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575【Perfume】歌詞の意味を考察!575の言葉遊びで気持ちは届く?KDDI「iida LIGHT POOL」CMソング

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Perfume(パフューム)「575」の歌詞の意味を考察します。

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575 歌詞考察

575の言葉遊びで心を探りたい

この恋は 負けたくないの Give it Give it up
熱い風 吹く季節に心揺れる
今もまだ 信じられはしないけれど
あの言葉 心に刺さったままなの

出典:575 / 作詞・作曲:中田ヤスタカ

ケータイのCMソングなので、曲名は電話番号と関係がありそうな気もしますが、実際は「俳句の文字数にちなんだ歌詞になっている」というのが正解です。

1番のAメロでも「このこいは(5文字)、まけたくないの(7文字)、ギビギビア(5文字)」などと「575」の俳句のようになっていることがわかります。

登場人物は、語り手の「あたし」と「キミ」の2人。

「Give it up」は「諦める」という意味なので、「誰にも負けないと強気になったり、諦めようと弱気になったり、心が揺れている」ことが伝わってきます。

「あたし」が「キミ」に恋心を抱いた「熱い風が吹く季節」のような状態なのでしょう。

おそらく「キミ」はモテ男子で、ライバルが多いようです。

「心に刺さったままのあの言葉」とはいったい何なのでしょうか。

会えなくて 気持ちはどこにあるのかな
会いたくて でも打つ文字が見つからない
この距離が すぐに縮まればいいのに
不機嫌なボーイ キミになんて送ればいいの?

出典:575 / 作詞・作曲:中田ヤスタカ

1番のBメロでも、「あえなくて(5文字)、きもちはどこに(7文字)、あるのかな(5文字)」といった「575」の歌詞が続いています。

さらに「あたし」が「575」の並びにこだわって「キミ」にメッセージを送ろうとしていたことがわかってきました。

「不自然なガール」に呼応するような「不機嫌なボーイ」は「キミ」のこと。

「不機嫌」なのは、1番のAメロに出てきた「あの言葉」と関係があるのでしょうか。

それとも関係なく、思春期なので女性の前では常に「不機嫌そう」なのかもしれません。

それでも「会えない」と「会いたい」の「気持ち」がせめぎ合い、「距離感を縮めたい」とヤキモキする「あたし」の内面が表現されています。

575で言葉遊び並べ ああ キミの心探りたいの
123ゆるゆる過ぎてる 最終電車もう終わってる
「あーヒマなう」 これってチャンス?
ポチポチボタンをプッシュなう
目をつぶって返信を祈る キミに届けこの気持ちを乗せて

出典:575 / 作詞・作曲:中田ヤスタカ

ラップパート前半です。

「575の言葉遊び」は「キミの心を探る」ためのアイデアでした。

「123」と文字数を数えながら打っているうちに、「最終電車」を逃すほど時間が過ぎたようです。

「あーヒマなう」は「キミ」が打った文字でしょう。

「キミが今ヒマなら会えるチャンスかもしれない」と「あたし」が期待している様子が伝わってきます。

ただ「最終電車」がなくなった時間なので、深夜に「返信」はあるのかどうか、「あたしの気持ち」は伝わるのかどうか、ドキドキしていることでしょう。

ケータイのCMソングらしいというか、SNS時代を反映した恋模様が描かれています。

「ねぇねぇ今なにしてるの?」
「そろそろ寝ようと思ってた」
あたしぜんぜん眠たくないけど からの
真夜中2人のせめぎあい
ナチュラルハイ 今日はもうgood night?
勝手な人 でも好きな人
おやすみ 季節はまだ終わってないよ

出典:575 / 作詞・作曲:中田ヤスタカ

ラップパート後半です。

結局「キミ」からの「返信」はあり、ラリーは続いたものの、最終的に「おやすみ」という結果になり、「会う」ことは叶わなかったと考えられます。

それでも「せめぎあい」というほどのやりとりがあったということは、まったく脈がないわけではなさそうです。

むしろ「あたし」の「キミ」に対する恋心はさらに高まったのではないでしょうか。

そのため「熱い風が吹く季節」は「まだ終わってない」という流れになっています。

「眠たくない、せめぎあい、ナチュラルハイ、good night、終わってない」で韻を踏むという「言葉遊び」もあり、盛り上がった状況を読み取ることができるでしょう。

今後「会う」ことはできるのかどうか、2人は付き合うことになるのかどうか、先行きが気になりますね。

季節はまだ終わってない

あのコには わたしたくない Give it Give it up
暑い風 吹く季節に涙拭いて
今もまだ 信じられはしないけれど
あの言葉 心に刺さったままなの

出典:575 / 作詞・作曲:中田ヤスタカ

2番のAメロです。

「キミ」はモテ男子でライバルが多いというよりは、どうやら特定の「あのコ」という気になる存在がいることが明らかになりました。

そのせいか、1番の「熱い風」が2番では「暑い風」と漢字の表記が変わっていて、恋心が少々トーンダウンしたというか、実は泣くほど悲しい出来事があったようです。

「キミがあのコのことを好きだと言った」のか、逆に「あのコがキミのことを好きだと言った」のか、どちらかに思わせぶりな発言があったのか、いずれにしても「悲しくて信じられないほど心に刺さる言葉」だったことになります。

結局「あの言葉」は何なのか、わからないままですが、「会いたい」や「好き」などの「あたし」にとって嬉しい言葉ではなさそうです。

「ねぇねぇ今なにしてるの?」
「そろそろ寝ようと思ってた」
あたしぜんぜん眠たくないけど からの
真夜中2人のせめぎあい
ナチュラルハイ 今日はもうgood night?
勝手な人 でも好きな人
おやすみ おはよう 季節はまだ終わってないよ

出典:575 / 作詞・作曲:中田ヤスタカ

1番のBメロとサビ前半が繰り返された後に続くサビ後半では、「おやすみ」の後に「おはよう」が加わりました

もしかしたら「キミはあのコに振られて不機嫌だった」というストーリーも考えられるかもしれません。

詳細は描かれていないのでさまざまな想像が膨らみますが、SNSのやりとりは朝まで続いたのか、あるいはいったん眠って朝に「おはよう」のメッセージを送ったのか、いずれにしても続きがありそうです。

ラストに再び1番のBメロが繰り返されます。

「好きな人に振り向いてもらうためには、どのようなメッセージを送ればいいの?」という悩みがいつか解決するといいですね。

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さいごに

好きな人の気持ちがわからないときにドキドキハラハラする様子がギュッと詰め込まれていました。

現代的なSNSでの恋愛模様に、古風な俳句の形式がプラスされているところがかえって斬新かもしれません。

言葉遊びが功を奏するのか否か、結末は描かれていませんが、「夜更かしするより、会うほうが話は早い」など、どうにか気持ちが伝わるといいですね。

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