最新情報を知りたい方はこちら!!

生きていたんだよな【あいみょん】歌詞の意味を考察!生と死の狭間で何を思う

今回は、あいみょん「生きていたんだよな」という楽曲について歌詞の考察をしていきたいと思います。

この楽曲は2016年11月30日にリリースされたメジャーデビューシングルとなっています。ファーストフルアルバムである「青春のエキサイトメント」にも収録されています。

また、ドラマ「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」のオープニング曲としても起用されました。

MVはあいみょんが自撮りをして進んでいくという内容になっており、このカメラワークで歌詞の中に出てくる「自ら命を絶った女子高生」の目線を表現しているのではないでしょうか。

あいみょんの世界観が広がる浮遊感のある一曲、さっそく歌詞を考察していきます。

生きていたんだよな 歌詞考察

タイトル「生きていたんだよな」の意味

タイトルは「生きる」の過去形である「生きていた」という言葉が使われています。もう生命を保つことができていない状態を表していますね。

飛び降り自殺をした女子高生に向けた歌なのです。彼女の「死」というものだけを切り取る周りの人々とは対照的に彼女の「生」の部分を切り取って受け止めたいという思いがストレートに表れたタイトルだと感じます。

流れる綺麗な赤い血

冒頭の歌詞です。

飛び降り自殺をした人がいるというニュースを見たのですね。それは女子高生でした。

「血まみれセーラー」、「濡れ衣センコー」といった部分はネット上で野次馬が騒いでいる様子でしょうか。メディアに取り上げられ、見に来た人やマスコミで現場が溢れます

「危ないですから離れてください」という注意の言葉から余計に好奇心を煽られた野次馬が集まります。

興味本位で訪れ、ふざけて現場の写真をとっている人々を「馬鹿騒ぎした奴ら」と皮肉を込めて歌っており、その情景に憤りを感じている様子がわかります。

流れる赤い血をみて何とも言えない感情を抱きます。ここであいみょんを流れる血を「綺麗」と表現しています。「赤く綺麗な血」であることから飛び降りてまだ時間があまり経ってないのではないかと解釈できます。

自殺をした女子高生は死んでからもネットで騒がれて野次馬にも騒がれます・・・

彼女にしか動機はわからないのに部外者からの憶測が飛び交います。テレビを見ながらなんとも言えない気持ちになって涙が流れます。彼女がどんな人だったのか、どんな気持ちでいたのかも知らないけれどただなぜか泣いてしまったのです。

今はもういない彼女ですが確かに「生きていた」のです。

その事実を噛み締めるように繰り返し「生きて」と綴られます。彼女が選んだ「自殺」という行為を否定するわけでもなく、肯定するわけでもなく。ただ受け止めている様子が伝わってきます。

「最後のサヨナラは他の誰でもなく自分に叫んだんだろう」という部分からは彼女がもう周りのことを考えられないほど追い詰められており、自分のことで精一杯になりながら「サヨナラ」することを選んだのだろうというメッセージが込められているのでしょう。

彼女が残した生きた証

彼女が最後に残した涙である「生きた証の赤い血」。彼女が生きていた証であるにもかかわらず、いとも簡単に拭き取られてしまいます

また、立ち入り禁止の黄色いテープをみた野次馬からは「ドラマでしかみたことなーい」という心ない言葉が発せられます。彼女が見ていたらどう思うのか考えて発言をして欲しいという忠告のようなものに感じました。

「長いはずの一日がもう暮れる」という部分から一日中彼女のことを考えていたということが読み取れます。

考えているうちに、「新しい何かが始まる時 消えたくなっちゃうのかな」という思いに至ります。彼女が亡くなった季節は春だったのでしょうか。新しいことが始まるということは期待だけでなく不安が大きくなりますよね。

彼女にとっての希望とは

死ぬことを選んだ彼女を責めるのではなく、ただ受け止めているということがわかる歌詞です。ただ、自殺を否定するというように綺麗事だけでは処理できないこともあります。

後半の歌詞から、彼女は自身にとって生きるよりも希望がある未来を選んだのかもしれないと考えさせられます。

サビが繰り返され、「サヨナラ サヨナラ」という歌詞で終わります。このサヨナラには、自分から彼女へ向けての気持ちも含まれているのかもしれませんね。

サビでは特に「生きていた」という事実に焦点を当て、否定することなくただ受け止める歌詞となっていますね。

確かに彼女は「生きていた」のでした。

さいごに

いかがだったでしょうか。他人の気持ちを肯定も否定もせず受け止めるのは簡単なことではありません。

あいみょんがたくさん思考を巡らせて考え抜いた結果、この「生きていたんだよな」という楽曲が出来上がったのだなと改めて感じました。

ぜひ、MVを見ながらもう一度聞いてみてくださいね。