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It’s a small world【King Gnu】歌詞の意味を考察!キングヌーとの小さな世界を堪能しよう!

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King Gnu「It’s a small world」の歌詞の意味を考察します。

名古屋テレビ(メ~テレ)の音楽番組「BOMBER-E」のエンディングテーマ(2019年1月)に起用された、メジャーデビュー(2nd)アルバム「Sympa」(2019年1月)収録曲です。

常田大希さんが作詞・作曲した「It’s a small world」の歌詞を紐解きましょう。

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It’s a small world 歌詞考察!

小さな世界が描かれた背景

ダンスなんて上手く踊れないけれど
今だけは踊りたい気分
イケてるステップなんて刻めないけれど
誰も見ちゃいないし気にしないで

「It’s a small world」といえば、快歩さんの特殊メイクによりアメコミキャラの様相を呈した井口理さんがダンスを踊るMV。

さらに新井和輝さんのウッドベースと打ち込みのビートによるアコースティックとデジタルのコントラストが印象的。

ディズニーランドのアトラクションを彷彿とさせるタイトルは、身近な日常の「小さな世界」という意味でしょう。

MVは、ロマンティック・ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」(2016年・2017年)のようなダンスを取り入れたロマンティックSF。

歌詞でも、広大な宇宙のなかでたった2人だけの「小さな世界」が描かれていると考えられます。

鍵盤とギターのかわいらしいリフや「Wait a minute×2」のボイスが印象的なイントロ。

その後に続く冒頭の歌詞は、井上陽水さん作詞・作曲の「ダンスはうまく踊れない」(1977年)へのオマージュでしょう。

常田さんは、2012年にフジロックで井上陽水さんのライブを目撃し、リスペクト。

井上陽水さんの「傘がない」(1972年)をイメージして「Slumberland」(2018年4月)を作詞したり、「井上陽水トリビュート」(2019年11月)で「飾りじゃないのよ涙は」をカバーしたりしています。

学生運動が盛んだった70年代に、フォークシンガーでありながら政治より身近な日常に着目した井上陽水さんの姿勢に共鳴したのでしょう。

井口さんが東京芸大時代にミュージカルの舞台を経験したことも影響しているはず。

こうしたさまざまな背景が盛り込まれ、「下手でもダンスを踊ろう」という物語になっています。

やたらとキレのいい「イケてるステップ」のリズムが無茶苦茶おもしろいですね。

皆寝ちゃったよ
今夜、世界は僕らのもの

誰もが寝静まる夜中に踊る2人。

自分たちだけの「世界」に入り込んでいるというか、「世界」全体が自分たちのものという発想がロマンティックです。

日常生活にコミットする音楽

明日の事なんてわからないけれど
人生は止まらないし
夏の終わりの熱帯夜に二人
夜に眩しいほどに煌めいて

2人が夜中に踊っている季節は「夏の終わり」。

最も気温が高いのは真夏ですが、秋に差しかかる頃にも蒸し暑い「熱帯夜」はあります。

もしかしたら「浮かれるような恋としては真夏が最も盛り上がっていたけれど、少し冷静になりかけた時期でも蒸し暑く盛り上がって踊ろう」という話かもしれません。

この先2人の恋愛関係がどのように展開するかはわからないとしても、「人生が続く限り、きらめこう」というメッセージのようです。

基本的に「ダンスが上手くない僕と恋人の2人の物語」が描かれていますが、リスナー自身の恋愛に置き換えることもできます。

さらに、King Gnuとリスナーの「1対1」の関係を表していると深読みすることも可能でしょう。

「King Gnuというバンドがこの先どうなるかはわからないとしても、音楽活動は続けるので、人生を輝かせながら共に踊ろう」という呼びかけかもしれません。

この後「皆~僕らのもの」の部分が繰り返されるので、「誰もが寝静まる夜にKing Gnuを聴くと、King Gnuの世界になる」とも受け取れそうです。

君の世界に僕も生きられるなら
それは素敵な事でしょう?
(子供みたいに戯れあってさ)
大人になんてなりそびれたままでいいの
勝手に世界が回っても
(それもいい、いっそ君だけでいい)

サビです。

物理的な「世界」であれば地球全体や宇宙全体など1つと考えるのが一般的ですが、主観的な「世界」という意味なら人間の数だけ存在することになるでしょう。

そのなかでも「僕」は「君の世界」に生きたいと考えています。

社会という大きな「世界」が「大人」の事情で「勝手に回っても」、リスナー(君)の日常生活(小さな世界)に影響するような音楽を届けたいというKing Gnuの心構えのようです。

King Gnuのメンバー4人とも、公の場でも「子供みたいにじゃれあっている」というか、親しい間柄で本音を話すような言葉遣いをしています。

King Gnuとリスナーという「1対1」の関係でも、「大きな世界」の紋切り型ではなく、「小さな世界」でダイレクトに共鳴したいという話ではないでしょうか。

息を潜めろ街が寝静まるまで
Shining Shining Shining Shining
恐れずにこの夜に飛び込むの
Shining Shining Shining Shining

かわいらしいギターソロが展開された後、曲調が変わるパートです。

朝や昼は「大きな世界」で社会活動が行われるので、「夜」に2人だけの「小さな世界」を輝かせようと促しています。

恐る恐る「It’s a small world」を聴いてみた人も、そろそろKing Gnuとの「1対1」の「小さな夜の世界」にハマった頃ではないでしょうか。

最後に「君の世界に~」のサビが繰り返され、エンディングを迎えます。

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さいごに

「It’s a small world」のMVは、井口さんがダンスパートナーの女性にキスしようとすると、「それは違う」とばかりに蹴りを食らうコメディタッチな結末です。

たった2人の「小さな世界」は片方の思い込みにすぎない可能性もあるので、注意が必要かもしれませんね。

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