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Like a scent【SEKAI NO OWARI】歌詞の意味を考察!忌々しい記憶の匂いが星のように輝く過激な歌

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セカオワことSEKAI NO OWARI「Like a scent」(読み:ライカセント)の歌詞の意味を考察します。

6thアルバム「scent of memory」(2021年7月)の収録曲。

坂本龍一さんの2ndシングル「フロントライン」(1981年4月)のカップリング曲「Happy End」の4thセルフカバーアルバム「THREE」(2012年10月)収録バージョンと同じ、ピアノ、チェロ、バイオリンのトリオ編成で補間(再生サンプル、インターポレーション、バックトラックとしてアレンジ&引用)された「Like a scent」の歌詞の意味を紐解きましょう。

Like a scent 歌詞考察

過激な歌詞に要注意!

Yo, MC Fuga in the house
ふっと鼻をつく忌々しい記憶の匂い
はっきりした血の臭い
ジャンキーたちのくせぇ息
ヤニにまみれたクズの聖域

ゴミ箱に捨てられた精液
一目で解るこいつらの性癖
多勢に無勢とかくそウゼェけど
有象無象なのは俺も同族

出典:Like a scent / 作詞:Fukase 作曲:Fukase・Nakajin・Ryuichi Sakamoto

「香り、匂い」がテーマのコンセプトアルバム「scent of memory」(意味:香りの記憶)のなかでも、Fukaseさん自身が「過激過ぎるので苦手な人は飛ばした方が良い」とTwitterで呼びかけるほど、攻めた歌詞になっている「Like a scent」(意味:匂いのように)。

坂本龍一さんの「Happy End」が補間されていて、最終的には希望のある結末になっていますが、無理そうな人はこの記事も飛ばしてください。

ここからは大丈夫な人向けで考察していきます。

よろしいでしょうか。

「MC Fugaが(セカオワ)ハウスからお届けする」という設定で始まる、1番のラップパートで吐露されているのは、「香り」や「匂い」というより「臭いの記憶」。

「(く)せぇ息」と「聖域」などで韻を踏みつつ、Fukaseさんが閉鎖病棟に入院していたときの苦い思い出が生々しく綴られているようです。

Yo 雨が降るたび思い出してた
お前らに砕かれた骨や薄っぺらい愛とか友情とか
遊び半分でぐちゃぐちゃにするお前らの気持ち悪い笑い
あと下衆な話題

Yo 俺はいつだって準備が出来てた
お前らが死にゆく姿を最前席で見る為のチケットはもうゲットしてある
ライター風のナイフはいつもポケット
好きでもねぇ女とfuckしてリセット

出典:Like a scent / 作詞:Fukase 作曲:Fukase・Nakajin・Ryuichi Sakamoto

1番のスポークンワードのような語りパートです。

「(薄っぺ)らい、愛、(気持ち)悪い、笑い、話題」や「チケット、ゲット、ポケット、リセット」と韻を畳みかけつつ、毒づいています。

Yo 堕ちてく俺に伸びる手があった
その手は確かに温かかった
失うモノの無かった俺が
隠してたナイフは折れてた

あの憎しみを音に変えた
そしたらそれが世界を変えた
俺が創り上げたファンタジー
今日も踊ろうぜ ファン達

出典:Like a scent / 作詞:Fukase 作曲:Fukase・Nakajin・Ryuichi Sakamoto

1番のボーカルパートです。

「ライター風のナイフ」や「隠してたナイフ」は「反撃するための武器を実際に隠し持っていた」という意味かもしれませんが、「攻撃性や憎しみを抱えていた」といった精神的なニュアンスではないでしょうか。

それほどネガティブな感情にとらわれていたFukaseさんを「変えた」のが「音楽」です。

しかも「憎しみ」とは真逆の「ファンタジー=幻想的な世界」をバンドのコンセプトにしたほどなので、「音楽」がどれほど前向きに生きる糧になったのかが伝わってきます。

実際に「ファンタジー」(2010年11月)というシングル曲もあり、「ファンタジー」と「ファン達」で韻を踏んでいるところからも「世界が変わった」様子が読み取れるのではないでしょうか。

Yo, make money、undergroundとかいって
リースやローンで買ったブリンブリン
とかじゃなく俺はあくまでpop star
自由が売りの不自由なrock starもfuck you

