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Never Come Back【緑黄色社会】歌詞の意味を考察!悪循環を断ち切れない女性のラブソング

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緑黄色社会(リョクシャカ)「Never Come Back」の歌詞の意味を考察します。

3rdミニアルバム「溢れた水の行方」(2018年11月)の3曲目。

小林壱誓さんが作詞、穴見真吾さんが作曲した「Never Come Back」の歌詞の意味をチェックしましょう。

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Never Come Back 歌詞考察

過ちを繰り返す男性の彼女

巡り巡ってあなたは
回り回ってわたしに立ち寄った
煌めきはそう続かない

探り探ってあなたに
潜り潜ってわたしは彷徨った
煌めきはもう届かない

出典:Never Come Back / 作詞:小林壱誓 作曲:穴見真吾

「Never Come Back」の作詞を担当したのはギターの小林壱誓さん(男性)で、ボーカルも務めていますが、メインボーカルは長屋晴子さん(女性)なので、「同じ過ちを別の女性に対しても繰り返してしまう男性」の「彼女目線」で描かれています。

つまり「あなた」が「過ちを繰り返す男性」で、「わたし」が「その彼女」という設定です。

どうやら「あなた」は「1対1で付き合う」という常識に欠けているらしく、複数の女性のもとを転々としていて、「わたし」もそのうちのひとりにすぎないことが伝わってきます。

気まぐれな自由人なのか、放浪癖がある遊び人なのかはわかりませんが、いずれにしても恋愛は「立ち寄る」感覚でしかないようで、じっくり付き合うことができないタイプなのでしょう。

ところが、こうした「ダメな男性」の沼にハマりがちな女性もいるものです。

「あなた」の「わたし」に対する気持ちはすでに冷めていて、「わたし」がどれほど「あなた」に尽くしても思いは伝わらない状態になっています。

それでも「あなた」は「わたし」のもとを「立ち寄る」ことを止めず、「わたし」は「あなた」のことで悩み迷い続けているのでしょう。

渇いて湧いて
繰り返した涙

触れたら壊れてしまうほど
張りつめていた表情

優しく抱いて
目まぐるしく変わる
喜怒哀楽

出典:Never Come Back / 作詞:小林壱誓 作曲:穴見真吾

「わたし」の「涙」や「表情」や「感情」が「目まぐるしく変わる」ように、「あなた」は相手の女性をころころと「変えている」という話でしょう。

これほど浮気性の男性ならば、「立ち寄られる」女性たちがそれぞれ関係性を断ち切ればいいのではないでしょうか。

しかし、おそらくほとんどの女性がたまに訪れる男性を受け入れてしまうか、新たな女性が現れるだけという悪循環に陥っていると考えられます。

「ダメな男性」に対して、「私が相手をしてあげなければいけない」といった誤った母性本能が働くパターンもあるものです。

いつも ローテーション
どれもが ノンフィクション

必ず終わりのあることなら
終わらせてしまえるのに
次へと転がってく ローテーション

出典:Never Come Back / 作詞:小林壱誓 作曲:穴見真吾

「いつも(悪)循環、どれもが実話で終わりがない」とのこと。

第三者からすると、いつでも「終わらせられる」ように思われますが、当事者にとっては「終わらせられない」関係のようです。

共感するのも難しく、第三者には口を挟む余地もないとすると、リスナーは「あなた」も「わたし」も反面教師にするしかないかもしれませんね。

帰れない?変えれない?

アルバムに挟んでしまったら
さよならと同じだけ遠くなって
心にはもう帰らない

温もりが残っていようとも
悲しみが少しだけハミ出して
それだけでもう帰れない

出典:Never Come Back / 作詞:小林壱誓 作曲:穴見真吾

「あなたとわたしが写った写真をアルバムに挟む」と過去の思い出になり、「あなたの心はわたしのもとには帰ってこない」という意味でしょうか。

「帰らない→帰れない」と変化しているところが、最終的なオチの伏線になっています。

習慣的に「あなた」は「わたし」のもとに帰ってくるわけですが、もう「心」はこもっていないので「心が帰らない→帰れない」という話でしょう。

「アルバムに挟む」のは写真だけでなく、「Never Come Back」という楽曲がミニアルバム「溢れた水の行方」に挟まれて収録曲になっているといった遊び心も込められているのかもしれません。

渇いて湧いて
繰り返した涙

触れたら壊れてしまうけど
まだ続けていたいと

笑顔で泣いて
息苦しく混ざる
喜怒哀楽

出典:Never Come Back / 作詞:小林壱誓 作曲:穴見真吾

1番とほとんど同じですが、「張りつめていた表情」が「まだ続けていたいと」、「優しく抱いて 目まぐるしく変わる」が「笑顔で泣いて 息苦しく混ざる」に変わりました。

「わたし」自身が、複数人と交際する「あなた」との関係を「続けたい」のであれば、「好きにすればいい」としか言いようがありません。

感情がボロボロになって、自分もまわりも傷つけるという迷惑だけはかけないようにすればいいのではないでしょうか。

いつも ローテーション
どれもが ノンフィクション
ゆれる センセーション
あふれて コンフュージョン

必ず終わりのあることなら
終わらせてしまえるのに
次へと転がってく ノンフィクション

出典:Never Come Back / 作詞:小林壱誓 作曲:穴見真吾

サビも1番とほとんど同じですが、「ゆれる~コンフュージョン」の部分が加わりました。

「センセーション」は「感覚」、「コンフュージョン」は「混乱」という意味です。

「1対1」の交際でもそれなりに悩みはあるかもしれませんが、浮気性の男性との付き合いはやはり大変なのではないでしょうか。

いつもローテーション、ノンフィクション
(巡り巡ってあなたは、回り回ってわたしに、もう届かない)
止まれローテーション、センセーション、もう変えれない
(探り探ってあなたに、潜り潜ってわたしは、
もう帰れない、もう変えれない)

終わりのあることなら
終わらせてしまえるのに
何故だか止められない ローテーション

出典:Never Come Back / 作詞:小林壱誓 作曲:穴見真吾

「帰らない→帰れない」という伏線が、最終的に「変えれない」というオチに結びつきました。

「あなた」が「わたし」のもとに「帰らない」ようになると、必然的に2人の関係性は「終わる」はずですが、「(わたしのもとに)心は帰らないのに、体は帰ってくる」のでダラダラと続いてしまうのでしょう。

「わたし」自身も「(あなたのもとに)心は帰らないのに、悪循環も変えられない」のでキリがないと考えられます。

これからも悪循環は続くようなので、やはり反面教師にするしかなさそうです。

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さいごに

この「Never Come Back」という楽曲で、「どうしようもない関係性を歌詞として提示して、リョクシャカはいったい何を表現したかったのか?」という意図もはっきりしませんでしたが、もしかしたらベースの穴見真吾さんが作曲する際、元になったというアコギのフレーズがループしているので、繰り返しのサウンドを歌詞でも表現したのかもしれません。

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