目次
今回は、声優・歌手として活躍中の高橋李依さんの新曲「カメレオンシンドローム」の歌詞を考察していこうと思います!
大人気声優が待望の歌手デビュー!
高橋李依さんは1994年2月27日生まれの27歳。
何色にも染まる稀有な表現力と、染まらない確固たる透明感で彩る声に定評があり、声優として大活躍されています!
「魔法つかいプリキュア!」朝比奈みらい役、「Re:ゼロから始める異世界生活」エミリア役、「からかい上手の高木さん」高木さん役など、多くの人気アニメで重役を務めています。
そんな彼女が6月23日にリリースする1st EP「透明な付箋」のリード曲が今回紹介する「カメレオンシンドローム」となっています。
本楽曲は、高橋李依さん本人の思い入れも強い楽曲で、一番最初にみんなに聴いてもらいたい曲だそう。
MVは人気イラストレーターのがーこさんが手掛けています。

カメレオンシンドローム 歌詞考察!
自分は誰なのか、どこにいくべきなのか

インレットとは「注入口」という意味があり、主に水などが流入してくる場所を指します。
思考のインレットとは思考がドバドバと流入してくる場所のことでしょう。
さまざまなことを考えると、前も後ろもわからなくなってしまいます。
その様子を地下鉄のホームに例えています。光が当たらず、様々な方向に通路が伸びていて、目的の場所にたどり着くことは難しいです。
やっとの思いで階段を抜け、外に出ると、太陽が声をかけてきます。
光の当たるところに出てくるべきではなく、思考の中でさまよっている方がいいという皮肉でしょうか?

あの人のようになりたいと言う理想は多くの人が持っているのではないでしょうか。
しかし、どれだけ努力をしてもその憧れにはたどり着けないこともあります。
向日葵色が似合うあの子のようになればいいと思っても、じっさいに進みだしてみると到底及ばない現実が突きつけられます。
こんな思いをするなら、最初から理想なんて持たなければいいのでしょうか?
カメレオンのように擬態し、誰からも気づかれないほうが幸せ?

ふと立ち止まってみると、ショーウィンドウには自分ではない人が映っています。
理想と現実の間に苛まれ、さまよっている自分を本当の自分ということはできるでしょうか?
周りにこう思われたい。こう見られたい。そういった欲望が自分を追い詰め、壊していきます。
こんなことになるなら、カメレオンがその環境に擬態し天敵から身を守るように、自分も擬態して誰からも見つけられなければ楽なのではないかとも考えます。
そうしたら、自分を含めて誰からも期待されずに楽に自分らしく生きていくことができるのです。
自分らしさを徐々にみつけていく

歩道橋の上で見たストレートとは、周りの人の人生であると解釈します。
自分が将来に迷っている時、周りの人は自分らしく真っ直ぐに進んでいるような気がして焦る気持ちもあるかもしれません。
隣の芝は青いとはよくいいますが、隣の道はストレートで、自分がたどり着くことができない明日まで見えてきそうに感じます。
夕方になり、雲は夕日に照らされて赤く染まっています。
そんな夕日に照らされた自分から伸びる影は長く真っ直ぐでしょう。
その延長線上に自分の生きる道が見えたのかもしれません。先程は嘲笑われていた太陽も、今では補微笑んでくれています。

夢や希望は追いかければ追いかけるほど遠くに行って、やっと掴んでもすぐに消えてしまいます。
どうせ叶わないからと諦めたら、苦しくはないのかもしれません。しかし、挑戦しないものにはいつまで立っても光は当たらないでしょう。
もし叶わなくたって、自分らしく入れるなら、それが正しい道だったと思えたらいいですよね。
そう思ったら、擬態して誰からも気づかれない生活よりも、自分らしく、自分の色に染まった人生を歩むべきなのです。

自分を見失ってし舞うこともあるかもしれません。不安になることもあるでしょう。
そんなときに焦って思考のなかに閉じ込められていてはいけません。
少しずつでもいいから、一歩ずつ進むことが大切であるというメッセージが読み取れますね。
いきなり大きな挑戦をする必要はありません。小さな挑戦の積み重ねの先に自分の理想とする未来が待っているのではないでしょうか。
小さなことでも、挑戦しないものには今を生きる意味なんてありません。

自分らしく生きる。とは一体どういう生き方なのでしょうか?
それを完全に理解している人は少ないでしょう。
人にはそれぞれ個性があり、得意不得意もあります。
周りの人ばかりが優れて見えてしまうときもありますが、自分にしかないもの、自分にしかできないことだってきっとあるはずです。
もしかしたら擬態して生きたいと思っている人がいるかも知れません。
しかし、この曲はそんな人に対して、いつか自分自身を認めてあげて欲しいというメッセージを伝えていると考えます。

1ヶ月無料で音楽聴き放題!
通常880円/月のAmazonMusicUnlimitedが今なら1ヶ月で体験可能!
この機会に聴き放題サービスをお試ししてみよう!
いつでも解約OK!
さいごに
今回は、高橋李依さんのデビュー作「カメレオンシンドローム」の歌詞を考察していきました。
自分がいるべき場所はどこなのか。そして、自分はどうあるべきなのかという葛藤と気づきが主題となっていました。
カメレオンのように擬態したいと思う人が多い世の中で自分らしさを問いかけるいい曲でしたね!
声優としても活躍されている高橋さんの歌手としての今後に期待です!