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アイデンティティ【kanaria feat. 初音ミク, GUMI】歌詞の意味を考察!アイデンティティの意味とは?

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今回は2022年1月9日にリリースされた「アイデンティティ」の歌詞考察をしていきます。

『カップヌードルxプロジェクトセカイ』のコラボ企画で書き下ろされた楽曲である「アイデンティティ」は、ボカロPのkanariaさんが作詞と作曲を手掛けました。

『プロセカ』こと『プロジェクトセカイ』は、セガのスマートフォンゲームプロジェクトです。

初音ミクオリジナルキャラクターたちが現代日本と”セカイ”を舞台に物語を繰り広げるというアドベンチャーゲームとなっています。

人気ボーカロイド楽曲オリジナル楽曲リズムゲームで聴くことができ、更に魅力的なストーリーやキャラクターたちを堪能できる3Dライブで大変な人気となっています。

では早速kanariaさんオリジナル楽曲の歌詞の考察を始めていきましょう!

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アイデンティティ 歌詞考察

偏愛的な嗜好

あ、ちょっと君に伝えたい
何かがあったような

けったい真逆の踊るベール
サカサマだと知って

出典:アイデンティティ / 作詞・作曲:Kanaria

歌詞の中の主人公は、「伝えたい何か」がある、と語るところから楽曲は始まります。

次に「けったい」とありますが、広辞苑によると”結滞・結代”という言葉が出てきました。

意味ですが、脈の途切れのことを指しているようです。心疾患などにより脈が不規則になったり、一回の脈動が脱落したりするということを指している言葉です。

ここの「けったい真逆の踊るベール」というフレーズ自体が非常に抽象的で何を表しているのか明確に解釈するのは困難です。

基本的に脈拍や心音などは規則正しいもので、音楽に例えるとリズムセクションと同等であると言えるでしょう。

規則的な脈拍が「けったい」という言葉が明示されることにより、不規則なリズムが思い起こされます。

また「けったい」とは方言で”奇妙な”といった意味がありますので、普通の規則的なリズムとは異なる、「真逆の」ちょっとおかしなリズム=音楽を表現していると解釈可能ではないかと感じました。

好意とは魅惑のプログラム
ただ差し詰めここから行き着くは愛

アイデンティティ それは嗜好のアイデンティティ
アイデンティティ 唸れ 君一人のせい

ここでは「好意」=魅惑のプログラムと語られています。

「好意」は、広辞苑によると”親切な心”の他に”好きな気持。親愛感。”という意味があります。

この「好意」の行き着く先には「愛」があると提示されていますが、この「愛」とは一体何に対する「愛」なのでしょうか?

そして、次に楽曲タイトルである「アイデンティティ」という言葉が連呼されます。

この「アイデンティティ」という言葉の定義ですが、広辞苑によると”人格における存在証明または同一性。”といった意味となっています。

ここでは「アイデンティティ」=「嗜好のアイデンティティ」とあります。

「嗜好」というのは、たしなみや好みのことを指しています。嗜好品という言葉もある通り、食品などの好みのことを示唆していると捕らえられますし、前出の「愛」というのも「嗜好」している物に対しての、好きを通り越して愛しているという感情を表しているかと考えられます。

また、本楽曲はカップヌードルとのコラボといったこともあり、好みの食への拘りのようなものを表していると考えるのは自然であると言えるでしょう。

ですので、『プロセカ』のキャラクターである宵崎奏がカップヌードルを好んで、というよりは、偏愛して食べている姿を想像することもできるのではないでしょうか。

運命としての音楽

まだ捨てないで待って それは一つ二つのデスティニー
繋げてハッピー 落ちる 流れ星と歪なあの星

「デスティニー」とは日本語では”運命”という意味ですが、ここでの運命とは何を指しているのでしょうか。

宵崎奏にとっての運命を考えると、音楽に行き着くのではないかと思います。

自分が作り出した音楽に纏わるトラウマがあり、それ故に「誰かを幸せにする曲を作り続けなければならない」という考えに至っています。

音楽と深く関わってきており、これからもずっと音楽と関わり続けていこうと決意している宵崎奏にとっては音楽こそが「デスティニー」であると言えるでしょう

「まだ捨てないで待って」というのは、トラウマを抱えているとしても簡単に音楽に見切りをつけないで、という願いと解釈できそうです。

そして「デスティニー」である音楽は「一つ」だけではなく「二つ」あるようです。この二つの音楽を「繋げ」ることにより「ハッピー」な気持ちになれるという事ですが、音楽というよりも音を繋げることにより一つの音楽を作り上げていくことに歓びを感じるという解釈が考えられます。

次に「落ちる 流れ星」「歪なあの星」と、星に関する表現が出てきます。

これらも音楽の比喩表現と考えると、「流れ星」は、宵崎奏がこれから作ろうとする人々を幸せにする音楽と解釈できますし、「歪なあの星」はトラウマとなった過去に作った音楽を指していると考えられそうです。

重なる面影に寄り添う そっと君に寄り添う
弾けだす視界 胸に飛び込むハート 光るあなたのアイデンティティ

ここでは「寄り添う」というフレーズが二回繰り返されています。

またここでの「君」とは誰のことを指しているのでしょうか?

運命と言えるであろう音楽を軸に考えてみると、「そっと」リスナーに「寄り添う」ような音楽を作りたいという願望のようなものの表れと解釈できるかもしれません。

アイデンティティ それは希望のアイデンティティ
アイデンティティ 唸れ 君一人のせい

重なる面影に寄り添う そっと君に寄り添う
弾けだす視界 胸に飛び込むハート 刻むあなたのアイデンティティ

ラストでは「嗜好」から「希望」へと変化しています。

また、「光るあなたのアイデンティティ」「刻むあなたのアイデンティティ」とあり、恐らく音楽を通じて人々が「希望」や「光」を見出して欲しい、といった願いが見て取れます。

「刻む」というのは、まさにビートを刻むという訳で、宵崎奏の作り出す音楽を体全体で聴いている様を表していると言えるでしょう。

そして音楽こそが宵崎奏のアイデンティティである、ということがこの楽曲で証明されていると言えますね。

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さいごに

本楽曲「アイデンティティ」は、そのタイトルとも相まって非常に観念的な意味合いが含まれるやや難解な作品となっていると感じられます。

しかし、歌詞を紐解いてみればポジティブで希望に満ちた世界観が広がっているのが感じられます。

本楽曲を手掛けた才能溢れるkanariaさんのの今後の楽曲にも注目したいですね!

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