今回は、ロックバンド・クリープハイプが12月8日にリリースする新曲「一生に一度愛してるよ」の歌詞を考察していきたいと思います!
約3年ぶりとなるアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』をリリースするクリープハイプ。
収録曲である「一生に一度愛してるよ」には、どんな想いが込められているのでしょうか?
アルバムの情報と合わせて見ていきましょう!
ニューアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』
クリープハイプにとって約3年3ヶ月ぶりとなるメジャー6thアルバム。
映画『ちょっと思い出しただけ』の主題歌「ナイトオンザプラネット」をはじめ、過去最多となる全15曲が収録されます。
アルバムジャケットは、前作『泣きたくなるほど嬉しい日々に』のジャケットや、ボーカル・尾崎世界観さんの小説『母影』の装丁を担当した寄藤文平さんが手掛けています。
一生に一度愛してるよ 歌詞考察
この楽曲は、主人公の女性の気持ちを、バンドのファン活動と照らし合わせて表現しています。
初期は、勢いがあって尖っていたバンドも、時間が経つにつれ、丸くなりつまらない音楽になりました。
最近の曲は聴かずに、最初の頃の曲だけを聴いている主人公。
付き合った初期は優しかった恋人も、最近は雑に扱われることが多くなりました。
他に好きな人が出来たのでしょうか?
バンドの曲はファーストを聴いていても、あなたの一番にはなれない主人公の悲しみが伝わってきます。
倦怠期にある主人公と恋人。
初めてのときのように、ドキドキさせて欲しい、安心させて欲しいという主人公の願いが歌われています。
始めは尖っていて、だんだん丸くなってしまったバンド。
始めは優しかったのに、だんだん刺々しくなってしまった恋人。
まさに「バンドと恋人が逆だったら」と思っています。
丸くなってしまったバンドは、似たような曲ばかりリリースします。
もう昔には戻れないのだと、今も初期の曲ばかり聴いている主人公。
「本当は新しい曲できてるんじゃないの」と言ってしまいたくなる気持ちもわかります。
恋人との関係も良くなることはありません。
バンドの出す曲と同じように、似たような毎日を過ごす二人。
扱いが雑になってきたあなたは、そっけない主人公の態度に対して「新しく好きな人でもできたんじゃないの」と疑いをかけます。
恋人の冷たい態度に、意地悪を返す主人公。
恋人と同じ名前のコウキって人が好きと皮肉を返します。
コウキという名前は、バンドのファースト(ショキ)ともかけられていますね。
尾崎さんの高い作詞センスが伺えます。
「出会ったあの日は103です」は、クリープハイプの『ラブホテル』という歌詞の一節です。
ひと夏の男女の物語を描いた『ラブホテル』。
103という数字は、ホテルの部屋番号を表しています。
『ラブホテル』では、その後「一回位減るもんでもないし」と歌われますが、この主人公は「一回も減らしたくない」と思っています。
これ以上、あなたといたくないと別れを決意したようですね。
他の楽曲からの歌詞の引用、ファンにとっては嬉しいサプライズなのではないでしょうか?
曲全体を通して、初期の頃から変わってしまったバンド、恋人の態度に対する悲しみが歌われていました。
「死ぬまで一生愛されてる」と思っていた主人公でしたが、その想いは通じません。
初期の頃を懐かしんで、同じ曲ばかり聴いている主人公の切ない気持ちが伝わってくる楽曲でした。
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さいごに
いかがでしたか?
アルバムのリリースが待ちきれません!
今後の活動にも注目です!