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陽炎【SEKAI NO OWARI】歌詞の意味を考察!陽炎のように儚い思い出が蘇る?別れた後に必要なさよならとは?

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セカオワことSEKAI NO OWARI「陽炎」の歌詞の意味を考察します。

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陽炎 歌詞考察

別れの瞬間を忘れられない?

貴方はきっと知らないでしょう
夜明けに目覚めた私が
どんな風にどんな想いで
もう一度目を閉じたのか

出典:陽炎 / 作詞・作曲:Saori

「陽炎」はSaoriさん作詞・作曲・ボーカル曲ですが、Fukaseさんのボーカルバージョンも「Habit」のカップリングとしてリリースされました。

語り手の「私」と「貴方」の別れが描かれています。

「私」は「朝早くに目が覚めて、眠り足りなかったから二度寝した」わけではなさそうです。

「何らかの気配を察して目が覚めたものの、気づいていないことにして寝たふりをした」のではないでしょうか。

おそらく隣で寝ていた「貴方」が起きたので「私」も目が覚めたけれど、「私」が寝たふりをしたので「貴方」は「私」が起きたことを「きっと知らない」という話のようです。

私はきっと知らないでしょう
貴方がすぼめていた肩に
どんな物がのしかかっていて
何故ため息ついたのか

出典:陽炎 / 作詞・作曲:Saori

今度は逆に「私」は「貴方」が「ため息をついた」理由を「きっと知らない」という展開になりました。

「貴方」にはさまざまなプレッシャーがあったのに、「私」はその重圧に気づいてあげることができなかったという意味でしょうか。

どれほど仲のいい恋人同士でも、相手の本音はわかりません。

それでもお互いの思いやりがいい具合に作用すれば、「だいたいこう考えているだろう」と推測できる場合もあります。

しかし、どれほど近い距離にいても、相手の思いやりや悩みに気づかないなど、心がすれ違うこともあるものです。

「肩をすぼめる」ことがあったのであれば、「貴方」は肩身の狭い思いをしていたのかもしれません。

「ため息をつく」のは、がっかりすることがあったときでしょう。

お互いに相手の「知らない」ことが積み重なり、関係性がうまくいかなくなったような感じがします。

ドアを閉める小さな音が
今でも響いてる

出典:陽炎 / 作詞・作曲:Saori

「私」は寝たふりをしながら、「貴方」の気苦労に気づいてあげられなかったと後悔していたのでしょうか。

その「私」の寝たふりは、最後にそっと部屋を出て行く「貴方」に対する思いやりのはずですが、「貴方」に気づかれることはなく、空回りしたままだったのでしょう。

その別れの瞬間を「今でも忘れられない」ようです。

ああ、さよならだね
私たちずっと一緒にいられる
そう思って歩いてたあの日
ああ、さよならだね

出典:陽炎 / 作詞・作曲:Saori

「私」と「貴方」の「さよなら=別れ」ですが、過去の「あの日」との「さよなら=決別」でもあるという意味でしょう。

失恋の悲しみに暮れつつ、未練を断ち切ろうとしていることが伝わってきます。

さよならの後のさよならも必要

白くて小さい花が咲いた
貴方が私の名前を呼んだとき
この胸の中で
恥ずかしそうに揺れていた

出典:陽炎 / 作詞・作曲:Saori

2番に入り、2人の出会い、あるいは付き合い始めた頃のことを振り返っているようです。

「私」は「貴方」に「名前を呼ばれた」だけで、心に「小さい花」が咲くような気分になるほど嬉しかったという意味でしょうか。

「恥ずかしそう」にしていたのは、「小さい花」になぞらえた「貴方」なのかもしれません。

出会ったばかりや交際初期はお互いに初々しいものでしょう。

ただ「名前を呼ぶだけで実際に花が咲く」ことはないので、「私」は恋愛に対して少女漫画的な憧れを抱いていた可能性もありそうです。

大切なものはお互い
あの日と変わったよね

出典:陽炎 / 作詞・作曲:Saori

「あの日」は「ずっと一緒にいられると思っていた交際初期」のことでしょう。

「変わる、変わらない」は考え方次第でどのように捉えることもできるので、「大切なものが変わった」というのもすれ違いの原因になりがちかもしれません。

「一緒にいるだけで幸せな男性と、結婚を考え始める女性」など、恋愛観の違いが重荷になることもあります。

ああ、諦めよう
私たちそう思うことだけが
愛と呼べるかもしれない
ああ、さよならはきっと
変わっていく貴方じゃなくて
変わらない貴方を
抱きしめられないことね

出典:陽炎 / 作詞・作曲:Saori

たとえば昨日と今日では1日経っているので、その分「変わった」ことになりますが、同じ人間であることは「変わらない」といえるでしょう。

ひとりの人間、同じ出来事に着目しても「変わった、変わらない」は考え方次第です。

それでも少女漫画のようにロマンチックな恋愛観を抱いていた女性が、付き合うと現実的、社会的な考え方をするようになり、男性にとっては負担になるケースもあるでしょう。

いつまでも「心に咲いた小さい花」を「大切」にするだけでは続かないと考えるようになった「私」には、「変わらない貴方」を受け止める包容力がなかったのかもしれません。

ああ、さよならだと
分かっていたのに今になって
どうして苦しくなるの
ああ、今更思い出してるのは

出典:陽炎 / 作詞・作曲:Saori

おそらくお互いに話し合って別れることになり、「貴方」はそっと出て行ったという展開だったのでしょう。

一方的に振られたわけではなく、どちらかというと「私」が「貴方」に対して不満を抱えていたことが原因のようですが、それでも実際に別れると辛いことが伝わってきます。

ああ、あの日の夜
蜉蝣(かげろう)の定めのように出会って
消えそうな命ごと貴方が
抱いてくれたこと
でも、さよならだね

出典:陽炎 / 作詞・作曲:Saori

曲名の「陽炎」は気象現象、歌詞に出てきた「蜉蝣」は昆虫ですが、どちらも儚さをあらわしています。

「貴方は私を命ごと抱いてくれたけれど、私は変わらない貴方を抱きしめられなかった」という対比になっていて、別れた後の思い出のはかなさが感じられるでしょう。

実際の別れの後、儚い思い出との決別にたどり着いたという結末でした。

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さいごに

Saoriさんボーカルバージョンでは「変わったのは女性、変わらないのは男性」ですが、Fukaseさんのボーカルバージョンでは逆に「変わったのは男性、変わらないのは女性」と解釈できるでしょう。

そもそも「変わった、変わらない」という考え方次第の話が持ち上がる時点で、すれ違っている可能性もあります。

別れた後の未練との決別も大切かもしれません。

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