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胸の煙【ずっと真夜中でいいのに。】歌詞の意味を考察!主人公の苦悩と惨めな解放!

今回は2021年2月に発売されたずっと真夜中でいいのに。のセカンドアルバム「ぐされ」より「胸の煙」の歌詞を考察していきます!

アレンジは100回嘔吐さんとMVは個人制作アニメーターのしのさんが担当。

MVはすでに429万回も再生されている人気曲。(2021年7月現在)

疾走感のある曲調はかなり中毒性があって、何度も聞きたくなりますよね。

それではさっそく歌詞の考察を始めていきましょう!

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胸の煙 歌詞考察

予定調和な2人の関係

もう若干ジェラ付き
指の中 生乾きsmoky cloudy
縺れていって 大好き
口の中 仲直りpinkie promise

曲の題名となった「胸の煙」とは胸の中の激しい思いや、それが叶わない苦しい思いのこと

この曲の歌詞では、君との都合の良い関係に悩む主人公の「胸の煙」を描いているのではないかと考えます。

「ジェラ付き」とはジェラシー、嫉妬のこと。

主人公は相手に恋心があって、相手の本命である人物に嫉妬しているようです。

主人公は君にとって優先順位2番目の相手ということではないでしょうか。

「smoky cloudy」は煙雲(えんうん)、煙のような雲でもやのようなもの。

「pinkie promise」とは指切りをすること。

「縺れていって」という言葉のように、歌詞自体も縺れて絡まっているようなところが面白いポイントになっています。

よく見ると指の中と仲直り、口の中と生乾きのほうが本来なら意味が合いそうです。

さらに「縺れていって 大好き」は曲を聞いていると“もう連れて行って大好き”にも聞こえます。

もしかしたらダブルミーニングで、主人公の隠された本音を歌っているのかもしれません。

どうして 予定調和に過ぎない無意味たち
君は知ってる。
こうして 指に触れては よじれてく熱も

「予定調和」とは人や物事が予想したとおりに進行し、予想と結果が同じになること

「君は知ってる。」から相手である君は、予定調和の行く末を知っている。

君が主導権を握っている関係ということでしょう。

2人の関係は結局”都合の良い関係”であり、相手に触れるような行為も、予定調和な関係の前ではもはや無意味だということを表しているようです。

惨めな解放とは?

確かに きっと不確かに
すぐ乱れていった
報われた 大袈裟なくらいじゃ
ありのまま 惨めな解放だ
辛いより もっと辛いより
すぐ堕ちていった
抱きしめて 喚いて
鳴いたりはしなくなっても
静かな波だわ waaaaa

「すぐ乱れていった」のは主人公と君の関係

「惨めな解放」は大好きな君に相手にされない惨めな主人公が自分を卑下しながらも、その苦しみからの解放という意味ではないでしょうか。

自分が辛くなると分かっていながらも、君に堕ちていく主人公

「静かな波だわ」は曲を聞くと「静かな涙は」にも聞こえます。

「waaaaa」の表記も、声にならない心の叫びを表しているようです。

悲しみや怒りをぶつけることは昔ほどしなくなっても、君には見せないところで静かに涙する主人公の姿が浮かびます。

関係を終わらせたい主人公

もう辛さに集中 入り込める
気持ちよく 中止準備
もし振られてた想定 入り込める
出会った瞬間に している

主人公は君との関係を辛いけれど終わらせるための心構え、2人の関係の「中止準備」をします。

「もし振られてた想定」という言葉から、2人の関係は主人公から話をして始まったようです。

「もし出会った時に振られてたら…」という主人公の苦悩を表しています。

煙撒いてくる 待って
唯一話せる デリバリー
とっくに溶けるように
頭に浮かぶまま
在り来たりなの 待って
言い換えたキスならヘルシー
とっくに溶けるように
胸の奥砕いて

「煙撒いてくる」とは煙(けむ)に巻く、大げさに言いたてて相手を惑わせるという意味です。

2人の関係を終わらせようと主人公は覚悟していたのに、相変わらず惑わせてくる君に「待って」と言いたい主人公。

ありきたりな言葉ではなくキスをして、結局溶けるように落ちてしまう

どうして 予定調和に過ぎない無意味たち
君は知ってる。
こうして 口に含んでは誰も選べない

1番とは最後の文だけ変わっています。

「口に含んでは誰も選べない」は主人公が口にしたかった言葉を押し殺しても、誰もその想いに気づかないことはもちろん、未来も変わらないというような意味ではないでしょうか。

主人公の胸の煙

どんな自堕落も 乗りこなせる
しっかり真面目に 苦しんだけど
割り切ったり でも求めたり
続ける範囲内じゃ 壊せない
声を発するまで 精一杯で
始められない

ここでは主人公の心の葛藤を歌っています。

「自堕落」とはだらしがないこと。

けじめのない関係に真面目に苦しんだ主人公。

この関係を割り切ってみようとしたり、でも真剣に君を求めたり。

このままの関係を続けるなら、次のステップへいけない。

君に本音を伝えるまでが難しくて、何も始められない。

静かな涙が暖かい涙へ

確かに きっと不確かに
すぐ乱れていった
報われた 大袈裟なくらいじゃ
ありのまま 惨めな解放だ
辛いより もっと辛いより
すぐ堕ちていった
透明で冷たくて
見透かされてばかりだけど
暖かい涙は
楽しめてゆくから

ここのサビ部分は最後だけ歌詞が変わっています。

主人公から見た君は、透明色のようによく見えず冷たい性格、そして自分の心をいつも見透かしてくるような人物。

そんな2人の関係でしたが、ここでは静かな涙が「暖かい涙」に変わっています。

主人公が君との関係で苦しんだ辛さを涙とともに乗りこえていこうとしているようで、少し希望を感じられる歌詞になっています。

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さいごに

ここまで「胸の煙」の歌詞を考察してきました。

ちなみに英題としてつけられている「One’s Mind」は、胸の煙の意味と同じように“心の中の思い”という意味。

この歌詞は主人公の苦しみに共感できることはもちろん、主人公の胸の煙が暖かい涙となり、きれいに晴れていくことを願いたくなるような歌詞でした。

また「胸の煙」はMVも素晴らしく、しのさんの見事なアニメーションとループするストーリー構成も魅力的で何度も見たくなります。

ぜひ歌詞とMVにも注目しながら楽しんでみてください!