今回は、人気バンド・indigo la Endの新曲「邦画」の歌詞を考察していきたいと思います!
12月3日にリリースされる「邦画」は、失われていく恋をテーマにした、indigo la Endらしいミドルテンポの楽曲に仕上がっているそうです。
複数のバンドで活躍する川谷絵音さんが作詞作曲を担当している本楽曲、歌詞にはどんなメッセージが込められているのでしょうか?
早速見ていきましょう!

邦画 歌詞考察

冒頭でも紹介したように、この楽曲のテーマは「失われていく愛」です。
過去の恋愛を忘れられない女性を主人公に、失われていく現在の恋を描きます。
桔梗の花言葉は「永遠の愛」「変わらぬ心」です。
中でも紺色(青・紫)の桔梗の花言葉は「気品」、もしかすると以前の彼氏とは、身分違いの恋で別れを余儀なくされたのかもしれませんね。
過去の恋愛の記憶を握りしめ「愛してよ」と今の彼氏に甘える主人公。
「BGMを切って いつも残したがった」というのは、過去の恋愛に囚われている主人公を、なんとか自分に向かせようとしている彼氏の姿でしょうか?
BGM=バックグラウンドミュージック、いつまでもバックで鳴り続ける記憶を消して、自分の記憶を残したがっている彼氏の姿が浮かびます。
そんな必死な姿をみても、過去を捨てきれない自分を責める主人公。
「末尾」=この恋愛の終焉ですね。
自分が悪いと分かってはいますが、過去の恋愛を忘れることが出来ません。

ここで、タイトル「邦画」が登場します。
主人公の「邦画はやめとこうか」というセリフには、後に出てくる「洋画」と対比して重要な意味が込められています。
今の恋愛が「失われていく恋」だと気づいた主人公は、目の前の彼との思い出を自分の記憶に残さないように、また、相手にも自分の存在を記憶させないようにしています。
記憶として残っても「いつかは切なさと一緒に消える」のだから。
邦画というのは、御存知の通り、日本で制作された日本語の映画です。
我々日本人は、画面を見ずとも音楽やセリフで大体の内容が分かってしまいます。
思い出の中に映画が入り込むことで、記憶に残りやすいと感じた主人公は、「邦画はやめとこうか」とつぶやきます。
とりあえずキスをして今ある優しさを噛み締めよう、今の私を見て、今この瞬間だけを楽しんで、記憶に残さないでと感じているのではないでしょうか?
過去を捨てきれない自分が悪いのだけれど、失われていくと決まった恋をお互いの記憶に残したくはない、主人公の切ない願いが歌われているように感じました。

「前作」は、主人公が忘れきれない過去の恋愛です。
「確かめ過ぎた」というのは、冒頭の歌詞からも分かるように「愛してよ」と、自分への愛を何度も確認したということでしょう。
過去の失恋から不安になって、何度も相手の思いを確認した今作は、「大失敗での幕開け」でした。
相手に確認する度、別れた彼を思い出してしまったのでしょう。
彼氏との恋愛を成就させ、名作の大女優となるはずだった主人公にシラけたムードが漂います。
「だからもう」に続く言葉は『終わりにしよう』でしょうか?

邦画と対称の位置にある洋画。
字幕を切ってしまえば内容を理解できない洋画であれば、記憶に残ることはありません。
そのまま洋画のおしゃれなムードに乗っかってキスをする二人。
結末が見えていることへの不安を取り払うかのように抱き合います。
「想像が悪くなって」とは、音だけでは内容が想像しにくい洋画のように、自分の事も記憶には残さないでほしいという主人公の願いを表しているように感じました。
終わりが分かっているのなら余計な記憶は残さずに、今この瞬間の「一番綺麗な私だけを目に焼き付けて欲しい」。
私のようにいつまでも記憶に残すのではなく、別れた後はスッキリと忘れてほしいという、主人公の切ない願いが歌われているように感じました。
過去の恋は忘れられないけれど、今の恋人も大切に思っていることが分かりますね。

彼氏に残る思い出の中の私と、今の私は別物。
泣いたり笑ったりした思い出もぼんやりとしか思い出せない程度で十分です。
失われていくと分かっている恋の中で、今の彼を傷つけないために、思い出として残さずに今だけを見てほしいという想いが込められているように感じました。

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さいごに
いかがでしたか?
難解な歌詞ですが、あくまで個人の一例として見ていただけると幸いです。
これからの活躍にも注目ですね!