNAL
もう朝になるんだよ 扉開けないでよ
NO SIGNAL
なんで君は誘ったの なんとも思ってなんていなかったのに oh lady
ダメダメな俺の脳
再び想いを伝えた結果、また振られてしまったようです。
本気の恋が終わり、独りでぽつんと座っている主人公の姿が浮かんできました。
<もう朝になるなよ 日昇らないでよ> という歌詞から、振られたことで主人公が絶望を感じていることがわかりますね。
どうして、こんなことになってしまったのか?
元はと言えば、君が思わせぶりな態度をとって、自分の恋心に再び火を付けたことが原因なのです。
結果的に、君は主人公の傷をエグってしまったということですね。
しかし主人公は、失恋の傷口をえぐられたにもかかわらず、君を嫌いになったり、憎んだりすることは出来ません。
最後まで、君に振り回されてしまうダメダメな主人公の姿が歌われた素敵な楽曲でした!

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さいごに
いかがでしたか?
これまでのスカイピースとは系統の違う、素敵な楽曲でした。
ジャンルやテーマに囚われず、自分たちの世界を表現するスカイピース、これからの活躍からも目が離せません。