今回は、Mrs. GREEN APPLEの新曲「Magic」の歌詞を考察していきたいと思います。
7月5日にリリースされる5thアルバム「ANTENNA」に収録されている本楽曲は、コカ・コーラが提供する体験型音楽プラットフォーム「Coke STUDIO」のキャンペーンソングとして提供されています。
ミセスの新しい夏曲として既に話題になっている「Magic」
歌詞にはどんな想いが込められているのでしょうか?
早速見ていきましょう!

Magic 歌詞考察
AH, 苦い苦いの 私由来の無駄なダメージ
出典:Magic / 作詞・作曲:大森元貴
AH, 「マインド1つです」 幸福呪文の史実
AH, 苦い以外の刺激の効いたフックで
世界をどうか 私をどうか
この楽曲は全体を通して、色々なことを自分の中に溜め込んでしまう人に対するメッセージが歌われているように感じました。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)、いわゆる繊細さんは、他人の感情に共感しすぎたり、過ぎたことを何度も思い出して後悔したりと、何かと生きづらさを感じます。
HSPでなくとも、メンタルが弱まってしまうことはありますよね。
この曲はそんな人達に向けたものだと思いました。
“苦い苦いの 私由来の無駄なダメージ”
私由来、つまり自分の感情や考えによって引き起こされる、受けなくても良いダメージ。
周りの人がイライラしていると、影響されて不安になってしまったり、自分になにか原因があるのかも知れないと考えすぎてしまったりなど、共感できる人も多いのではないでしょうか?
続く ”「マインド1つです」” という幸福呪文は、そうした人に対してよく言われる「気の持ちよう」であったり「考え方を変えてみたら」という言葉を指していると思います。
“史実” とは、歴史上の事実という意味、つまり「マインド1つ」で変えられるという言葉は事実であることを認めています。
もちろん考え方、捉え方を変えれば、そうした小さなことには囚われなくなり、もっと生きやすくなるのかもしれません。
しかし、考え方、気の持ちようなんてそんなに簡単に変えられるものじゃない。
マインドを簡単に切り替えられないからこそ、人の前では平気なふりをして生きているのです。
“世界をどうか 私をどうか” という歌詞からは、どうかこの生きにくい世界を変えてほしい、連れ出してほしいという想いが伝わってきますね。
Hey! 白昼夢スターライト
眩しいけど見る まだ終われない
平気なフリをしてない?
寂しい夜 隠れるシャイな君だけどいいよ もっともっと良いように
出典:Magic / 作詞・作曲:大森元貴
いいよ もっと自由で良いよ
いいよ もっともっと良いように
いっそ楽しもう Magicで日々を
生きづらさを感じている主人公に対し、大森さんからのアンサーが歌われているパートです。
人の前では一生懸命平気なふりをして、家に帰って一人で泣いている “君” が、”平気なフリをしてない? 寂しい夜 隠れるシャイな君だけど” という優しい歌詞で表現されていますね。
そんな君に対して、もっと自由で良いんだ、もっと自分に優しくて良いんだと呼びかけています。
印象的なリズムで繰り返される “いいよ” の部分は、大森さんが “君”に対してかけてくれるMagic(魔法)なのではないでしょうか?
AH, Should I 何を?
出典:Magic / 作詞・作曲:大森元貴
私は何が出来るんだろう
おもちゃの剣を振りかざした One day
AH, 期待以上の夢にまで見たトリップをして
あの日に描いた 虹色のドラゴンと
“Should I(~したほうがいい)” の後に “何を?” とあることから、自分が何をしたいのか、何が出来るのかが分からなくなってしまった主人公の様子が浮かんできます。
周りの人の目を気にして、自分に制限をかけてきた主人公は、本当に自分のやりたいこと、出来ることを忘れてしまったのではないでしょうか?
あの日に描いた、おもちゃの剣で虹色のドラゴンと戦う夢を叶えてみたいと前向きな気持になっていることが伝わってきますね。
これも、大森さんからの “いいよ もっと自由で良いよ” というMagicのおかげなのではないでしょうか?
Hey! 永遠のトワイライト
優しい人で居たいと痛いが止まんない
平和を願い続けたい
苦しい意味 忘れた Busyな君だけどいいよ もっともっと良いように
出典:Magic / 作詞・作曲:大森元貴
いいよ もっと気楽で良いよ
いいよ もっともっと良いように
いっそ楽しもう 呆れる日々を
“優しい人で居たいと痛いが止まんない”
この1文にも共感できる人が多いのではないでしょうか?
優しい人であるために、我慢したり、無理をしている人は大勢いると思います。
胸に “痛い” を溜めながら、平気なふりをしている人たちに、わかってるよと呼びかけているようですね。
忙しい日々に追われて、自分の苦しさにさえ気づけなくなってしまった私達に対して、 “もっと気楽で良いよ” と優しくささやきます。
忙しさに流されるのではなく、もっと気楽に、「まぁこんなもんか」みたいな気持ちで、ちょっと呆れながら過ごそうよという気持ちが込められているのではないでしょうか?
ケセラセラとも繋がっていそうな歌詞ですね。
私を奮い立たせて
無理矢理連れて行って
凝り固まったこの甲羅を
引き剥がして欲しいのいいよ もっともっと良いように
出典:Magic / 作詞・作曲:大森元貴
いいよ もっと自由で良いけども
そう簡単には行かないな全部
探すは Magic
気持ち(マインド1つ)を変えなきゃいけないことは分かっていても、なかなか出来ない主人公。
そんな私を引っ張って、”凝り固まったこの甲羅” (固定観念、考え)を変えてほしいと願います。
この部分の甲羅は、コーラとかけられているのではないでしょうか?
大森さんの遊び心が伝わります。
“そう簡単には行かないな全部”
もっと良いように、もっと自由にと言っても、そう簡単にいくもんじゃない。
でも、日常をガラリと変えてくれるMagicを探し続けようという想いが歌われているように感じます。
Hey! 白昼夢スターライト
眩しいけど見る まだ終われない
平気なフリをしてない?
寂しい夜 隠れるシャイな君だけどHey! 永遠のトワイライト
出典:Magic / 作詞・作曲:大森元貴
優しい人で居たいと痛いが止まんない
平気なフリをしていたい
哀しいなら 足の先まで踊ろう
前半部分と似ていますが、痛みを溜め込んでしまう君を、優しく明るい世界へと導きます。
“平気なフリをしてない?” “優しい人で居たいと痛いが止まんない 平気なフリをしていたい” と聴いている人に刺さる優しい歌詞が歌われていますね。
いいよ もっともっと良いように
いいよ もっと自由で良いよ
いいよ もっと思ってる以上に
いっそ楽しもう Magicで日々をWow…o-o-o
いいよ もっともっと良いように
出典:Magic / 作詞・作曲:大森元貴
いっそ楽しもう Magicで日々を
日々を、もっと自由に、もっと良いようにしてくれるMagic。
私達、JAM’S(ミセスファン)にとっては、大森さんの歌うミセスの曲こそが、日々を彩る魔法の曲ですね。
明日を生きる勇気をもらえる素敵な楽曲でした!

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さいごに
いかがでしたか?
表に出せない辛さを抱え、一人で悲しんでいる人にそっと手を差し伸べてくれる大森さんの歌詞。
アルバムの発売も待ちきれません!