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Kii-Kii Cat【Novelbright】歌詞の意味を考察!キーキー鳴く猫とキックオフした結末は?

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ノーブラ(ノベブラ)ことNovelbright(ノーベルブライト)「Kii-Kii Cat」の歌詞の意味を考察します。

3rdアルバム「Assort」(2022年5月)の収録曲。

竹中雄大さんが作詞・作曲、沖聡次郎さんも作曲に加わった「Kii-Kii Cat」の歌詞の意味を紐解きましょう。

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Kii-Kii Cat 歌詞考察

キーキー鳴く猫は誰?

独り占めしてみたいんだ
でも見張られてるせいでさ
隙を窺うだけの時間を過ごしていたんだ
遂に時が来たみたいだ
夢に見てたこのチャンスが
思う存分に張り切って楽しもうか

出典:Kii-Kii Cat / 作詞:竹中雄大 作曲:竹中雄大・沖聡次郎

冒頭に出てくる「独り占め」や「見張られている」は「誰が、誰を(誰に)」といった人称が曖昧なので、複数の解釈ができそうです。

仮に「語り手の男性が世の中の女性すべてを独り占めしたいと思っているけれども、彼女に見張られているせいで、自由に遊ぶことができない」という解釈を「パターン1」としましょう。

さらに「語り手の男性が独り占めしたいと狙っている女性がいるけれども、その女性には彼氏がいて常に見張られているので、なかなかアプローチすることができない」という「パターン2」も考えられます。

「パターン1」の場合、「男性は彼女の監視を逃れて、自由に遊ぶチャンスがやってきた」と続くでしょう。

「パターン2」であれば、「女性が彼氏と離れるタイミングが訪れたので、アプローチをかけるチャンスがやってきた」とつながります。

そんな時に限って お前はここにやって来て
いたずらに掻き乱して 手を叩き笑うんだ
待ち焦がれていた至福のひと時を

出典:Kii-Kii Cat / 作詞:竹中雄大 作曲:竹中雄大・沖聡次郎

「Kii-Kii Cat」という曲名は、おそらく「キーキー鳴く猫」という意味でしょう。

「いたずらに~笑う」様子が「キーキー鳴く」に該当しそうです。

つまり「Kii-Kii Cat=お前」ということになります。

そう考えると「パターン2」よりも「パターン1」のほうがしっくりくるでしょうか。

要するに「語り手の男性は彼女がいるのに自由に遊ぼうとしていて、ようやくその機会が訪れたと思ったのに、その遊び現場に彼女が現れ、大騒ぎしてじゃまされた」という展開です。

まとめると「Kii-Kii Cat=お前=彼女」になります。

もうキックオフ 分からせてやるよ
選ぶ相手間違えたことを
逃げても無駄なんだ はい、捕まえたよ
金輪際 大人しくしていな
好きにやろうと思ってた矢先
なのになぜお前はまたここで遊んでるん?

出典:Kii-Kii Cat / 作詞:竹中雄大 作曲:竹中雄大・沖聡次郎

1番のサビです。

「キックオフ」ということで、試合開始のホイッスルが鳴らされました。

「語り手の男性」の対戦相手は「Kii-Kii Cat=お前=彼女」です。

戦いが始まると「逃げる」ので「捕まえる」必要があるところも猫っぽいですね。

語り手の男性は遊び人なので自分は自由にするけれども、彼女には「大人しく」していてほしいのでしょう。

本命の彼氏と彼女(本物の恋人同士)でいたいのであれば、彼女は語り手の男性を「付き合う相手に選んだことが間違い」になります。

こうした身勝手な言い分を「分からせてやる」とすっかり戦闘態勢です。

ところが、またしても男性が自由に遊ぶ現場に「お前」が現れたという展開になるでしょう。

彼女は男性の遊びをじゃまするために場を荒らしにきたのかもしれませんし、彼女自身も遊び人という可能性もあります。

猫とのじゃれ合いに慣れた?

今度こそは絶対に
誰にも邪魔されないように
知恵を絞って作戦を考えてきたんだ
この罠に掛かってしまう
マヌケなお前思うと
よだれが出そうだ今に見てろハハハ

出典:Kii-Kii Cat / 作詞:竹中雄大 作曲:竹中雄大・沖聡次郎

語り手の男性が遊び人だとしても、彼女相手に「作戦」を練ったり、「罠」にはめようとしたり、「マヌケ」呼ばわりするのは相当人が悪いですね。

さらに「よだれ」や「ハハハ」の高笑いまで飛び出す始末。

もちろん歌物語としてのフィクションですが、悪そうな男性を好む女性もいるので、その辺りを踏まえた歌詞になっているのでしょう。

完璧だった計算で やっと一息つけそうだった
すると予想外の展開が 作戦が仇となり
裏をかいてきたお前に喰らうカウンター

出典:Kii-Kii Cat / 作詞:竹中雄大 作曲:竹中雄大・沖聡次郎

男性が悪ぶるのは歌物語上の「計算」でもあり、ノベブラとしてファンを獲得するための「計算」でもあるようです。

しかし、リスナーもさすがにこの「計算」には気づくでしょう。

そのタイミングで「お前」に「カウンター(速攻の反撃)を喰らう」という展開です。

たしかに男性が彼女の束縛をかわし、自由に遊ぶということは、その間、彼女も自由に遊べることになります。

浮気性の男性を好きになる女性もまた浮気性というパターンもあり得るでしょう。

恋愛をゲームのように考えている男性はそれなりにモテるかもしれませんが、同じような習性をもつ女性と出会う確率も高いのではないでしょうか。

あるいは「そっちがその気なら、こっちもこうする」と恋愛ゲーム化が加速する恐れもあります。

もうキックオフ 分からせてやるよ
選ぶ相手間違えたことを
逃げても無駄なんだ はい、捕まえたよ
金輪際 大人しくしていな
好きにやろうと思ってた矢先
なのになぜお前はまたここで遊んでるん?
気付けばこれ、慣れてきたな

出典:Kii-Kii Cat / 作詞:竹中雄大 作曲:竹中雄大・沖聡次郎

2番のサビは1番のサビとほとんど同じですが、最後の1行が追加されました。

男性は自分が猫の飼い主のような気分でいますが、実際は彼女の手のひらで転がされているだけなのかもしれません。

「自分は浮気しても、彼女には浮気されたくない」ということは「彼女だけは特別」なのでしょう。

「彼女がいるから、安心して自由に遊べる」というのもおかしな話ですが、こうした男性心理を熟知している女性のほうが一枚も二枚も上手なはず。

男性の小賢しい「作戦」などお見通しで、男性を見張るというより、男性の遊び場で彼女自身も自由に振る舞うほうが男性にはプレッシャーになるとわかっているのでしょう。

どこまで男性が気づいているのかは不明ですが、「キーキーと猫のように鳴く彼女にも慣れてきた」というオチでした。

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さいごに

男性にとって彼女は「やんちゃな猫」かもしれませんが、むしろ「やんちゃな男性」を上手に泳がせている懐の大きい女性なのでしょう。

束縛を嫌う、ハンターのような男性は、やんちゃを繰り返すうちに彼女の寛容さに気づくのかもしれませんね。

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