今回は、リトグリことLittle Glee Monsterの新曲「生きなくちゃ」の歌詞を見ていきたいと思います。
6月10日に公開される映画『はい、泳げません』の主題歌として2曲提供しているリトグリ。
今回考察する「生きなくちゃ」の他に「magic!」という曲を提供しています。
映画の内容も合わせて見ていきましょう!
映画『はい、泳げません』
2022年6月10日に公開される長谷川博己さん主演の映画。
共演には綾瀬はるかさんを迎え、映画『花束みたいな恋をした』の制作陣が贈る“泳げない男”と“泳ぐことしかできない女”の希望と再生を描いた感動作。
泳げない長谷川博己さんの演技にも注目です!
公開が楽しみですね。
生きなくちゃ 歌詞考察
映画『はい、泳げません』のネタバレを含みますので、ご覧になっていない方はご注意ください。
生きなくちゃ 生きなくちゃ
ぺちゃくちゃしてる街の中
言葉は風によく似てる たまぁに心を吹き抜ける生きなくちゃ 生きなくちゃ
ぐちゃぐちゃ靴を濡らしても
落とした物を探してる 水の底で影が揺れる悲しいときは涙を 嬉しいときは笑顔を
それ以外のときは 何を浮かべればいい
この楽曲では「生きなくちゃ」の「くちゃ」の部分の繰り返しが特徴です。
今回の考察では、映画の主人公・小鳥遊雄司を主人公とおいて見ていきましょう!
冒頭で歌われる「ぺちゃくちゃしてる街の中」というのは、都会の喧騒を表現しているのでしょう。
哲学の教授として大学で働いている雄司。
「言葉は風によく似てる たまぁに心を吹き抜ける」という詩的な歌詞は、雄司をイメージして描かれているように感じました。
言葉は風のように自分の心を吹き抜けていく、つまり、誰かの何気ない一言によって、自分の世界が広がったり、救われたりすることだってあるんだ、というメッセージが込められていますね。
苦手な泳ぐことに向きあい、水泳教室に通い始めた雄司が探している落とし物とは何なのでしょうか?
ネタバレになりますが、雄司には別れた妻との間にともやという子供がいました。
6歳のとき、家族で遊びに行った川で、ともやが溺れて流されてしまうという事故が起こってしまいます。
ストーリーの中で、25mを泳げるようになった雄司は、その時のことを思い出し、助けられなかったという後悔に苛まれます。
このことから考えると、落とし物というのは、ともやとの思い出を指しているのではないでしょうか?
やるせない気持ちになっている雄司の姿が浮かんできました。
生きなくちゃ 行かなくちゃ
ぐにゃぐにゃ道に迷っては
誰に習ったわけじゃなく
歩けるようになった人
歩けるようになった人生きなくちゃ 生きなくちゃ
くしゃくしゃ髪を遊ばせて
生きなくちゃ 生きなくちゃ
それは誰の言葉?生きなくちゃ 行かなくちゃ
くちゃくちゃガムを噛みながら
夕日の落ちるこの道に
なくした味を探しては
どんなに悲しいことがあっても、立ち止まったままではいられません。
人生という長い道の中で、途中迷ってしまったとしても、あるき続け無ければならない、生きなくちゃいけない、そんな力強いメッセージが歌われています。
「誰に習ったわけじゃなく 歩けるようになった人」
この歌詞は、私達は自分の足で立ったのだから、最後まで自分の足で歩き切ろうよというリトグリの想いが込められているように感じました。
歩いている途中で、寂しくなること、過去を思い出して辛くなることもたくさんあるでしょう。
しかし、それでも生きて、自分の足で進み続けるんだという強い意志を感じました。
生きなくちゃ
誰に習ったわけじゃなく
歩けるようになった人
歩けるようになった人生きなくちゃ 生きなくちゃ
誰に習ったわけでもなく、一人で立ち上がり、歩けるようになった人。
これから進む道にどんな困難が待ち受けていようとも、歩みを止めること無く、進んでいかなければなりません。
「生きなくちゃ」
この1フレーズに込められた想いが、曲を聴いた人に、大きな勇気を与えてくれる素敵な楽曲でした。
1ヶ月無料で音楽聴き放題!
通常880円/月のAmazonMusicUnlimitedが今なら1ヶ月で体験可能!
この機会に聴き放題サービスをお試ししてみよう!
いつでも解約OK!
さいごに
いかがでしたか?
リトグリからの明日を生きるメッセージが込められた楽曲。
これからの活躍にも注目です!
ひょんなことから水泳教室に通うことになった泳げない哲学者・小鳥遊雄司(長谷川博己)と、雄司に水泳を教えるコーチ・薄原静香(綾瀬はるか)の日々が描かれる。
地上よりも水の中のほうが生きやすいという静香と、水が大嫌いで大騒ぎしながら練習を続ける雄司。
静香に教えてもらいながら徐々に泳ぎを覚えていく雄司は、水泳を通して元妻との出来事や、現在シングルマザーの恋人との現実と向き合うことになる。
雄司が水を嫌っている理由とは?
傷ついた人生が少し明るくなる感動作。