出典:Like a scent / 作詞:Fukase 作曲:Fukase・Nakajin・Ryuichi Sakamoto

ラップに戻るパートは、スラングやいわゆる「Fワード」も飛び出す過激さです。

それでも、キラキラと輝くアクセサリーをじゃらじゃらつけたり、高級車を乗り回したりする(ブリンブリン)アンダーグラウンドなラッパーやロックスターではなく「ポップスター」であるとのこと。

ここまでの展開では、ヒップホップ的にディスったり(批判したり)、ロック的に反骨精神をむき出しにしたりしてきましたが、そろそろ「ポップスター」としての本領を発揮する頃でしょうか。

Like a star
狂おしい夜に見上げた空に貴方が見つけられる様に
真っ暗な朝を迎えた貴方をいつでも照らせる様に

Like a star
狂おしい夜に見上げた空に貴方が見つけられる様に
真っ暗な朝を迎えた貴方をいつでも照らせる様に

出典:Like a scent / 作詞:Fukase 作曲:Fukase・Nakajin・Ryuichi Sakamoto

1番のサビでは、「星のように輝くポップスター」として「ファンタジー」な世界観を展開してくれました。

「ブリンブリン」はラッパーB.G.の「Bling Bling」(1999年7月)を由来とするスラングで、「Bling」自体は「キラキラ輝く」という意味ですが、派手なアクセサリーを身に着けるような成金趣味を揶揄する際に用いられます。

つまり、輝くのはアクセサリー(に象徴されるヒップホップ)ではなく、星(に象徴されるポップミュージック)という意味でしょう。

実際に「過激なリリック(歌詞)と美しいトラック(曲)」のギャップが特徴的なギャングスタラップ(ヒップホップ)の手法が取り入れられていますが、サビではセカオワらしい「ファンタジーなポップミュージック」に昇華されました。

最後は星のように輝く

ふっと鼻をつく匂いの記憶
消毒液の追憶
鉄格子 カメラ 部屋は真四角
どう見ても人間失格

2錠の薬かなりハイになる
俺が新世界の神になる
全てのモノが愛しくなる
の後は未来への不安倍になる

出典:Like a scent / 作詞:Fukase 作曲:Fukase・Nakajin・Ryuichi Sakamoto

2番のラップパートです。

「匂いによって記憶が蘇る」のは、マルセル・プルーストの長編小説「失われた時を求めて」(1913年~1927年)に由来する「プルースト効果」ともいえるでしょう。

「人間失格」は太宰治さんの小説(1948年)を彷彿とさせつつ、「記憶、追憶、真四角、人間失格」というライム(韻)につながります。

「ハイになる」から「不安倍になる」までのライムも含め、ヒップホップ的な手法が展開されていますが、Fukaseさんの入院生活の過酷さが伝わってくるのではないでしょうか。

Yo どいつもこいつも出来ない理由ばっかり
専門書を読んでも学者が口を開けば同じことばかり
俺は海馬体を悪者にした事なんか一度もない
俺に出来る事はお前には絶対出来ない (yo, yo)

45kgまで痩せた治療法
でも感謝してるぜ、先生、あとマイファミリー
あれは必要な戦いだった
あと何度でも表現を変えずに言ってやる
短所は長所だ
それが分からねぇやつはずっとそこにいろ

Yo
so I wanna be…

出典:Like a scent / 作詞:Fukase 作曲:Fukase・Nakajin・Ryuichi Sakamoto

2番の語りパートでは、どん底状態を経験しても「感謝」を忘れず、「短所は長所」と断言しているところが心強いですね。

この後、1番のサビが繰り返されます。

産まれながらに持たない者の感覚
答えはいつでも三角
俺が銀河街で見つけた答え
それを大切にしてくれてる子さえ
それもちゃんと知っている
嘘にならない様に戦ってる
あの歌が嘘にならない様に
俺はスターで居続けたいんだ

(Like a star) yo
Like a scent
Ha

出典:Like a scent / 作詞:Fukase 作曲:Fukase・Nakajin・Ryuichi Sakamoto

ラストのラップパートです。

「あの歌」というのはメジャー5thシングル「スノーマジックファンタジー」(2014年1月)のカップリング曲で、3rdアルバム「Tree」(2015年1月)にも収録されている「銀河街の悪夢」、もしくは「ファンタジー」のことでしょうか。

最終的に「忌々しい記憶の匂い」が「星のように輝いた」といえるでしょう。

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さいごに

セカオワのファンタジー路線は、Fukaseさんが「銀河街=閉鎖病棟」で見つけた答えだということがよくわかったのではないでしょうか。

どれほど辛いことがあっても、必要な経験だったと感謝できるようになりたいものですね。

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