今回は、ドラマ「風間公親−教場0−」の主題歌として書き下ろされたUruさんの新曲「心得」の歌詞を考察していきたいと思います。
フジテレビ開局60周年特別企画として放送され、大ヒットしたドラマの前日譚として描かれる「風間公親−教場0−」
どんなストーリーが語られるのか、書き下ろしの歌詞にはどんな想いが込められているのか。
ドラマの内容と合わせてご紹介します。
ドラマ「風間公親−教場0−」
教場シリーズで登場した冷徹で“最恐”の教官・風間公親の過去が描かれるドラマ。
主演は木村拓哉さんで、フジテレビの月9ドラマに出演するのは、「HERO 第2シリーズ」以来9年ぶりとなります。
どんな過去が明かされるのか、物語の進展が楽しみです!
楽曲コメント
Uruさんのコメントをご紹介します。
「教場」という作品のファンとして、主題歌を担当させていただけることにとても喜びを感じています。
「風間公親-教場0-」に相応しい曲とはどんなものだろうととても悩みましたが、「教場」「教場II」や今作の脚本を読んだ直後の感情のままに作っていきました。
何事にも流されず物事の本質を捉え追究していく風間の姿に尊敬の念を抱きつつ、自分なりの心得と志を持って歩き続けていれば必ず道は繋がっていくという事を教えてもらったような気がします。
そしてこの曲が、風間や全ての登場人物、作品に寄り添うことのできる曲になってくれる事を願っています。
脚本を読んで作られたという「心得」
風間という人間の生き方が込められているようですね。
どんな歌詞になっているのか楽しみです!

心得 歌詞考察
時に空のように
時に海のように
深く深く 弛みない志を胸に掲げながら
出典:心得 / 作詞・作曲:Uru
それでもまだ迷い
一筋流したその涙もまた
Uruさんのコメントを見ると、今作だけでなく過去の教場シリーズの脚本も見つつ制作されたことが分かります。
“時に空のように 時に海のように 深く深く”
空や海のように広く深い心を持った優しい警察官をイメージしているのではないでしょうか?
教場シリーズで、警察官になるため教場で学ぶ生徒たちの姿が浮かんできました。
また、空も海も青色であることから、警察の青い制服を連想させますね。
そんな警察官としての在り方を風間教官から学んだ教場シリーズの生徒たち。
物語の中で、厳しい風間の言葉に、悩み迷いながらも涙を流して進んできた生徒たちへの想いが歌われているような気がしました。
今日を生きる希望
出典:心得 / 作詞・作曲:Uru
あなたが信じてきたもの 忘れないで
失うものあれば必ず見つけられる光もある
蕾に刺す雨のように
射す陽のように
その息吹を感じて
傷つきながらも歯を食いしばって耐えた教場での日々は、警察官となった生徒たちの自信と希望になっているはずです。
ここで学んだことを忘れないでほしいという言葉もよく聴きますが、”あなたが信じてきたもの 忘れないで” という歌詞には、そうした想いが込められているのではないでしょうか?
“失うものあれば必ず見つけられる光もある”
警察官として、正義を追っていると、ときに辛い状況にも陥ります。
ですが、そんな辛く厳しい状況であっても見つけられる光がある。
今作では新米刑事の先輩として指導する、風間からのメッセージなのではないでしょうか?
我が身をつねって人の痛さを知れ
瞼を焼いた後悔も
全てこの道 歩いていく術として
その身に纏う襞となる時に過ちに心が痛もうとも
出典:心得 / 作詞・作曲:Uru
その悔いに学びながら
恐れずまた行け
言葉だけの正義を振りかざすな、自分で経験してこそ本当の言葉となって相手に伝わるのだという想いが込められているような気がしました。
大きな壁にぶつかり、目を閉じて悔し涙を流した日々も、きっとこの先歩んでいくための大きな糧となる。
人間である以上、時には間違いを犯すことだってあるけれど、その後悔を胸に何度でも立ち上がって進んでいけばいい。
厳しくも優しい風間からの言葉のように聴こえました。
今日を生きる希望
出典:心得 / 作詞・作曲:Uru
あなたの中にある光離さないで
描き続けるなら その場所へと
必ず道は繋がっていく
蕾に刺す雨のように
射す陽のように
その歩みを信じて
自分の中にある光とは、警察官になろうと思った決意の心、信念を指していると思います。
どんなときも、自分の中にある信念を曲げず、自分の思った道を真っ直ぐ進んでいけばいい。
光を忘れなければ、どれだけ回り道をしても、きっとゴールに繋がっているからという優しいメッセージが伝わってきます。
これが、警察官として、刑事として風間が教え子に伝えたい心得なのではないでしょうか?

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さいごに
いかがでしたか?
ドラマの主人公の想いが、Uruさんらしい優しさあふれる言葉で紡がれた「心得」
どんな展開を迎えるのか、ドラマの続きも気になりますね。
『教場Ⅱ』のラストシーンではその右目の義眼は、風間が刑事時代、捜査中に何者かに襲撃されて負った傷であったことが判明しましたが、風間を襲った犯人の正体と、風間が警察組織に対して持つ激しい恨みの理由までは明らかにされませんでした。
今作では、風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかになります。
物語は、風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描きます。
公式サイトより