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真赤【My Hair is Bad】歌詞の意味を考察!切ない失恋ソング

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2008年、新潟県上越市で結成された3ピースバンド、マイヘアことMy Hair is Bad(マイヘアーイズバッド)。

「真赤」(読み方:まっか)は2ndシングル「一目惚れ e.p.」(2015年7月)のリード曲で、2ndアルバム「woman’s」(2016年10月)にも収録されています。

ボーカル&ギターの椎木知仁(しいき ともみ)さんが作詞・作曲した「真赤」の歌詞の意味を考察していきましょう。

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真赤 歌詞考察

等身大の恋が描かれている

ブラジャーのホックを外す時だけ
心の中までわかった気がした
携帯なんて出なくていい
いつの間にか
時間が止まればいい
翌朝、君は先に出ていった
僕にと、鍵、残して

もしかしたらAI(人工知能)やBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)が進化して、他人の心がわかる未来が訪れるかもしれません。

しかしシンギュラリティ(技術的特異点)を迎える前の現代では、自分以外の心は誰にもわからないものです。

それなのに「真赤」の主人公「僕」には、「君」の心がわかるような瞬間があるといいます。

2人きりの夜、物理的に距離が近づくことで「心まで共有できればいいのに」という願望も入っているのではないでしょうか。

本当は時間が止まらないこともわかっているはずですが、「誰にも邪魔されず、ずっと一緒にいたい」という気持ちがあふれています。

これほど好きでたまらない相手から合鍵を渡されたら、さぞかし嬉しいことでしょう。

夕立ちの止んだ街が近付けた
ただ陽が落ちた、下北は地下のライブハウス
いつもは冷たくするくせに
二人の時は優しくするんだね
君は言う「あなた、犬みたいでいい」って

2人が付き合うようになったきっかけは、東京・下北沢にあるライブハウスでした。

バンドマン椎木知仁さんの実話が元になっていることが伝わってきます。

普段は素っ気ない態度をとるのに、2人きりになると優しく接する「君」。

まわりの目を気にしているのか、「君」にはツンデレのような二面性があることが発覚します。

そして「君」の口から飛び出すのが、「犬みたい」というパワーワードです。

「顔が犬っぽくてかわいい」などの褒め言葉ではなく、「人間と飼い犬」みたいな主従関係になっているから都合がいいという高飛車な発言。

恋愛のかたちは人それぞれで、女王様気質の女性を好む男性もいるとは思われますが、果たして大丈夫なのでしょうか。

三番線に悲しい音が流れた
曖昧な誓い、会いたいが痛い
バイバイが聞こえなくなるように

案の定、2人は別れてしまいました。

振り返ってみると合鍵を渡すときも「君」のほうから一方的な感じでしたが、別れも電車のホームで突然「君」が切り出したと考えられます。

「僕」にとっては「君」に未練を残したままの失恋。

振られたときも「音」に敏感で、電車の発車メロディが「君」の別れの言葉を搔き消すようにと望んでいるところが切ないですね。

春、恋に落ちて
耳を澄まして
君を探して
僕は誰かを
ついに失って
それでもいいって
君を待とうって決めてた
夏の匂いがした

「僕」は「君」との交際を回想しています。

「君」のことを好きになった季節は春で、別れた後に「夏の匂い」を感じました。

春だけの短い交際期間だったにもかかわらず、「僕」は「君」が戻ってくるまで待つ、あるいは振られても好きなままでいると覚悟しています。

夏といえば「青春真っ盛り、恋愛の本番」といったイメージもあるもの。

そのため「夏の匂い」には「本物の恋へと発展する前に終わったけれど、その兆しは感じられた」などの願望が入り混じった未練が見え隠れします。

「真赤」の意味

0.1秒で飽きる毎日が
突然、輝き出したんだ
目が合うだけでも
なぜだか胸が痛んだ
空っぽのコルクボードには
どんな写真があったのか気になった
見つめたまま隣で黙っていた
君の犬なりに気を遣ったんだ

引き続き、「僕」は「君」との思い出に浸っています。

恋愛の高揚感によって、何気ない日常まで活力がみなぎった「僕」。

しかし「君」の部屋には写真を外した形跡がありました。

もともと「君」にとって本命の彼氏の写真が飾ってあったのでしょう。

「僕」が来るときだけ遠慮したのか、本命の彼氏とうまくいかなくなったから外したのか、どちらにしても誰かの影がちらつきます。

「僕」が正式な交際相手であれば2人の写真を飾ればいいわけですが、それは叶いません。

なぜなら「僕」は「君の犬」だからです。

自ら主従関係を認め、写真の話を持ち出さなかったところも、「君」にとっては都合が良かったでしょう。

振り向いて欲しくて
なぜか甘えてしまう
格好つかないよなって笑ってた
合鍵を返して
首輪を外して
ちゃんと言おうって決めてた

従順な犬は飼い主に「待て」と言われたら、いつまでも待ち続けます。

「僕」は「君」から別れを告げられたものの、まだ合鍵を持っていました。

この合鍵こそが犬の首輪のような役割を果たし、「君」という鎖に繋がれたままなのでしょう。

「僕」は手元に合鍵があるから、いつか「君」が戻ってくるはずだと考えています。

そのときには首輪のような合鍵を返し、「何かを話す」と覚悟していますが、いったいどのような内容なのでしょうか。

君を纏って
頬に触れたって
ただ響かなくて
距離は愛しさを
また髪を切って
ふいに風が吹いて
君に言おうって思ってた
夏の匂いがした

赤い首輪はついたまま

「僕」が「君」に伝えたかったのは「夏の匂い」

その香りにはさまざまなニュアンスが含まれます。

都合のいい相手ではなく、本物の恋人同士になり、夏の思い出を一緒に作ろうという意味かもしれません。

逆に、合鍵を返して「君」への未練を断ち切るという宣言の可能性もあります。

最後に「真赤」というタイトルの由来が明かされました。

もしかしたら合鍵には赤いキーホルダーがついていたのかもしれません。

あるいは「赤いマニキュアの似合う女性だった」という意味にも受け取れます。

いずれにしても合鍵と共に「君」への未練を抱えたままの「僕」には、まだ「赤い首輪」がついているというオチです。

その後どうなったのかが気になりますね。

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さいごに

「真赤」には「最愛の果て」という関連曲と「卒業」というアンサーソングが存在します。

どちらも2016年5月にリリースされた3rdシングル「時代をあつめて」(メジャーデビューシングル)の収録曲。

とくに「真赤」と「卒業」のMVにはモデルの武居詩織さんが出演しているという共通点があります。

まるでドキュメンタリーのようなストーリー展開をお楽しみください。

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