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image_____【眩暈SIREN】歌詞の意味を考察!TK from 凛として時雨プロデュース!アニメ「pet」ED曲

眩暈SIREN(めまいサイレン)のメジャー3rdシングル「image_____」(読み方:イメージ、2020年1月)の歌詞の意味を考察します。

三宅乱丈(みやけ らんじょう)さんの漫画「ペット リマスター・エディション」が原作のテレビアニメ「pet」(2020年1月~3月)のエンディングテーマとして書き下ろされました。

ボーカルの京寺さんが作詞、ピアノ&ボーカルのウルさんと眩暈SIRENが作曲、TK from 凛として時雨さんがプロデュースした「image_____」の歌詞をチェックしましょう。

アニメ「pet」の概要

主人公ヒロキは、裏社会の組織「会社」の「社員」であり、特殊能力「イメージ」(金魚)を使って記憶を操る能力者

人の脳内に潜り込み、最高の「ヤマ」と最低の「タニ」と呼ばれる記憶が詰まった「場所」を操作して、「会社」に都合のいい記憶の改変や廃人化を起こさせます。

「ヤマ」を分ける「ヤマ親」と分けられた「ペット」が存在し、ヒロキの「ヤマ親」かつ相棒は司(イメージ:水)。

林(イメージ:風)が「ヤマ親」の悟(イメージ:ドア)と関わることで、司の隠しごとに気づくSFサスペンスです。

image_____ 歌詞考察!

記憶を操る能力者の苦悩

追い込んでいたつもりで
いつも影だけを踏まされている
開け放たれたドアに痕だけ残して
幻は消えてしまった

アニメの主人公ヒロキは、人の記憶を書き換えたり、破壊したりする能力者です。

「ヤマ親」の司と強い絆で結ばれていますが、もともと司の「ヤマ親」だった林は消息不明になっていました。

司の後、林の「ペット」になった悟により、消息不明の事実を知ります。

悟の能力「イメージ」は「ドア」なので、「悟(ドア)だけに痕跡を残して、林(幻)は消えた」と解釈できるでしょう。

何を壊し何を守る
偽装された秩序も息を殺して
次の駒が動き出す時を
待っているんだろう

「ヤマ親」も「ペット」も「社員」なので、能力者として「会社」の都合のいいように記憶の書き換えや破壊を行います。

その結果、ターゲットには記憶の改変や廃人化が起きるため、いつかは抜け出したい状況です。

それでもヒロキは司と一緒にいることで、自分の心を守るのが精一杯。

しかし司には隠しごとがあると知り、「会社」の「秩序」が「偽装された」ものだったと気づきます。

こうしたアニメの物語が反映されているでしょう。

喪失と脅迫めいた常識が網を結んで
織り込んだ真相の糸は絡め取られてしまう

目を逸らさないで

能力者が暗躍する裏社会では、一般的な「常識」は通用しません。

特殊な状況下なりの「秩序」が保たれていれば「ただ相棒と一緒にいる」というヒロキのささやかな願いは叶いますが、その相棒にすら隠しごとがあった状況です。

それでも「現実を直視して、真相を見抜かなければいけない」というヒロキの前向きな姿勢が伝わってきます。

不安に耐えきれなくなった心象の果て
見透かさないでくれ
心が剥がれて色付いた
もう疑惑の花が開いて

サビの前半です。

ヒロキは司や「会社」に対して「疑惑」をもつようになりました。

そもそも人の脳内に潜り込んで、記憶を操作する物語です。

ターゲットの「心象を見透かす」仕事をしながらも、自分自身の「心象を見透かされる」ことには弱いという苦悩が描かれています。

世界を溶かして
失っていく 壊されてゆく
穏やかな傷さえ
忘れて 引き金を...

サビの後半です。

最もポジティブな記憶のある「場所」が「ヤマ」で、最もネガティブな記憶のある「場所」が「タニ」です。

これらの「場所」を書き換えたり破壊したりする(世界を溶かす)ことで、ターゲットの記憶は改変されたり(失う)廃人になったり(壊される)します。

ただ「ペット」と呼ばれていることを知らないヒロキにとって、こうした記憶操作は諸刃の剣とも言えるでしょう。

感情を失っても真相を直視!

快と不快で
縁取る思い出はどんな形だろうか
混ざらないよう鍵をかけて
感情も消えてしまった

「快」は「ヤマ」、「不快」は「タニ」を表していると考えられます。

「鍵」とは、「ヤマ」を使って「タニ」を隠し、他人の記憶に感応しすぎないようにしたり、勝手に「ヤマ」に入られないようにしたりするための防御壁です。

「鍵」の作り方を知らないまま「ヤマ」を分けられると、自分の記憶を形成できず、他人の記憶との区別がつかない、コミュニケーション不全の「ベビー」になってしまいます。

自分の記憶と他人の記憶が混ざらないように「鍵」をかける必要はあるものの、その結果「感情」の起伏がなくなると、人間らしさを失うことにもつながるでしょう。

(記憶なんて脆すぎて触れたくはない)
織り込んだ真相の糸は絡め取られてしまう

目を逸らさないで

「できれば記憶を操作したくない」という本音が漏れつつ、「真相」を直視しようとする前向きな姿勢は変わりません

この後サビの前半が繰り返されます。

アニメの結末が気になるラスト

『虚構にまようその背中を追い続けていても
全て空想かもしれないと
思考は絶えずに疑いの目を向けている
此処が自分自身なら元より何も無かった場所に
静かな空を与えた貴方はいつかの残滓
その最後の片鱗が消える数秒を
何度も描いてただ此処にいたい

語りの前半です。

「林→司→ヒロキ」という流れで「ヤマ」が分けられ、林が消息不明になった点を踏まえると、「何も~貴方」は司のことで、司は林の残滓(ざんし、残り)と解釈できます。

ヒロキは司の背中を追い続けているものの、司に「疑惑」がある以上、すべての記憶は書き換えられた虚構(作りごと、フィクション)かもしれません。

それでもヒロキは「司とただ一緒にいたい」と願っています。

それは憧憬が画面越しの映像みたく
頭の中で懐かしさを語りかけて
見知った世界すらもいつか歪ませながら
違う顔に塗り替えていくような純粋な毒だ
間違いない本心は期待が見たい盲信だ
同じ様な輪郭すら疑う認知のバイアス
死んだような顔で回す火車
造らされた走馬灯 白昼夢が現実を照らす
何もかもがこの手で変えられる
正しい判断は真実の側面でしか無い
一度、変えてしまえば
戻らないと分かっていながら
燦然たるかつてに手を伸ばしてまた
そのドアを開いた』

語りの後半です。

バイアスとは「かたよった先入観」のこと。

記憶を操る「世界」なので、「本心」や「認知」している記憶が「現実」の「真実」とは限りません

「ドア」という「イメージ」を操る悟と関わることで、「真実」の全体像を捉えようとしています。

世界を溶かして
失っていく 壊されてゆく
穏やかな傷さえ
忘れて 引き金を引くだろう

サビの前半が繰り返された後のサビの後半では、「引くだろう」が加わりました。

強い絆で結ばれていたはずの司に抗うことになるとしても、「真実を追求するだろう」という意味でしょう。

アニメの結末が気になる余韻の残し方ではないでしょうか。

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さいごに

「image_____」はメジャー1stアルバム「喪失」(2021年11月)収録曲。

映像作家INNI VISION(インニー・ヴィジョン)さんが監督を務めたMVも併せてお楽しみください。

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