今回は、人気バンド・Saucy Dogの「君ト餃子」の歌詞に込められた思いを紐解いていきたいと思います。
サントリー「ザ・プレミアム・モルツ 〈香る〉エール」ショートドラマ「上京エール」主題歌として書き下ろされた本楽曲は、若者の等身大の想いを表現することに長けているSaucy Dogならではの優しい楽曲に仕上がっているそうです。
ドラマの内容、楽曲コメントも合わせて見ていきましょう！
ショートドラマ「上京エール」
サントリービールが、”ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール”を通じてエールを贈る現代の若者を描くショート・ドラマ。
川口春奈さん演じる「香」と、山田裕貴さんが演じる「薫」の遠距離恋愛が描かれます。
全４話で、YouTubeにて無料で公開されているので、楽曲と合わせて是非ご覧ください。
楽曲コメント
嫌なことがたくさんあっても全て包んで食べてしまえばいいと思うんです。嫌な事は全部忘れろって意味じゃなくてちゃんと消化して、自分の為になる事は取り込んで要らないものは無理に取り込まなくて良い。
いずれ自分が何をしたかったか忘れそうになる時もあるかもしれませんが、自分を応援してくれてる人がいる事は忘れないで下さい。
嫌なことは餃子のように包んで食べちゃえばいい。
同じ若者の目線で優しく寄り添ってくれる、Saucy Dogらしさが詰め込まれている楽曲のように感じます。
君ト餃子 歌詞考察
真っ白で雲みたいにふわふわと
優しい君の事だから
灰色に溶け込んでしまうんじゃないかと
ちょっとだけ心配になる今週の空は思ったよりもずっと雨模様
ねぇ、そっちはどうしてる？
また天気予報は君の街の分まで
この曲は、ドラマの内容に合わせ、遠距離恋愛の二人を描いています。
主人公は、純粋で優しい心を持った “君” が、都会の喧騒に飲まれ、くすんでしまうのではないかと心配していますね。
好きな人と離れて生活していると、それだけで不安になり、心配してしまいます。
この曲の主人公は、君の街の天気予報まで確認しているようですね。
君を大切に思う気持ちが伝わってきます。
頭に来るような事もまぁまぁ
酒のつまみにすれば良い
ひとりで抱え込んでいるんじゃないかと
ちょっとだけ心配になる包んで 焼いて 食べちゃいな
生きていれば、頭にくるようなことも、たくさん起こります。
でも、そんな嫌なことも餃子のように “包んで 焼いて 食べちゃいな”
最後の “食べちゃいな” と、チャイナが掛かっているのもポイントです。
君は性格上、その日にあった嫌なことを抱え込んでしまうかもしれません。
主人公のちょっぴり過保護な一面も読み取れますね。
晴れ間に咲く向日葵みたいに
見上げて眩しくなったら
下を向いたって良いんだよ
迷子だって良いんだよ
君の街で待ってる枯らした花 種になって
さぁ、じゃあ次はどうする？
太陽に向かって咲く向日葵のように、上を向いて歩くのもいいけど、辛くなった時には下を向いてもいいんだよ。
餃子を円状に並べたお皿が向日葵のように見えたのかもしれません。
いつでも故郷の街で待ってるからという主人公から君へ向けたメッセージが歌われます。
「いずれ自分が何をしたかったか忘れそうになる時もあるかもしれませんが、自分を応援してくれてる人がいる事は忘れないで下さい。」という楽曲コメントとも通じていますね。
失敗してしまっても、その失敗は種になって次に繋がる。
失敗から何を学ぶのかが大切なんだという想いが歌われているように感じました。
今週の空は思ったよりもずっと雨模様
でも君の性格だし
無茶しちゃうんだろうな
ちょっとだけ心配だけど
君の街で待ってる
今週の君の町の空はずっと雨模様。
傷つきやすく、純粋で、繊細な心の持ち主の君だけど、がんばり屋さんの君だから “無茶しちゃうんだろうな”
いつ帰ってきても良いように、心配だけど、それぞれの場所で一緒に頑張ろうという想いが綴られています。
遠距離で心配な思いと、君の挑戦を応援する思いが込められた素敵な楽曲でしたね。
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さいごに
いかがでしたか？
ショートドラマのテーマソングとして書き下ろされた「君ト餃子」
お互いに頑張る、大人の遠距離恋愛が表現された素敵な楽曲でした。
これからの活躍からも目が離せません。
2022年、3月。
上京して就職することを決めた、香。
地元に残る道を選んだ、薫。
漠然とした将来への、不安。
慣れない東京での、孤独。
応援と心配の間の、葛藤。
離れ離れになった2人は、
様々な想いを抱えながら
お互いにエールを贈りあうようになる−。
これは、すべての人に贈る“エール”の物語。
サントリーHPより