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裸の勇者【Vaundy】歌詞の意味を考察!ボッジが目指す理想の世界とは?

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今回は、アニメ『王様ランキング』第二期オープニングとして起用されているVaundyさんの「裸の勇者」の歌詞を考察していきたいと思います。

2月23日にリリースされるこの楽曲。

歌詞にはどんな想いが込められているのでしょうか?

アニメの内容と合わせて見ていきましょう!

アニメ『王様ランキング』

王様ランキングは十日草輔先生による漫画で、2017年から連載が開始されました。

単行本も発売されており、2021年8月の時点で、累計発行部数130万部を超える人気作品です。

王様ランキング あらすじ

国の豊かさや、兵士の数、王様自身の強さを総合的に評価しランキングにした、「王様ランキング」。

巨人族の国・ボッス王国の第一王子として生まれた主人公・ボッジは、王様ランキング7位の巨人の両親から生まれながらも、小柄で短剣どころか、石すらも持ち上げられないほど非力な少年です。

耳も聞こえず、言葉が話せないボッジは、周囲から王にふさわしくないと言われていました。

しかし、ボッジの言葉を唯一理解してくれる目玉のついた影のような生物・カゲとの出会いによりボッジの人生が大きく動き始めます。

漫画を原作としたTVアニメの制作が発表され、2021年10月から放送が開始されました。

第1期のOPはKing Gnuの「BOY」、EDはyamaの「Oz.」で、どちらも大きな話題になりました。

第2期では、どんな物語が展開されていくのか楽しみです!

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裸の勇者 歌詞考察

誰かが今涙を飲み込んでいる。

力が伴う
悪意振り解いて
耳は聞こえちゃいない
だが勇者は今
力はいらない
身に任せて

小さなこの手は今

「耳は聞こえちゃいない」という歌詞から、この曲の主人公はボッジなのでしょう。

曲の冒頭では、今この瞬間も、何処かで誰かが悲しい思いをしていると歌われます。

ある一部の人によって、虐げられている多くの民。

ボッジは、自分の国を出ることによって、多くの人と出会い、様々な価値観に触れました。

誰も悲しい思いをすることのない世界を作ろうと決意したボッジは、小さな手を握りしめて立ち上がります。

まさに小さな勇者ですね。

耳も聞こえない小さな体で、大きな権力に立ち向かっていく姿が浮かんできます。

愛してしまった
全部
降りかかった呪いも
全部
もう
愛してしまった思いを
全部
守れるほどの光を

ボッジが、優しい世界を作ろうとする理由。

それは、この世界を「愛してしまった」からです。

「降りかかった呪い」とは、生まれつき非力で、耳の聞こえない自分の境遇を指しているのでしょう。

そんなハンディキャップも全て愛してしまったボッジ。

自分の愛する国、世界を守れる力をつけたいと願います。

どこからか
また悲しみが飛び交っている。
失って、また失って、膝を突き
息をしている。

それは
涙と対になって
悲しみが力となって

愛しさが何かを壊していく

愛すべき世界を守ろうと奮闘するボッジのもとに入ってくるのは、人々の悲しみの声。

誰かが幸せになるために、他の誰かが不幸になっている。

そんな理不尽な世界を目の当たりにし、何も出来ない無力な自分に絶望しています。

しかし、流した悔し涙はいつか自分の力に変わります。

「愛しさが何かを壊していく」とは、全ての人々が自分の愛した世界を守るために戦う。

善悪のつけられない、それぞれの正義のぶつかり合いが、このような現状を生んでいることを表しているのだと感じました。

そこは
涙と対になって
滾りが溢れかえって

この全てを背負った手は

愛してしまった
全部
降りかかった呪いも
全部
もう
愛してしまった思いを
全部
守れるほどの光を

正義のぶつかり合いの末に、生まれるのは敗北側の復讐心です。

やられたらやり返すという、負の連鎖が続いてしまう未来を案じたボッジは、自らが全ての想いを受け止めようと決意します。

小さなその手で全ての人の想いを背負い、より良い世界を作ることを決意したボッジ。

この愛すべき世界に残る影(暗い感情)を打ち消すだけの光がほしいと願います。

誰もが求めた剣は
錆だらけで使えなかった
この誰かが残してった鈍が、

闇を裂いてしまう前に

自分の利益だけを考える多くの人が求める剣、つまり力は、「錆だらけで使えなかった」。

誰もが求める力も役に立たないということを示しています。

剣自体に大きな力はなくても、その鈍(なまくら)があることで、徐々に世界の闇を裂かれ、暗い感情が吹き出してしまいます。

直接的な武力行使ではなくても、牽制状態にあるだけで負の感情は貯まっていきますよね。

お互いに監視しているギスギスした関係を表しているのだと感じました。

力が伴う
悪意振り解いて
耳は聞こえちゃいない
だが勇者は今
力はいらない
身に任せて
カゲは迫る

「お前はなんだ」と

皆が幸せになれる世界を作り出そうとすると、力を伴う悪意が襲いかかります。

その悪意ある力を振り解き、突き進んでいくボッジ。

新しい世界を作り出すのに力は必要ありません。

ここで迫る「カゲ」とは、アニメに登場するカゲのことでしょうか?

なんの見返りも求めず、ただ自分の愛した世界を守り抜きたい。

そんなボッジの強い気持ちに共感したカゲは、「お前はなんだ」、なぜ自分を馬鹿にし、王の器では無いとまで言ってきた人のために頑張れるんだという、ある種の尊敬の念を持って接していることが分かります。

この楽曲では、自分の愛する世界を救いたいという強い想いを持って突き進むボッジの姿を中心に、敵味方、善と悪では分けることの出来ない、それぞれの正義のぶつかり合いが描かれていました。

ボッジの挑戦はどんな結末を迎えるのか、今後の物語にも注目です!

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さいごに

いかがでしたか?

自分の国を出た小さな王子・ボッジの奮闘が描かれる『王様ランキング』。

ボッジの姿、想いをしっかりと映し出したこの楽曲は、OPにピッタリの感動ソングでしたね。

2月23日のCD発売が楽しみです!

アニメの続きも要チェック!

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