今回はyamaさんの新曲「MoonWalker」の歌詞を考察していきたいと思います。
3月18日にリリースされたこの楽曲は、dアニメストアの新CMタイアップソングとして制作されました。
作詞作曲は、人気ボカロP・ニトさんで、CMのキャッチコピーである「好きに全振ろう!」というメッセージが込められているそうです。
yamaさんの楽曲コメントと合わせて見ていきましょう!
楽曲コメント
yamaさんからCMを見る人へ向けたメッセージをご紹介します。
yamaさんからのエールが込められた、聴いた人が自分の好きなことを思い出して前向きな気持ちになれる曲。
どんな歌詞なのか楽しみですね!

MoonWalker 歌詞考察

日付が変わった頃に目覚めた夜型の主人公。
終電列車で夜の街に繰り出します。
電車で向かいの窓を見ると窓に映った自分の肩に触れるように輝く月。
好きと言えるものがある。夢中になれるものがある。 それって最強じゃない?
他人の評価、世間の評判、そんなものはどうだっていい。
まっすぐ、君の好きを貫けばいい。 待ってるよ、次元を超えたその先で。
yamaさんのコメントやCMのナレーションからも分かる通り、この楽曲・CMは、自分の好きをもっと出していこうというエールが込められています。
果たして主人公の「好き」は何なのでしょうか?
続きを見ていきましょう。

あるとき、主人公の中に芽生えた「静かな夢」
その夢を持った瞬間、自分を取り巻く環境、世界の見え方が変わりました。
「脆くて痛ましい日々」とは、夢を叶えるまでに通らなければならない過酷な道を表しているのでしょう。
そうした辛い日々も愛せるほど夢中に突き進んでいって欲しいという未来の自分からのメッセージのように聴こえました。

メーデーには、5月に行われる労働者の祭典という意味と、航空機などの救難信号の意味があります。
「限界高度破って」という歌詞から、ここでは後者の意味で使われていると考えます。
「かき鳴らせメーデー」とは、周りの目を気にして自分の好きなことを我慢している人たちへ、勇気を持って声を上げ、自分の好きを貫こうよという呼びかけなのではないでしょうか?
「命を込めて踊りだせ」という部分の歌詞から、主人公の好きなことがダンスであることが想像できます。
タイトルの「MoonWalker」と合わせて考えると、ストリート系のダンスをしているのでしょう。
起きて電車に乗って向かった先は、ダンスの練習場所なのかもしれませんね。
夜の街で一心不乱に練習している様子が浮かびます。
「爆ぜて」には、はじける、飛び散るといった意味がありますが、英語では「pop」と表示されることがあります。
これも、ストリートダンスに分類されるポップ、ポッピングという筋肉を弾いて踊るダンスを表現しているように思います。

きっとダンスを極めようとしている主人公も、周りの人から「ダンスなんて…」「何の役にたつの?」など、心無い言葉を掛けられたことでしょう。
でも、「誰がなんと言おうと 僕じゃないと見えない世界なのだ」
周りの事を気にせず、自分の信じた道を突き進んでいくんだという強い決意が読み取れます。
仮にそれが悪夢であったとしても、他の誰に迷惑をかけるわけでもありません。
自分で選んだ道の責任は自分で取るんだから好きにやらせてくれという主人公の覚悟が伝わってきますね。
一度きりの人生、どうせなら「月(高い目標、トップ)」を目指してやろうじゃないかと歌います。

主人公の「脆くて痛ましい日々」が描かれます。
夢を追い続ける中で直面した挫折ですね。
挫折を経験したとしても、その経験が自らの血肉となって、未来の成功を創り出す。
「だから今は泣いたっていい 少し離れたっていい」
どこに向かったとしても、自分であることには変わりないのだから、というメッセージのように聴こえました。
今、困難に直面している人に刺さる歌詞なのではないでしょうか?

巷には、ドリームキラーと呼ばれる他者の夢を諦めさせようとしてくる輩がわんさかいます。
自分の中に芽生えた小さな期待も容赦なく潰してくる濁った世界。
こんな理不尽な環境でどうやって好きを貫けと言うんだ、と葛藤している主人公の姿が浮かんできました。

たった一人で自分の夢にひたむきな努力を積み重ねる主人公。
誰も助けてくれない、闇の中を一人で進む主人公の苦悩が歌われていますね。
正しいかわからない道を一人で進んでいくことが、怖くないはずがありません。
しかし、自分の選んだ道は決して譲れない、進む過程の痛みや感じる弱さも全て含めて僕なのだから。
夢に向かって努力する人の気持ちを代弁しています。

あの日描いた夢が叶う瞬間が歌われます。
何度も他人に潰されそうになった日々も、苦しくて悩んだ日々も、今この瞬間を迎えるためにあったのだと理解した主人公。
タイトル通り「月でも歩こうか」と、心が軽くなっている様子がわかります。
積み重ねてきた自分の功績は何光年も先へと続いていて、これから何億年と煌めき続けることでしょう。
主人公は正真正銘のスター(星)になったのです。

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さいごに
いかがでしたか?
夢へ向かって努力する人に向けた応援歌。
今頑張っている人に刺さる歌詞で溢れていましたね。
CMも必見です!
環境によっては好きなことを心から楽しめなかったり、勇気が必要だったり、自信がなかったりと、「好きなこと」を忘れてしまうこともありますよね。
今回の楽曲「MoonWalker」を聞いた時に皆さんが好きなことを思い出し、少しでも前向きになって頂けたら嬉しいです。
エールを送るつもりで歌わせて頂きました。
ぜひお楽しみください!