人気ラッパー・Rin音さんが10月11日にリリースする新曲「琥珀の目」の歌詞を考察していきます!
自身の23歳の誕生日にリリースが発表された本楽曲。
冬のラブソング「snow jam」が、Z世代の心をつかんだRin音さんですが、秋の「snow jam」のようなラブソングと説明している今作はどんな思いが込められているのでしょうか?
リリース日が待ち遠しいですね。

琥珀の目 歌詞考察
いつまでも忘れられない思い出

冒頭の歌詞では、「過去の回想」をしている主人公の様子が描かれています。
この曲は男性目線で描かれており、ここで思い出しているのは過去に付き合っていた、または恋をしていた女性のことでしょう。
「車窓から眺めた景色」という歌詞から、二人が楽しくドライブデートをしていた様子が浮かんできますね。
また、「ガラケー」という言葉が出てくることから、この思い出は2000~2010年くらいのものをさしているのではないでしょうか?
その時期に20代だった人たちは、今は30代から40代になっています。
童歌の着メロとともに、好きな人からメールが来るのを心待ちにしていたという経験がある人は多いのではないでしょうか?

ここでは二人が花火大会にでかけている様子が描かれています
君の後ろ姿はとても美しく、その揺れる髪を見て、どことなく後ろめたいような気分になってしまう純粋な主人公の気持ちが読み取れますね
二人が見上げる夜空に花火が打ち上げられては、大きな花を咲かせていきます
ずっとこの花火を見ていたいと願っても、大きな花はものの数秒で夜空の中に消えてしまいます
女性と手を繋ぎたい主人公ですが、一歩を踏み出す勇気が出ずにもどかしい思いをしているようですね。
この様子から、この花火大会は二人がまだ付き合っていない状態だということがわかりますね
思い出す季節はいつも

一転して、ここから現実世界に戻ってきます。
思い出は夏の花火大会の夜空でしたが、回想している現在は小春日和の昼のようですね
人の記憶は時がたつにつれて薄れてきます。しかし、いつまで立っても忘れず、鮮明に頭の中に残っている記憶ってありますよね?
そういった記憶の大半は、感情が強く揺さぶられたものが多いと思います。感情と思いではセットで記憶されるんです。
主人公にとって、その花火大会の音や光の様子はいつまで経っても忘れられない程に強く感情を揺さぶられたのでしょう。
変わった自分と変わらない君

その女性とは、もう何年も会っていないようですね。
「調子はどう?」ではなく、「調子ならどう?」となっていることで、少し恥ずかしがっているような感情が読み取れますね
相手に問いかけたい気持ちはありますが、もう連絡する手段はなく、返事が返ってこないことはわかりきっています
相手に「だらしないね」と言われた経験でもあるのでしょうか?それを皮肉って自分の現状を報告していますね

ここでは主人公の強がる様子が描かれています
「あの日」とは二人が別れた日のことでしょうか?
「自分が少し太ったのは、別に君と別れたせいじゃない、自分がだらしないだけなんだよ。」と言いたいようですね
また、「君を思い出すのも、自分が心配性だからだよ。別に未練があるわけじゃない。」と意地を張っているような感じもしますね
しかし、愛していたのは紛れもない事実。君と別れてしまった僕は「愛に迷って」しまっています

付き合っている最中は、相手の良いところ、嫌なところなど、いろいろ見えてきます。そしてそれらが積み重なってくると、多くのカップルは別れることになってしまうのです
しかし、思い出は美化されるもの。過去の恋愛を思い出すと、楽しかった思い出ばかりが浮かんできて、どうして別れる事になってしまったのかと考えることもあると思います。
まるで花火の音と光の中を駆け巡るように思い出す君との記憶は鮮明で、いつまで経っても忘れない旅のように感じます
きれいなままで、そっとしまって

過去の思い出ばかりにとらわれていては、前に進むことができません。
君との思い出は忘れられそうにありませんが、思い出は思い出として頭の中に保存しておこうという決心がついたようですね
「こっちは上手くやっているから」とだけ言い残し、思い出の中の君とお別れを告げたような感じがしますね
タイトル「琥珀の目」の意味とは?
ここで、タイトルの意味を考えてみましょう
「琥珀」とは、天然樹脂でできた透明の宝石のこと。まれに、その中に何千年も前の昆虫が入り込んでいて、そのまま保存されていることもあります
このことから、タイトル「琥珀の目」とは、琥珀の中に入った昔の思い出を冷静に見ることができる自分という意味を持っているのではないでしょうか?

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最後に
今回はRin音さんの「琥珀の目」の歌詞を考察していきました
忘れられない記憶と、時間が経つごとに忘れてしまう記憶。
その2つを区別するのは、思い出が「琥珀」の中に入っているかどうか。
感情も情景も琥珀の中にしまって、ふとした時に思い出してみてみるくらいが丁度いいのかもしれませんね