ミュージシャン・俳優・文筆家とマルチに活動している星野源さんが先日、女優・新垣結衣さんとの結婚を発表しました。仕事に私生活と充実しているといった印象を受けますね!
今回は、そんな星野源さんが、2016年10月5日にリリースした9枚目のシングルである「恋」の歌詞考察をしていきます!
「恋」は星野源さん本人が作詞作曲を手がけております!
星野さんが思う「恋」とは一体どのようなものなのかを理解でき、誰にとっても、一度「恋」についての本質を見つめなおすことができる内容となっております。
では早速、歌詞の考察を始めていきましょう!
逃げ恥主題歌として書き下ろし!
「恋」は星野さん本人も出演している、TBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌として
起用されています。
このドラマは”通称・逃げ恥”と言われ、高視聴率を叩き出す人気ドラマでした!
また、エンディングに合わせて出演者が踊る”恋ダンス”は社会現象にまで発展し、
ミュージックビデオはYouTubeで2億回以上再生されるなど、話題となりました。
楽曲についても音楽評論家から高評価を受けており、星野源さんがブレイクするきっかけになった曲と言っても過言ではありません!

恋 歌詞考察
「恋」サビ歌詞、「夫婦をこえてゆけ」の意味とは?
こちらがサビの歌詞となります。

この前半部分では「恋」とは何なのかということを表現しています。
「恋」は常に近くにある。
しかし当たり前すぎて、その尊さを忘れてしまうことがある
存在であることを伝えたかったんだなと、この歌詞から読み取ることができます!
そして後半部分。
少し意味を読み取ることが難しいですよね。
「夫婦を超えてゆけ」
この部分こそ、「恋」が一番表現したいポイントであると言っても過言ではありません。
星野さんは「夫婦を超えてゆけ」というフレーズに対して、このようにコメントしています。
コメントを要約すると、
ひと昔前では「恋が成熟すれば結婚して夫婦になる」という決まった恋愛スタイルしか選択肢がありませんでした。
今でも、この恋愛スタイルしかないと思っている人もいると思います。
しかし現代は同性や結婚をしないなど、様々な恋愛スタイルが存在しています。
そして、それらの恋愛スタイルは「恋が成熟すれば結婚して夫婦になる」となんら変わりないものだと、星野さんは言っているのです!
つまり、星野さんは「夫婦をこえてゆけ」という歌詞で
「愛し合った2人の行き先は夫婦だけと囚われるのではなく、2人自身で決めてゆけばいいんだよ」
と、伝えたいのだと思います!
現代の時代背景に沿って考えられた恋の歌ということですね。
サビの歌詞が理解できるだけで、若年層の心に響く理由が分かりますね!
「恋」ラストサビ歌詞の意味とは?

ラストサビ歌詞では、先述で解説した「夫婦を超えてゆけ」と同じリズムで、
「二人を超えてゆけ」「一人を超えてゆけ」と、追加して歌っています。
果たして、この歌詞にはどういう意味が込められているのでしょうか?
実は、2番Bメロ歌詞に謎を解き明かすカギがあったのです!

こちらが2番Bメロ歌詞です。
この「愛が生まれるのは 一人から」こそが、謎を解くカギとなります!
先述に解説したとおり、恋愛スタイルは多様化しています。
そして、星野さんのコメントにはアニメや漫画のキャラクターを愛することも、一つの「恋」だと記されています。
つまり、愛し合うことは2人から生まれますが、愛することは1人でも生まれるということです。
では、このことを踏まえて「二人を超えてゆけ」「一人を超えてゆけ」は何を伝えたいのか?
本人コメントを踏まえて考えると、
この歌詞は、今後における恋愛スタイルの可能性は果てしなく広がっているという事を伝えたいのではないかと読み取ることができます!
ひと昔前の「恋が成熟すれば結婚して夫婦になる」という固執した恋愛スタイルが崩れつつある現代、今後も恋愛スタイルが変化しても何らおかしくはありません。
ラストサビのアップテンポなリズムからも、今後どんな新しい恋愛スタイルが生まれていくのか、胸が高まっている様子を表現している事が読み取れます!
つまり星野さんが、ラストサビをこのような歌詞で締めくくった理由は、
今後の恋愛スタイルに期待している事を伝えたかったということですね!

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まとめ
以上の考察内容をまとめると、以下のとおりになります。
- 「恋」は社会現象にもなった星野源さんがブレイクするきっかけの曲
- 「夫婦を超えてゆけ」という歌詞には、
- 「恋の行き先は夫婦だけと囚われるのではなく、2人自身で決めていけばいいんだよ」
というメッセージが込められている
- ラストサビは星野さん自身が、今後の恋愛スタイルの変化を期待している事を表現している
この考察のように「恋」を聞いてみると、星野さんの人間性や「恋」の本質を考え直すきっかけになると思います!
ぜひ一度、聞いてみてはいかがでしょうか!
〈夫婦を超えてゆけ〉というフレーズを思いついたときに「あ、もう大丈夫だ」みたいな気持ちになれました。
ラブソングって、どうしてもある特定の条件を歌ったものが多いじゃないですか。
片思いだったり、カップルだったり、夫婦だったり。
その特定のシチュエーションや登場人物にこっちの感情のトリガーが勝手に引かれて共感するパターンがほとんどだと思うんですけど、そうじゃなくてすべての恋に当てはまるラブソングにしたいと思っていて。
恋愛のスタイルというものがどんどん多様化していますよね。
異性でも同性でもその他ももっといろんなスタイルがあって。
今まで当たり前だと思われていたものが古くなって、塗り変わっていく時代だと思うんです。
あと僕は物語や虚構の世界を愛している人たちが大好きだから、本来実在しないものに対して恋をしたり、それによってそのひとの人生が充実していたとしたら、それが一般的に呼ばれる恋や愛といったいなにがちがうんだって思っていて。
それも含めてフィットする歌をつくれないかって考えたときに、「夫婦を超えてゆけ」って言葉が思いついたんです。