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群青【YOASOBI】歌詞の意味を考察!~自分探しのその先へ~

今回は2020年の9月1日にリリースされた五作目「群青」について、歌詞考察していきます。

「群青」は、ブルボンの「アルフォートミニチョコレート」CMソングに起用されました。

そして、小説とのコラボではなく、漫画『ブルーピリオド』とのコラボというのも注目ポイントです。

YOASOBIが紡ぐ青春スポコンソング。

歌詞の神髄に迫っていきましょう。

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群青 歌詞考察!

本当にこれでいいのか

嗚呼、いつもの様に
過ぎる日々にあくびが出る
さんざめく夜、越え、今日も
渋谷の街に朝が降る
どこか虚しいような
そんな気持ち
つまらないな
でもそれでいい
そんなもんさ
これでいい

まず、冒頭の歌詞で、主人公は退屈な日々を送っていると推測します。

誰にでも、あることでしょう、惰性で日々を過ごすことは。

朝が来て、また夜が来て、このような日々はいったい何なんだろう、という主人公の葛藤が垣間見えます。

田舎ではなく、都会に居るようですね。

田舎でも、都会でも、そのような気持ちを抱えることはあると思います。

ただ、ここでは都会らしさが、少し新鮮さを帯びているように感じます。

「どこか虚しいようなそんな気持ち」は、おそらく生きる気力が湧いていない状態ということでしょう。

本気で生きていないと、人はエネルギーを枯渇するように感じます。

しかし、主人公はそれを受け入れて、自分に嘘をつこうとしている。

このような日々こそが、本物だと。

知らず知らず隠してた
本当の声を響かせてよ、ほら
見ないフリしていても
確かにそこにある

けれども、違うということが、なんとなく分かってきます。

自分の胸の奥に閉まっていた宝箱が顔を出してくるのです。

あるいは、オルゴールかもしれません。

主人公はその音に、ふと耳を澄まします。

人からの意見などがすべてではなく、見えない自分の心の奥に、宝物は存在していると主人公は気づくのです。

感じたままに描く
自分で選んだその色で
眠い空気纏う朝に
訪れた青い世界
好きなものを好きだと言う
怖くて仕方ないけど
本当の自分
出会えた気がしたんだ

主人公は、何かを描いているようです。

原作『ブルーピリオド』からも分かるように、絵画でしょうか。

誰かからコントロールされたものではなく、自分の見えない意志を、高らかに宣言するようにも受け取れます。

好きなものを、好きということは、損得を気にしないことだ。

それを、声に出して、実行することはたしかに怖いもの。

しかし、それを、主人公は選んだのです。

嘘の自分ではなく、ほんとうの自分に出会うために。

夢に向かって

嗚呼、手を伸ばせば伸ばすほどに
遠くへゆく
思うようにいかない、今日も
また慌ただしくもがいてる
悔しい気持ちも
ただ情けなくて
涙が出る
踏み込むほど
苦しくなる
痛くもなる

おそらく『ブルーピリオド』のイメージから、絵画の道を志していると受け取れます。

けれども、その世界は知れば知るほど、果てしなく道は遠いと主人公は感じるのです。

どの道でも、どの業界でも、一度入門すれば思っていたより世界は広かったというのはよくあります。

主人公も、おそらく、それを感じ取ったのでしょう。

そして、もがき、苦しんでいる。

色々な気持ちが、胸の奥からあふれでてきて、くじけそうになる。

それでも踏み込んでいく、主人公の姿は、健気かつたくましいですね。

おそらく、そのようにして1歩1歩前へと進む魅力的な人物も、この世界にはたくさんいることでしょう。

感じたままに進む
自分で選んだこの道を
重いまぶた擦る夜に
しがみついた青い誓い
好きなことを続けること
それは「楽しい」だけじゃない
本当にできる?
不安になるけど

