今回は、宇多田ヒカルさんの新曲「君に夢中」の歌詞を考察しようと思います。
10月15日に放送開始のドラマ「最愛」の主題歌として書き下ろされた本楽曲は、ドラマの第一話劇中で初公開されます。
ドラマの内容も合わせてご紹介します!
ドラマ「最愛」
10月15日に放送がスタートするTBSの新ドラマ。
ある殺人事件の重要参考人となった女性実業家・真田梨央と、梨央の初恋相手で、事件を担当している刑事、殺人の疑いをかけられている梨央を守ろうとする弁護士の3人を中心としたサスペンスラブストーリーです。
主人公である真田梨央を吉高由里子さんが演じます。
正義のために真相を暴こうとする刑事と、依頼人をなんとしてでも守ろうとする弁護士という正反対の二人が、どのように関わり事件の真相に迫っていくのかが見どころです。
ドラマの放送が楽しみですね。

君に夢中 歌詞考察

この楽曲の登場人物は、主人公の「私」と、私が夢中になっている存在の「君」です。
冒頭から、主人公が「君」にいれあげている様子が表現されていますね。
何度も君に振り回され、自分の人生を狂わせるタイプの人だと分かってはいても、離れることはできません。
まさに「バカになるほど君に夢中」な状態ですね。

仕事が終わり帰宅する主人公。
素晴らしい才能には疲れという副作用があり、自分の言い分を貫き通せば、見てない所で悪口を言われます。
「完璧に見えるあの人」とは、自分の理想としている人物のことでしょうか?
人間誰しも、何かしらの悩みを抱えているのだというメッセージが込められているように感じました。
家に帰り、靴と鎧のような服を脱ぎ捨て身軽になります。
プライベートの時間に主人公は何をするのでしょうか?

心に余裕がなければ、損得を考えることもこともないはずです。
疲れたと思いながら、実はまだ心に余裕のある自分自身が嫌いになっているようです。
君に電話をかけ、すぐに行くよと伝える主人公。
今駆けつければ、君に好きになってもらえるかもという損得勘定を考えていたのかもしれません。

許されぬ恋だと分かっていても、抜け出すことのできないループ。
君に夢中になるあまり、盲目的になっていることが分かりますね。

主人公に恋のライバルが出現したようです。
序盤は眼中になく、気にもとめていなかった存在ですが、気がつくと取り返しがつかないレベルまで差をつけられていました。
草食系のおとなしい人にありがちなパターンですね。

「嘘じゃないことなど 一つでもあればそれで充分」という歌詞から、主人公が君に対して、本当の自分をほとんど見せていないことが分かりますね。
君に気に入られるには、君好みの自分を演出することが大事で、本当のことなど一つ混ぜるくらいで十分です。
そうして自分を演じているうちに、どれが本当の自分なのか分からなくなってしまった主人公。
「思い出させてよ」には、本来の自分を思い出させてよという意味だけでなく、君が好きになった自分を本当の自分にするから、早く好きになってよという想いも込められているように感じました。

サビはほぼ同じ内容で、君に夢中な様子が歌われています。
いつかの未来には、この君に夢中な現象も科学的に証明されているかもしれませんね。

ここでも君に夢中になるあまり、周りが見えていない主人公の様子が描かれています。
君のことを知れば知るほど、真実が遠くなり、このままじゃいけないとわかってはいながら、自分自身を騙して君にのめり込みます。
ドラマのタイトルである「最愛」の人に夢中になり、真実から目を背ける主人公。
盲目的な恋に終わりは来るのでしょうか?

君のことを考えると、地獄に居ても天国に感じます。
自分自身がわからなくなるほど君に夢中な主人公の様子が強く歌われていました。
この先どうなっていくのか、物語の想像が膨らむ楽曲ですね。


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さいごに
いかがでしたか?
ドラマがこの先どういう展開になっていくのか、楽しみですね。
2022年の春には、今回の「君に夢中」も収録されたニューアルバムを発売が発売予定です。
宇多田さんの今後の活躍からも目が離せません!