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悲しみの向こう側【Aimer】の歌詞を考察!悲しみの果てに見える景色とは?

本格焼酎「iichiko NEO」のCMに起用されたAimerの『悲しみの向こう側』。

ぬくもりあふれ、やわらかい歌声が魅力的なAimerの19枚目のシングルです。

CMを聴いて「美しい曲!」と思った人も多いのではないでしょうか?そんな『悲しみの向こう側』の歌詞の意味を考察していきます!

悲しみの向こう側に待っているAimerが見せてくれる景色とはどんなものなのでしょうか?

『悲しみの向こう側』歌詞考察

曇る心

曇った窓の向こう側 今はきっと晴れてるけど
僕の心の中からは 消えやしない 笑顔

鮮やかな思い出はいつも あたたかくて
照れくさい言葉も 目を見て言えた
ただ会いたくて 声も出せずに

消えずに残る笑顔に心を奪われている状態の主人公。

どんなに空が晴れていても、その笑顔の持ち主と会えなくなってしまった悲しみで、心が曇っています。

離れてしまっていても、その人と過ごしたかけねのない思い出は、誰にも奪われずに心に残っています。その人に伝えた大事な思いも、です。

しかし、今はもう会えない悲しみに苛まれている冒頭です。

届かない思いを空に

振り向いてみても 遠く届かない
過ぎ去ってく 夕日のように
二人歩く あの帰り道も
思ったより味気ないもんだね
この歌はきっと 空へ舞い上がる
あなたにも届くかな?
ほら まだここで色あせずに 信じてるんだ
悲しみの向こう側へ

「振り向いてみても」というのは、ふたりで歩いた帰り道や、ふたりで紡いだ思い出への回顧でしょう。

どんなに振り返ってみても、あの過去には戻れない苦しさが伝わってくる歌詞です。

「思ってたより味気ないもんだね」とは、ふたりで居た時の方がずっと味わいのある深い深い時間を過ごしていた証だと思います。失ってから初めて分かった事実かもしれません。

「あなたにも届くかな?」と空に問うていることからも、主人公は大事な人と死に別れをしたのでしょうか。しかしどんな別離であっても、もう会えないのは事実。

ふたりで過ごした思い出が、ずっと消えずに輝き続けることを信じている健気な主人公の背中が見えるような歌詞です。

晴れることのない涙

雨上がりの街並みは 無邪気なほどきらめくけど
照らし出されたその先に こぼれ落ちた 涙

まだ誰も知らない約束 あたたかくて
間違いだとしても 捨てずにいるよ
カタチすらない 夢は消えない

「雨上がり」「こぼれ落ちた涙」—。ここでは「雨」が、悲しい思いのメタファーになっているように思います。

「雨上がりの街並み」=泣いた後、でしょうか。一瞬悲しみが晴れる瞬間もあるけれど、やはりまだ地面に残る雨粒。晴れることはない主人公の心をたとえているように感じます。

主人公は大事なその人と、何か永遠の約束をしたようです。

叶わなかった夢ですが、今もなおそれを守り抜こうとしている主人公の切ない気持ちが伝わってきます。

叶うことが全てではない

叶わなくていい 願いもあるよって
繰り返し 言い聞かせて
ついた嘘も 塗りつぶせたから
心配などいらないと笑って
この声はきっと 夜空に舞い散る
あなたまで届くかな?
ねえ 今もまだそこにいると 信じてるんだ
悲しみの向こう側へ

「叶わなくていい願いもあるよ」—。こんなにも悲しく苦しい思いを抱いている主人公。

しかしAimerの声を通せば、人生に起きる悲劇をの引き受けて生きていく透明な勇気を抱くことができます。

「ついた嘘」とは何でしょうか?ふたりの間でふざけあった嘘かもしれないし、真剣なケンカの際に思わず言ってしまった嘘かもしれません。

しかしどれもそれらの嘘をも実現することすらできない無情さも、楽曲全体に通底しています。

まだ現実を受け入れがたい主人公ですが、「今もまだそこにいると信じてるんだ」と儚い願いを抱えて、悲しみの先を見据えようとしています。

完結できない「あなた」の全て

あやふやな言葉達が
いまもまだ凍えている
曖昧なあなたの笑顔が
刻むこの時を焦がす

「あやふやな言葉達」「曖昧なあなたの笑顔」。どれも、大事な人が残していったものでしょう。

それらはいつまでも、残された側の心に煮え切らずに残り続け、完結しません。

前に進もうとしている主人公の時計を止めてしまう力すらも持っているのです。

悲しみの向こう側に

振り向いてみても 遠く届かない
過ぎ去ってく 足早に
二人歩く あの帰り道も
思ったより味気ないもんだね
この歌はきっと 空へ舞い上がる
あなたにも届くかな?
ほら まだここで色あせずに 信じてるんだ
悲しみの向こう側へ

最後のサビ。

大事な人との思い出、記憶に残る姿かたち。その人にまつわるすべてが足早に主人公のもとから逃れていきます。

そんな現実の中、ひたすらにひとり歩く主人公の寒々しい姿が目に浮かびます。

まだ、残された思いに一人沈む主人公ですが、歌を通じて「あなた」へ届くことを願います。

「あなた」に届くこと、それを信じ抜くこと。

本当は辛いかもしれませんが、そんな一抹の希望を抱いて悲しみの向こう側を見つめる主人公なのでした。

おわりに

いかがでしたか?

Aimerの歌声によって、悲しみが大事な人への愛情に裏打ちされていることに気付ける『悲しみの向こう側』。

ぜひ聴いてみてください!

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