今回は、ABEMAのオリジナル恋愛リアリティショー「虹とオオカミには騙されない」の主題歌、back numberの「黄色」という楽曲を考察していきます!
この番組のために書き下ろされたという「黄色」は叶わない相手への想いと、葛藤する感情を歌い上げたバラードに仕上がっているそうです。
back number初の恋愛番組の主題歌、歌詞にはどのような意味が込められているのでしょうか?
番組の内容、楽曲コメントも合わせてご紹介します。
「虹とオオカミには騙されない」
Abemaの人気シリーズ「オオカミ」、2017年から放送が開始された恋愛バラエティ番組です。
恋をしたい男女が、真実の恋に落ちるまでを追いかけるリアリティーショーで、出演者の中に絶対に恋をしないオオカミ(性別不明)が1人以上潜んでいます。
出演者はオオカミに騙されないように、また、好きな人に自分が疑われないように慎重にアプローチをしていきます。
視聴者もオオカミだと思う人に投票し脱落させたりと、番組に参加して一緒に盛り上げることができます。
シーズン10となる「虹とオオカミには騙されない」には、どんなオオカミが潜んでいるのでしょうか?
また、タイトルの「虹」にまつわる特別ルールが用意されていて、メンバーを惑わせる一因となるそうです。
どんなルールなのか楽しみですね!
8月1日の放送が待ちきれません。
back number 楽曲コメント
作詞作曲を担当している清水依与吏さんの楽曲コメントをご紹介します。
楽曲の主人公は「虹とオオカミには騙されない」を横で見ている第三者のようです。
番組を見た主人公が、どんなことを思い、歌うのか、歌詞の公開が楽しみですね。

黄色 歌詞考察
ガラスの蓋が意味するものとは?

「今はガラスの蓋を閉めて」という歌詞から始まるこの曲。
「気持ちに蓋をする」という言葉があるように、「蓋を閉める」対象は、自分の恋心のことでしょう。
自分の気持ちを誰にでもストレートに伝えられる人はめったにいません。伝えたくても、隠しておきたい、隠さないといけないと思うときも多いですよね。
また、ここで注目するべきなのは「ガラス」の蓋であるということ。
この言葉からは、シンデレラの「ガラスの靴」が連想されますね。これはシンデレラが舞踏会から抜け出すときに脱げてしまった靴に、ピッタリ合う人を探すというストーリーでした。
このことから、「ガラスの蓋」というのは、自分にしか当てはまらない恋の葛藤を意味しているのではないでしょうか?
思いを伝えられない理由は人それぞれ。自分の心の容器にピッタリとあう蓋は自分のものだけなのです
そして、それを開けるのも自分。主人公は自分がいつ、この蓋を開けられるのだろうかと悩んでいます。

「オオカミ」シリーズでは、誰もが恋を実らせられるというわけでは有りません。
恋のライバルがいたり、恋をしている人が自分でない誰かを好きだったりと、一筋縄では行かないことが多いですよね
好きな人には幸せになってほしい。もちろんそれは誰もが共感できると思います。
しかし、そのために自分の恋心に諦めをつけられる人はそう多くはないと思います
この曲でも、幸せになってほしいという気持ちと、自分の恋心を諦められない気持ちが対立し、葛藤している様子が見て取れますね
目があった瞬間、時間が止まる

この歌詞で表されているのは、二人の出会いでしょうか。はたまた、ふたりが一度離れ離れになり、再び再開した時かもしれません。
とぼとぼと道を歩いていたその時、交差点の先に君の姿を見つけます。
その瞬間、まるで時間が止まったかのような衝撃が走ります。信号が変わって世界が動き出しても、自分は動くことができません
まさに、劇的な出会いのシーンと言えるでしょう。頭の中ではさまざまな考えが巡りますが、体は動かない状態でしょう。

寝ても覚めても考えるのは君のことばかり。
二人がともに幸せな日々を過ごすという妄想をして楽しむときもあれば、もしかしたら振られてしまうかもしれないと不安にかられてどうしようもないときもあるでしょう
恋をすると何も手につかなくなってしまうということがよくありますよね
こんな状態ではいけないと、必死に心にガラスの蓋を閉めます。
しかし、この蓋の材質はガラス。少しの衝撃で割れ、中身が溢れ出てきてしまうかもしれません。
主人公は恋心に蓋をすることができるのか、それとも蓋は割れ、恋が溢れ出てきてしまうのか
ドラマに照らし合わせて考えるとより一層面白いかもしれませんね!

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さいごに
いかがでしたか?
恋に悩むと考えなくていいことまで考えてしまいます。そういった葛藤も、「黄色」の気持ちと言えるかもしれませんね
ドラマでは誰が「黄色」の気持ちを持ち、誰がオオカミなのか気になりますね。
back numberのこれからの活動にも注目です!
登場する女の子男の子1人1人が自分自身の心と身体で感じ、考え、悩み、答えを出すわけですから、その物語の横で歌うこの主人公にも、目に映ったもの、心に映ったもの、その中での揺れや矛盾を濁りなく歌って欲しいと思いました。
本人が「黄色」だと言い張るその気持ちやメロディ、言葉が、様々な個性の混ざり合う瞬間の1色として、「虹とオオカミ」を彩ってくれる事を願っています。