今回は、マカロニえんぴつの新曲、「はしりがき」の歌詞を考察していきます!
クレヨンしんちゃんの映画主題歌として書き下ろし!
この曲は、7月30日に公開が決定した「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」の主題歌として書き下ろされました!
ボーカルの「はっとり」さんは、映画の脚本を先に読み、それに沿った歌詞をかきあげたそうです
小さな頃から「クレヨンしんちゃん」をみて育ってきたというはっとりさん、今回の曲のテーマは「青春」だそうです。
はしりがき 歌詞考察!
映画の脚本から「はしりがき」の歌詞を書き上げたというはっとりさん。映画完成後のインタビューではこの様に答えています
「このシーンを思って、この歌詞にしたんだ」とか。不思議な経験というか……俺、忘れっぽいから「そうだ! それでこういう歌詞にしたわ……!」って後から気づいて、「俺、すげぇな!」って(笑)。
どうやら、この曲の歌詞は映画とリンクしている箇所もあるようですね。映画を見終わったら、また違った考察ができるかもしれません!
「青春」は走り続ける
この曲はタイトルにも「はしりがき」とある様に、走るという単語がよく使われていますね
はっとりさんはこの様にコメントしています
今回の映画では、しんちゃんだけでなくみんながみんな走っています。大好きな誰かのために。だから堪らなくなって、マカロニえんぴつも主題歌【はしりがき】で一緒に走りました。
「走る」という行為が映画の中で何かしらの鍵を握っているのかもしれませんね
また、「仮面」「アクション」はクレヨンしんちゃんではおなじみのキャラクター「アクション仮面」を連想させますね
はっとりさんはクレヨンしんちゃんが小さい頃から大好きだったそう。歌詞にも遊び心がたっぷりですね
「嵐を呼ぶ5歳児」という愛称もついているしんちゃん。彼は何にでもなれる可能性を秘めていますよね
叶わない夢などないとまで考えていますが、「父ちゃんの背中」には敵わないと思っています。小さな頃は父親の背中を見て育つといいますが、「父ちゃん」の背中はあまりに大きく見えたのかもしれませんね
「青春」はいつからいつまでのことを言うのでしょうか?これに明確な基準はないはずですが、おとなになるといつの間にか自分はもう「青春」とは遠い存在になっていると認識します
学生カップルや、はしゃぐ大学生を見て、「青春でいいねぇ」と。
この「青春」には羨ましいという感情が少なからず含まれていると思いませんか?自分が年をとり、わからないことを「青春」という二文字で片付けてしまいます
おとなになると忘れてしまう大切なもの
おとなになると、「無駄」を嫌うようになってしまいます。友人とコンビニの前で何時間も喋ったり、恋をしても、すぐに下心が出てきて純粋な気持ちではいられなくなってしまうでしょう。
いつまでもしんちゃんのように純粋な気持ちで、無駄を愛することができたら毎日笑顔が耐えないでしょう
流石に、おとなになっても道端でお尻を出していたらすぐに通報されてしまいますが(笑)
ここでは、「行き止まり」ではなく、「生き止まり」という漢字が使われていますね。笑わなくなってしまったら、人生はつまらないでしょう。そんな人生はまさに「生き止まり」と言うにふさわしいのかもしれません
自分を愛して、笑って、走り続けることができたら、ずっと「青春」の中で生きられるのかもしれません
この歌詞は映画とつながりがあるように思えます。
しんちゃんは約束を破られてしまうのでしょうか。もしかしたら、何かしらの理由でしんちゃん自身が約束を守れなくなってしまったのかもしれません
しかし、日常の些細なトラブルにいちいち足を止めていては、青春はいつの間にか過ぎ去ってしまいます。
進んでゆく青春を見失わないように、私たちも走り続けなければなりません
一番のサビでは「素直になれずごめんね」とありましたが、ここでは「素直になれた気がした」とあります。
「素直」でないと人間関係はうまくは生きません。素直でない人からは青春も遠ざかっていってしまうでしょう。
自分を愛して、まずは自分に素直になることが一番大切です。自分に素直になれた人は、周りの人にも素直になることができるでしょう
掛け違いの日々だからこそ、思い出になる
アニメのクレヨンしんちゃんでは野原家を中心に様々なトラブルが起こります。
しかし、それらはしんちゃんの明るさ、人間性によって、いつの間にか解決していますよね
ボタンの掛け違いのように、すれ違うことも多いですが、そういった日々の一つ一つが野原家の思い出として財産になっていくのでしょう。
何事もうまくいく人生は一見、羨ましくも思えますが、裏を返すと思い出や成長は少ない人生だと言えるでしょう。
「買えないもの」とは一体何なのでしょうか。お金があれば大抵のものが買えますよね。ここでは「青春」や「思い出」を指しているのではないかと解釈します
おとなになると、お金は増えますが、いくらお金を出しても思い出だけは買うことができません。それを忘れてお金稼ぎだけに没頭すると、中身のないスカスカの人生になってしまうかもしれません。そんな人生は楽しくないですよね
「さよなら」は別れのときに使う言葉ですよね。この言葉には悲しいイメージがありますが、ここではそうではないと書かれています
この答えは映画のなかに描かれているのではないでしょうか。ますます、映画が気になってきますね!
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さいごに
今回はマカロニえんぴつさんが、「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」の主題歌として書き下ろした「はしりがき」の歌詞を考察していきました
筆者はこの映画を見ていないため、考察しきれていない箇所もあったかもしれません。
映画を見た人、見ていない人、それぞれでこの曲に対する感じ方は違ったと思います。みなさんはどのような感想を持ちましたか?
わからない。正しさも、間違いも、後悔の色も。
《だからこそ走るのだ 振り返らず》
混沌をそのまま林監督に映像にしてもらいました。この歌の出口が少しだけ分かった気がして嬉しくなりました。