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今回はRADWIMPSのメジャー7枚目アルバム『ANTI ANTI GENERATION』に収録されている『泣き出しそうだよfeat.あいみょん』の歌詞について考察していきます!
エモーショナルな歌詞の代表格と言っても過言ではない二人の豪華コラボなナンバーは、忘れられない「君」をめぐる失恋ソング。切なく美しい楽曲に仕上がっています。
登場人物は「僕」「私」「君」。
別れた男女がそれぞれお互いのことをいまだに忘れられずにいます。
洋次郎のパートを男性、あいみょんのパートを女性の視点から歌っているのだと解釈できます。
では、一体どのような歌詞なのでしょうか?見てきましょう!

『泣き出しそうだよ feat.あいみょん』歌詞考察
コーヒーを飲めなかった君へ

野田洋次郎のパートから始まる冒頭。
別れてしまった「君」が今どうしているのか忘れられずに気にかけています。
「君」はコーヒーが飲めないちょっぴり幼いイメージの女の子のようです。
「僕を忘れて大人にならないで」といったメッセージも込められているかもしれません。
「君」への深い思いを持っているため、今も名前を呼びそうになる。
街中で似ている人がいると目で追ってしまうように、心の中に「君」が染み付いて取り除けない失意が歌われます。
あの時を後悔しても戻らない

ここでは前半が野田洋次郎、後半があいみょんとパートが変わります。
「僕」の不甲斐なさ、強がりが垣間見れる箇所。
あの時しっかり「好き」と言わなかったことを後悔しているんですね。
一緒に居た時に聴いた曲、相手が好きだった曲。2人を象徴する思い出の曲が今や悲しい曲に様変わり、孤独な夜は泣き出しそうになるのです。
馬鹿な私

2番のはじめはあいみょんパート。女性視点で別れの悲しさが歌われます。
男性から「君はバカだね」とからかわれていたのでしょうか。今になってはその言葉が悪い意味で本当になり、別れても「僕」を慕い続ける状態になってしまっています。
男性側から言われていた「バカ」のあの声やそのトーンを思い出して、さらに切なくなっている自分を馬鹿だと自嘲しているようです。
お互いの気持ち

2番サビ。1番と一緒と一緒なのは、つまり「僕」も「君」も同じ気持ちでいるということ。
でもお互いが強がりのせいで、再会を果たせません。
考えすぎて眠る方法も分からなくなってしまう。2人はそんな苦い思いを抱えながら夜は更けていきます。
今頃あなたの隣には

前半は野田洋二郎、後半はあいみょんのパート。
お互いがお互いを求めあっているにも関わらず、強がりな性格が邪魔をして連絡を取れないでいる。
そうしているうちに、相手には新しいパートナーができたのではないか?と勝手に寂しい想像をしているのでしょう。
もし本当に相手が新しい恋人を得ていたら、怖いから確認しない。
これ以上の苦しみを抱えないように最悪なイメージをしておく。
失恋した人ならわかる最も切ない感情ではないでしょうか?
二人にできなかったこと

2人にできなかったことは「好き」だと伝えられなかったこと。
強がりのまま別れてしまった2人、そして、別れてもなお強がっている2人。
共に”無様になれたら楽だったのかな”と自分を責め、泣き出しそうな感情に苛まれています。
ラストの”そろそろ眠らないと”の歌詞からは、なんとか乗り越えようとする気持ちが垣間見れますね。それはただただ切ない夜になっていきます…

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おわりに
いかがでしたか?
豪華コラボによって紡ぎだされた切ない失恋ソング。強がりや不甲斐なさが繊細に描かれており、ストレートに泣き出しそうになります。
ぜひ聴いてみてください!