今回は2015年10月28日にリリースされたシングル「花束のかわりにメロディーを」の歌詞考察をしていきます。
清水翔太さんが作詞作曲を手掛けた「花束のかわりにメロディーを」は、黒木メイサさん主演のNHKドラマ10「デザイナーベイビー」の主題歌となりました。
では早速歌詞の考察を始めていきましょう!
花束のかわりにメロディーを 歌詞考察
直球で熱い君への想い
歌詞の中の登場人物は主人公の「僕」と「君」です。
冒頭、恋をする男性の心情がストレートに描かれています。
四六時中好きな「君」の事を考えてしまっている情熱的な主人公の直球な語りに、リスナーはドキドキしてしまいますね。
誰かを好きになり、いつ何時もその人のことが頭から離れなくなる、という事は男女関係なく共感できるのではないでしょうか。
主人公にとって「君」はどのような存在なのでしょうか。
好きだ、という思いを伝えたくても「ためらい」を感じている様です。
不安な気持ちもあるかもしれませんが、あまりにも「君」が大切な存在であるが故に、関係性が壊れるのを恐れているとも考えられるでしょう。
そして主人公は「君」を想うことで「愛」とはどの様なものかを認識した様です。
「君」を好きになっても、ただ「ためらい」「立ち止まって」ばかりでは苦しいだけです。
「僕にしかできない」とあるので、主人公独自の、他の人とは別の方法で気持ちを伝えようとしているようですね。
このサビ部分で前述の「僕にしかできない事」の答えが描かれています。
つまり、普通の人が「花束」を渡したり、「抱きしめる」ことで愛を伝えるところを、主人公は音楽=楽器演奏と歌声で伝えるのです。
MVの清水さんの姿とリンクしている様で、主人公も清水さんの同様に弾き語りで愛の言葉を伝えるのですね。
「花束」を貰ったり、抱きしめられる事は女性にとって充分素敵な事ですしトキメキます。しかし、音楽で愛を伝えられるのは非常に格別で、よりロマンチックだと感じます。
更に、これまでは主人公が「君」に熱い眼差しを送っていたのですが、愛を伝える「今日は僕」を見て欲しいと願い、語っています。
とてもストレートで熱い想いが伝わってきますね。
堪らなく甘くて熱い言葉
MVでは一組の男女の結婚式の様子が描かれています。
とても幸せそうな二人とリンクして、変わらずストレートで更に甘い言葉が連なっています。
主人公が「守る」「たった一人」の人は「君」であると熱く語ります。
男性から守られるという安心感、そして自分だけは守ってくれるという特別感は、この上のない幸福感と満足感を女性に与えると言えるでしょう。
ここでは、主人公の存在理由が提示されています。
「君を愛する為に」主人公が「生まれてきた」というのは、究極の愛の言葉ではないかとも感じられます。
このようなシンプルでストレートな愛の言葉ほど感動し、心に刺さりますね。
このサビ部分は一部、一番サビと異なっています。
「僕じゃなきゃ駄目」「君じゃなきゃ駄目」とあり、二人が出会い愛し合うことはまるで”運命”かの様な表現です。
主人公の甘いだけでなく強い気持ちが伝わってくる部分だと感じます。
ここでは、主人公と「君」だけの世界、といった”特別感”が溢れた言葉が連なっています。
二人の間に誰も割って入って行くことのできない世界観です。
「他に何もいらない」とある様に、主人公にとって「君」は特別で、とても大事な人であることに間違いはないようです。
ここで、先ずは一番サビがリピートされています。
繰り返されるこのフレーズはMVと相まって胸が高鳴りますね。
そして、2番サビ後半部分がリピートされています。
更にラストは「今日だけは」が「今夜だけは」に変わっています。
MV後半、新郎の弾き語り部分と清水さんの歌声がリンクしている部分がとても印象的です。
究極に甘くてロマンチックな男性からの愛の言葉に、女性の心もキュンとなり高鳴りそうです。ただ、これらの言葉は現実の愛の告白で言われることはかなり稀かと思いますし、もし言われたとしても少々気恥ずかしくなりそうです。
しかし、歌詞にもあるように「メロディー」と「声」による告白であれば充分「アリ」です。また逆に、歌であれば女性の心によりストレートに伝わって行くように感じられます。
歌だからこそ言葉だけよりも、甘くストレートな表現がピッタリとハマると言えるのではないでしょうか。歌ゆえに、より大胆によりストレートな表現でも受け入れられるのではないでしょうか。
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さいごに
本楽曲「花束のかわりにメロディーを」の歌詞を紐解いてきましたが、フレーズが少しずつ甘く大胆に、そして直球になっています。
またMVと歌詞が上手くリンクしており、愛し合う男女の幸せいっぱいの姿がとても印象に残り、こちらまで幸せな心持になってきますね。
清水さんの抜群の歌唱力と、歌詞と同様の甘い声質が上手く融合し、極上のラブソングに仕上がっています。
本楽曲を手掛けた清水翔太さんの今後の楽曲にも是非注目したいですね!