2012年3月7日に発売されたシングルでもある「恋」について考察していきます!
back numberさんの恋愛ソングはとにかく純愛の中の甘酸っぱさがいいんですよね!
今回の「恋」でもその良さが前面に出ています。
今まさに恋愛に夢中だという方も、最近恋してないという方もきっと胸に込み上げてくるものがあるのではないでしょうか?
では、歌詞の考察を始めていきましょう!

恋 歌詞考察
好きなのに、好きだからこそ
ぼんやりと君を眺めていたんだ
出典:恋 / 作詞・作曲:清水依与吏
校舎の窓から
やっぱりかわいいなって
友達と笑い合う君の姿に
見とれる事ももう
できなくなっちゃうな
「校舎の窓」というワードから主人公は学生であることが分かります。
「ぼんやりと君を眺めていたんだ」からは、特に意識していなくても気付けば君を視線で追いかけている様子が伝わってきますね。
「やっぱりかわいいなって」
聴いているこちらがくすぐったくなるほど、恋に夢中なようです。
しかし、「友達と笑い合う君の姿に 見とれる事ももう できなくなっちゃうな」
何らかの理由があって、主人公と「君」の今の関係は終わってしまうのではないかと考えているようです。
自慢できるようなものはないけど
出典:恋 / 作詞・作曲:清水依与吏
それでもいつでも君を探している
「君」の目を惹くような特別なもの、学生時代で言うと成績や運動能力などでしょうか。
そういったものが主人公には備わっていないと自負しているようです。
「それでもいつでも君を探している」
そうとは分かっていながらも「君」を諦めるという理由にはならないという強い想いが伝わってきます。
きっと
出典:恋 / 作詞・作曲:清水依与吏
誰より君を想ってるのは
今日も明日も僕だから
ずっと
好きだって事を言わないと
会えなくなる前に(はやくしないと)
言えなくなる前に
その手を
主人公の「君」への想いが爆発しているサビ。
「きっと 誰より君を想ってるのは 今日も明日も僕だから」
自信をもって言い切っています。
「君」への想いに一切の迷いを感じません。
「好きだって事を言わないと 会えなくなる前に(はやくしないと)」
それだけ想っているのに、それだけ想っているからこそ「君」に未だ告白していない状況が明らかになります。
断られたらどうしよう、嫌われたらどうしよう。
相手のことが好きであればあるほど、そういった告白がダメだった時のことも考えてしまいますよね。
好きだからこそすぐには言えない。
そんなジレンマが描かれています。
Aメロで主人公が「君」との今の関係が終わってしまうのではないかと思っていたのは、告白を考えていたからだったようです。
想い通りにはいかないと分かっていても夢を見る
想い通りにならない事が
出典:恋 / 作詞・作曲:清水依与吏
多いのは今に
始まったわけではない
でもできるなら
あの子の事だけは
神様仏様なんとか
なりませんか
自分には特別なものがないと考えている主人公。
「想い通りにならない事が 多いのは今に 始まったわけではない」
この一文も主人公の今までがどんな人生だったかを物語っています。
「でもできるなら あの子の事だけは 神様仏様なんとか なりませんか」
ここで初めて「君」ではなく「あの子」という言い回しになりますが、これは歌詞の文字上の都合かと思われます。
全てが想い通りになってほしいなんてわがままは言わないけれど、「君」との恋だけは成就してほしいという切実な想いが伝わってきます。
藁にも縋る思いとはまさにこのことですね。
君の頭をなでて君が笑って
出典:恋 / 作詞・作曲:清水依与吏
そんな日を描いてはまた
今日が終わる
他の歌詞では主人公や「君」の過去、「君」への想いの丈が描かれていましたが、ここで唯一「君」と恋人関係になれたら、という夢の話が一瞬出てきます。
「そんな日を描いてはまた 今日が終わる」
夢を見るのは一日だけではないようですね。
「君」への想いが強くなるのと比例して、夢への期待も膨らんでいるようです。
きっと
出典:恋 / 作詞・作曲:清水依与吏
誰より君を想ってるのは
今日も明日も僕だから
ずっと
好きだって事を言わないと
会えなくなる前に(はやくしないと)
言えなくなる前に
ねぇ君は
一番のサビと同じ歌詞です。
夢を叶えるためにも
「好きだって事を言わないと」という想いは強くなるばかりです。
本当に「大事なとこ」
君の
好きな映画も好きな食べ物も
誕生日も全部
全部知ってるけどでも
出典:恋 / 作詞・作曲:清水依与吏
毎日君が何を願って
誰を想っているのかも
結局
大事なとこは何も知らずに
それでもずっと
本当にずっと
「君」のことなら全部知っていると思っていた主人公。
しかし、一番重要で一番主人公が知りたいと思っていたことだけを唯一知らないことに気が付きます。
「毎日君が何を願って 誰を想っているのかも」
「君」の本音の部分です。
主人公は毎日「君」への想いを募らせていますが、「君」がどう思っているのか、主人公に対してどう考えているのかは全く分かりません。
しかし、本当はそれが一番知りたいことです。
「君」の心の中という一番重要な部分だけが抜け落ちたまま、「君」のことを知っていた気になっていたのです。
しかし、それを知ってもなお主人公の「君」への想いは変わりません。
「それでもずっと 本当にずっと」
もはや理屈ではなく感情なんだと、主人公も自覚しながらも「君」を想い続けることを今一度決心したようです。
きっと
出典:恋 / 作詞・作曲:清水依与吏
誰より君を想ってるのは
今日も明日も僕だから
ずっと
好きだって事を言わないと
会えなくなる前に(はやくしないと)
言えなくなる前に
その手を
より一層、決意を固めた主人公。
こうやって自分の中の問題や課題と一つ一つ向き合って、乗り越えていくことが告白のプロセスなのかもしれませんね。
思い立ったが吉日!といきなり告白する人も世の中にいるとは思いますが、多くの人はこうして告白を決意するまでに時間を要します。
その過程が実に事細かに描かれています。

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さいごに
あまりの素直な表現に個人的には心がくすぐったくなる場面もありましたが、その真っすぐさ故に主人公を応援したい気持ちになりました。
この主人公と同じように告白を躊躇している方も、ぜひこの曲を聴いて背中を押してもらいながら、後悔のないよう想いを伝えて欲しいと思います。