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炎【LiSA】歌詞の意味を考察!『劇場版鬼滅の刃』との関係は?

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今回は2020年10月にリリースされた17作目「炎」の歌詞考察をしていきます!

「炎」はアニメソングから映画音楽まで幅広く作詞・作曲をこなす音楽プロデューサー、梶浦由記さんが作詞作曲を勤めました。

日本映画として歴代興行収入第1位を記録した歴史的大ヒット映画『劇場版 鬼滅の刃  無限列車編』の主題歌になっており、LiSAさんはこの曲と通常アニメ版『鬼滅の刃』の主題歌「紅蓮華」をSPメドレーとして第71回紅白歌合戦に出場を果たしました。

一時期どこに行っても流れている大ヒット曲になっており、最早日本人で知らない人はいないと言っても過言ではない曲です!

では早速歌詞の考察を始めていきましょう!

『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の世界観

この曲を考察するに当たり、主題歌になっている『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の世界観を知ることが不可欠です。

この曲は前提として『鬼滅の刃』の主人公である竈門炭治郎の心情にぴったり寄り添った曲です。

人間を食糧とし、太陽の光か「日輪刀」と呼ばれる特殊な刀で頸を切ることでしか死なない「鬼」を相手としする「鬼殺隊」という組織に属しているのが主人公の竈門炭治郎です。

鬼殺隊の隊士の中でも鬼を倒すために身につける操身術である「呼吸」を駆使する隊士は希少価値が高く、様々な属性の呼吸を使う隊士が存在します。

そんな呼吸を使える隊士の中でも最も上位に位置するのが「柱」と呼ばれる9人の隊士で、炭治郎は劇場版で「炎の呼吸」を使う「炎柱」である煉獄杏寿郎と行動を共にします。

煉獄は面倒見がよく、炭治郎を柱直属の弟子である「継子」にすると言います。

鬼と戦った経験が浅い炭治郎と違い、冷静な判断と圧倒的な力で鬼を倒していく煉獄ですが、突如表れた鬼の中でも上位の実力を持つ猗窩座という鬼との戦いで命を落としてしまいます。