理性で進むのではなく、感覚的に、損得なしに進んでいく主人公。

自分で選んだ道を、手放したくもないから、進んでいくのでしょう。

ここで「青い誓い」と出てきます。

おそらく、大きな夢のようなものでしょう。

仲間たちと誓い合ったものかもしれません。

心細い綱を、少しずつ掴んで、明るい空へと抜けるように信じて行く。

夢を追いかけることは、もちろん楽しいことばかりではありません。

けれども、好きが勝っている、ということでしょう。

主人公は、迷いながら、進んで行きます。

自分を信じて

何枚でも
ほら何枚でも
自信がないから描いてきたんだよ
何回でも
ほら何回でも
積み上げてきたことが武器になる
周りを見たって
誰と比べたって
僕にしかできないことはなんだ
今でも自信なんかない
それでも

おそらく、曲の感じで、主人公の時が何年も過ぎ去っていく感じでしょうか。

自信がなくてもいい。

好きだと感じたら、それに向かって、全力を注いでいけばいい。

何回も繰り返す、夢に向かって、自分と闘うために。

そうやって、積み上げてきたものは、絶対に無駄じゃないということも伝わってきます。

周りと比べる必要はなく、自分と闘っていけばいいのです。

自分にしかできないものがあり、それに立ち向かっていく過程は、何よりも尊く楽しいものでしょう。

私も、そのように感じます。

感じたことない気持ち
知らずにいた想い
あの日踏み出して
初めて感じたこの痛みも全部
好きなものと向き合うことで
触れたまだ小さな光
大丈夫、行こう、あとは楽しむだけだ

「感じたことない気持ち」というのは、なんでしょうか。

描いて、描いて、描いた先に到達した世界のことでしょうか。

自分のほんとうの気持ち、個性があふれ出てくる感じかもしれません。

もしかしたら、果てしないように感じられた努力が、無駄ではなかったと感じた瞬間があったのかもしれません。

そして、主人公は、どこかへ行こうとしています。

おそらく、作品を作ったら誰にでも訪れる機会、発表の場のことでしょう。

私らしく、先へ

全てを賭けて描く
自分にしか出せない色で
朝も夜も走り続け
見つけ出した青い光
好きなものと向き合うこと
今だって怖いことだけど
もう今はあの日の透明な僕じゃない
ありのままの
かけがえの無い僕だ

主人公は、今までがんばってきた。

寝る間も惜しんで、没頭し、描き続けてきた。

だから、そのような過程のためにも、全力で結果を残そうとするのでしょう。

自分にしか描けない色を見つけた今、全力で楽しんで描いていこう。

そのような気持ちかもしれません。

そして、主人公は、言いたいのだと思います。

「好きなものと向き合うこと」は怖いことだが、自分の色を見つけて表現できることは、とても素晴らしいことだと。

知らず知らず隠してた
本当の声を響かせてよ、ほら
見ないフリしていても
確かにそこに今もそこにあるよ
知らず知らず隠してた
本当の声を響かせてよ、さあ
見ないフリしていても
確かにそこに君の中に

そして、最後の合唱部分。

これは、ある意味、第3者の声、天からの声のようにも聴こえます。

自分だけじゃなく、多くの人たちに呼びかけるイメージでしょうか。

ほんとうの自分は、外にあるものではなく、自分たちの内側にあるものだと。

それは、誰にでもあるものだから、今度は君たちの番だ、とタスキを繋ぐイメージで曲は爽やかに終わります。

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さいごに

好きなものと向き合うことは、怖いことではありますが、とても価値のあるものです。

この曲で、多くの生徒、大人たちは感化されたのではないでしょうか。

YOASOBIは、今もヒットソングを生み出し続けています。

そのような曲から、後の世代に、意志は継がれていくのでしょう。

見えない世界の大切さ、音楽の素晴らしさとともに、受け取った人たちからさらに世界は創造されていくのだと思います。

曲のタイトルにもある「群青」のように。

これからの音楽活動、時代の流れを創っていくYOASOBIの姿に、熱い視線が注がれています。