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この夜を止めてよ【JUJU】歌詞の意味を考察!切ない恋愛を描いた世界観を堪能する!

今回は2010年11月17日にリリースされた15枚目のシングル「この夜を止めてよ」の歌詞考察をしていきます。

「この夜を止めてよ」は、松尾潔さんが作詞を、松本俊明さんが作曲を手掛け、関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『ギルティ 悪魔と契約した女』の主題歌となりました。

では早速歌詞の考察を始めていきましょう!

この夜を止めてよ 歌詞考察

痛ましい恋愛と後悔

「愛してる」っていうあなたの言葉は 「さよなら」よりも哀しい
これ以上 何も言わなくていい だから この夜を止めてよ

歌詞の中の登場人物は主人公の「わたし」と「あなた」のふたりです。

冒頭にサビ部分があり、ドラマチックな幕開けとなっている本楽曲「この夜を止めてよ」。

「愛してる」という言葉を言われれば、普通はとても嬉しい気持ちになるはずですが、ここでは「さよなら」を言われるよりも「哀しい」という位置付けのようです。

しかも「これ以上 何も言わなくていい」と、更に言葉を重ねられることを主人公は拒否しています。

そして、タイトルの「この夜を止めてよ」という言葉で「あなた」に懇願している雰囲気です。

主人公と「あなた」はごく普通の楽しい恋愛をしていないように見受けられますね。

呼吸(いき)するみたいに ふたりは出会ったね 疑いもせずに
傷つけ 傷つき 痛みこそ愛だと 信じてきた日々

主人公と「あなた」は、「呼吸(いき)」をするように自然に出会ったようです。お互いに「傷つけ」合っているようで、しかもそれが当然のような恋愛関係です。

非常にイレギュラーな関係性が二人の間にあると言ってよいでしょう。

声をひそめながら ふたりだけの秘密を
ひとつずつ増やすたび つくり笑い 心で泣いてる

ここでは更に細やかにふたりの関係性が描かれています。

声をひそめ」「秘密」という言葉が出てきますが、ふたりが愛し合っているということを公には出来ないという関係性、つまり不倫や略奪愛といった関係性が見えてきます。

更に「秘密」が増すごとに、主人公は「つくり笑い」をし、「心で泣いて」しまっています。

心の中と言動が不一致の状態は非常に辛いものがあります。

決して本音を出すことが出来ないという、悲しく辛い恋愛関係にあるようです。

おなじ色の夢みていたいのに ちがう道に離れてく
出会いのときを選べないのなら せめて この夜を止めてよ

このサビ部分でも悲痛な主人公の心の叫びが描かれています。

主人公の願いは「おなじ色の夢」をみることですが、現実は「ちがう道に離れて」いるようです。

そして、主人公はふたりの「出会いのとき」を後悔している様子が伺えます。

「呼吸(いき)」をするようにごく自然に出会ってしまったふたりですが、それがそもそもの間違いだったのではないか、という気持ちを主人公は抱いているのかもしれません。

まるで服のボタンをかけ間違えてしまっている事に途中で気付いてしまったかのような主人公の心情が見えるようです。

最初のふたりの「出会い」を主人公自らの手で選びたかったという切実な想いが伝わってくるようですね。

愛する痛みと空虚な言葉

大きな背中を 見つめていられたら それでよかったのに
どんなに激しく あなたを愛しても 答えはみえない

2番冒頭では、主人公のささやかな願いと現在の心情が描かれています。

あなたの「大きな背中」を見ているだけで充分だというのが主人公の願いです。

ふたりは激しく愛し合っているようですが、少なくとも主人公は袋小路に入って抜け出せないようで、ふたりの恋愛の「答え」は見つかっていません。

愛し合っているのに心はバラバラな状態というのは、やはり精神的に苦痛しかなく、主人公にとってはかなり辛い関係性であるようですね。

終わりにしたいのなら 5秒だけください
目を閉じて 深呼吸 その間に忘れてあげるわ

もし「あなた」の方からこのふたりの関係を「終わりに」することを望むならば、「5秒」間、「目を閉じ」「深呼吸」して「忘れ」ると言っています。

主人公からではなく、相手から別れを切り出される方が簡単だということでしょう。

主人公自ら終わらせることが可能であれば、あれこれと悩んだり痛みを感じたりすることもありません。

それだけ、主人公は「あなた」のことを愛しすぎてしまっているのでしょうね。

「愛してる」っていうあなたの言葉は 「さよなら」よりも哀しい
これ以上 何も言わなくていい だから この夜を止めてよ

1番冒頭サビ部分がここでもリピートされています。

主人公の内なる心の悲痛な叫びを見てきてからの、このサビ部分の歌詞は心に刺さってくるようです。

道ならぬ恋をしているふたり、ということならば、心と言動の不一致は主人公だけでなく、「あなた」も同様なのかもしれません。

「愛している」と言いながらも、本心は違うのかも知れません。他の人の事を考えている可能性や口先だけということも大いにありえます。

主人公からは別れを切り出せないでいる訳ですが、このまま空虚な「あなた」の「愛してる」という言葉を聞くのも辛い状況にあるのが良く伝わってきます。

「しがみつきたい」けど「しがみつかない」

あまい過去の記憶なんて わたしは惜しくない
かたちのある未来なんか しがみつきたくはない

ここでも、また更に主人公の心情が垣間見られます。

これまでの「あなた」との「あまい」過去の関係にも、本命の彼女・結婚という未来の関係性にも執着している訳ではないようです。

主人公自ら現在の辛いふたりの関係性を断ち切ることは出来ずにいるのですが、本当にそこには過去や未来への執着はないのでしょうか?

少々矛盾があるようにも感じられますが、逆に主人公が現在「惜し」い、とか「しがみつ」いている心情を抱いている故に、「惜しくはない」や「しがみつきたくはない」と明言することで、自身の執着を振りほどこうとしているとも考えられるのではないでしょうか。

おなじ色の夢みてたつもりで ちがう道を歩いてた
別れのときも選べないのなら せめて この夜を…

「愛してる」っていうあなたの言葉は 「さよなら」よりも哀しい
これ以上 何も言わなくていい だから この夜を止めてよ

ねえお願い この夜を止めてよ

矛盾した感情と言動の主人公の痛みが、タイトルの「この夜を止めてよ」というフレーズのリピートで増幅されているようです。

この恋愛のはじまりだけでなく、終わりすらも自らの手で選択できずにいる主人公の辛さが伝わってきます。

痛みを伴った恋愛のさなか、主人公の心の揺らぎ、葛藤、そして矛盾が全体を通して感じられる歌詞となっていますね。

さいごに

本楽曲「この夜を止めてよ」が主題歌のドラマ『ギルティ 悪魔と契約した女』ですが、ダークな雰囲気の恋愛ミステリー作品となっています。

ヒットメーカー松尾潔さんプロデューサーに迎えて作られた本楽曲「この夜を止めてよ」は、歌詞とドラマの世界観が絶妙にマッチしています。

また、歌詞とJUJUさんの切ない歌声が相まって秀逸な楽曲となっています。

そんなJUJUさんの今後の楽曲にも是非注目したいですね!

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