死にゆく煉獄の姿を見て、涙を浮かべながらも強くなることを誓う炭治郎。このときの炭治郎の心情が「炎」の歌詞そのものと言えます。

炭治郎は漫画の最終回まで煉獄が使っていた刀の鍔を付け、煉獄の言葉に励まされながら戦っており、炭治郎にとって煉獄は心の師と言えます。

そんな心の師が目の前で死んでしまった炭治郎の、無力さを実感しながらも強くなっていくことを誓う決意がこの「炎」には詰まっています。

この炭治郎の心情を前提として、ここからは歌詞自体からの考察を行っていきます。

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炎 歌詞考察

別れゆく相手に伝える言葉

曲冒頭では「さよなら」と別れの場面であることをセリフのような歌詞で表現しています。

しかしこの「さよなら」はネガティブに使われておらず、続いて「ありがとう」と「声の限り」感謝を伝えています。

どんなに大切な人でもいつかは別れのときがやってきます。

そのときに相手に伝えることには「悲しみよりもっと大事なこと」があり、それが「ありがとう」なのでしょう。

そんな大事なことを、相手が去る前に伝え切りたい。声を枯らして叫ぶ様子が思い浮かびますね。

そして「ぬくもりと痛み」はどちらも生きている証

それに「間に合うように」伝えたいということは、大切な人との死別を表現していると思われます。

大切な人との日常は永遠に続くように思うもの。

しかしそんなことはあり得ず、いつか終わりが来ます。それを表しているのが1行目と2行目の歌詞です。

そして「呼び合っていた光」はお互いに名前を呼び合って過ごした大切な日を思い出しているのでしょう。

そんな思い出が唐突に訪れた別れによって蘇り、「胸の奥に熱いのに」と無念さが伝わる歌詞に続いていきます。

大切な人を想いながら前に進んでいく

彼らが出会ったのは「燃え盛る旅の途中」。

これは波乱万丈の人生、もしくは何かに向かって動き出した瞬間に出会ったことと取れます。

映画に基づいて考えても、炭治郎と煉獄が出会ったのは炭治郎が「ヒノカミカグラ」という誰も使い手のいない呼吸を偶発的に使えるようになった直後。

新たに成長しようとする瞬間に出会った相手と思って良いでしょう。

その相手と手を取り、そして未来のためにその手を離しています。

これはそれぞれ、或いは生き残った主人公の成長のためにこの別れがターニングポイントとなっており、死に別れた相手のためにも成長を誓う場面と取れます。

続く歌詞では「夢が一つ叶うたび 僕は君を思うだろう」となっており、相手との別れを乗り越えて何かを成し遂げたとき、それはその相手がいたからこそだと強く伝える主人公の様子です。

漫画『鬼滅の刃』の最終巻でも煉獄の父に炭治郎が「杏寿郎さんの言葉に何度励まされたことか」と伝えており、この歌詞は最終回まで炭治郎に寄り添うものとなっています。

このサビ部分は「強くなりたいと願い泣いた 決意を餞に」という歌詞で締め括られています。

これは相手と一緒にいた時間に依存していたか、相手がいなくなったことで感じた自分の無力さを嘆き、相手のためにも強くなることを決意する主人公の心情です。

別れのときに決して悲しみを語らず、しかし心の奥には大きな悲しみを抱えながら無理矢理前を向く、熱い主人公の様子が思い浮かびます。

2番冒頭で語られるのは、大人になっていくほど理不尽なことが増え、子どもの頃に戻りたくなってしまう心情です。

大人に守られていた子どもの頃とは違い、今まで知らなかった世界に放り込まれても確実に助けてくれる人がいないのが大人の社会。

しかしそれを乗り越えていく強さがないと、自分の弱さのせいでいろんなものを失ってしまいます。

既に自分の弱さのせいで大切な人を失っている主人公は「もう何一つだって失いたくない」という願望を持ちます。

悲しみに囚われずに生きていく

「悲しみに飲まれ落ちてしまえば 痛みを感じなくなるけれど」という歌詞は、絶望に浸って全てを悲しみのせいにしてしまえば自分に責任を持つことがなくなり、楽になるということを言っています。

しかしそれは大切な人と別れるときに誓った「強くなる」という自分自身の決意に反くことになります。

何かを成すたびに大切な人を思い出し、意志を引き継いだ主人公はそんな決意を守り抜くことを改めて誓います。

大切な人と過ごす日常は、他に代わりがありません。

そんなたった一つの世界を、自分の弱さが故に守れなかった主人公。

そんな主人公の絶望感が伺える歌詞になっています。

失った希望を糧に生きていく

「手を伸ばし抱き止めた激しい光の束」は苦しみの中で掴んだ希望を表現していると思われます。

出会った大切な相手と思い描いていた未来。しかしそんな未来は消えていってしまいます。

別れの際に幸せと約束を託された主人公は、辛い別れを乗り越え、振り返らずに前に進んでいきます。

「前だけ向いて叫ぶから」という歌詞から、振り返らずにというよりは本当は振り返りたいけれど無理矢理前を向いて進んでいく様子にも取れますね。

そして別れた相手のためにも「強くなる」という決意の炎を心に灯し、大切な相手のいない遠い未来へと進んでいく主人公の様子がこのラストサビでは描かれています。

辛い別れを相手との誓いで前に進む力に変え、力強く進んでいこうという一貫した強いメッセージが込められた曲でしたね。

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さいごに

タイトル「炎」は当然煉獄の「炎の呼吸」から取られていますが、歌詞全体を見てから改めて考えるとまた違った意味が浮かんできます。

相手と別れるときに受け取った心の炎。それを心に灯し続け、乗り越えて前に進む。

そんな主人公の様子が描かれていましたが、「炎」というタイトルは燃え移る炎の性質から「受け継ぐ」という意味も込められているように感じられます。

映画の内容に添いながら強いメッセージを残した「炎」

アニソン女王と呼ばれるLiSAさんの力強い歌声があったからこそ人気を博したと言えます。

まだまだアニメ化されていない部分の多い『鬼滅の刃』を始めとし、LiSAさんの力強い歌声は今後も日本中に響き渡ることでしょう。

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