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Flavor Of Life【宇多田ヒカル】歌詞の意味を考察!人生はどんな風味?ドラマ「花より男子2(リターンズ)」イメージソング

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宇多田ヒカルさん「Flavor Of Life」の歌詞の意味を考察します。

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Flavor Of Life 歌詞考察

人生はほろ苦いほうがいい?

ありがとう、と君に言われると
なんだかせつない
さようならの後も解けぬ魔法
淡くほろ苦い
The flavor of life

出典:Flavor Of Life / 作詞・作曲:宇多田ヒカル

井上真央さん主演のドラマ「花より男子2(リターンズ)」(2007年1月~3月)の挿入歌「Flavor Of Life -Ballad Version-」のオリジナルバージョン「Flavor Of Life」。

名門の英徳学園に通う一般庶民の牧野つくし(井上真央さん)と、道明寺司(松本潤さん)や花沢類(小栗旬さん)らF4を中心とした学園ドラマの続編です。

歌物語の登場人物は、語り手の「私」と「君」。

誰かに感謝されると嬉しいと感じるのが素直な反応かと思われますが、頭サビでは「君に感謝されるとせつない」と表現されています。

つまり「君」が「私」に対して感謝の言葉を口にするのは珍しいことであり、それなりの背景があるという話でしょう。

その点を踏まえてドラマになぞらえると、「私」はつくし、「君」は司が当てはまりそうです。

曲名の「Flavor Of Life」は「人生の風味」という意味で、感謝の言葉の後に別れを経験するような「ほろ苦い人生」が描かれています。

「せつない、ほろ苦い、The flavor of life(ザ・フレーバー・オブ・ライフ)」という三段オチのような語尾の母音「あい」も印象的です。

さらに、宇多田ヒカルさんの「First Love」の歌詞に出てくる「ニガくてせつない香り」の「タバコの flavor」にも通じるところがあり、「Prisoner Of Love」という曲名とも韻を踏んでいるのがおもしろいですね。

友達でも恋人でもない中間地点で
収穫の日を夢見てる 青いフルーツ

出典:Flavor Of Life / 作詞・作曲:宇多田ヒカル

「恋が実るかどうか?」を「フルーツ」になぞらえ、なおかつ「人生の風味」にも意味を重ねている印象です。

その「フルーツ」は「青い」ので「恋はまだ熟していない」ことになるでしょう。

「友達」以上にはなったはずなのに「正式な恋人」とは呼べない「青春時代の淡い恋」。

「収穫」は「正式な恋人」状態かもしれませんし、「結婚」を「夢見ている」可能性もありそうです。

あと一歩が踏み出せないせいで
じれったいのなんのってbaby

出典:Flavor Of Life / 作詞・作曲:宇多田ヒカル

つくしが司に対して「じれったい」と言っているようでもあり、宇多田ヒカルさんが視聴者目線で2人のことを「じれったい」と表現しているようでもあります。

お互いに好き同士のはずなのに、改まって感謝してみたり、別れたり離れたり、いろいろあるのでしょう。

この後、頭サビが繰り返されます。

信じられないことが起きた?

甘いだけの誘い文句
味っけの無いトーク
そんなものには興味をそそられない

出典:Flavor Of Life / 作詞・作曲:宇多田ヒカル

「人生の風味」や「青いフルーツ」が、さらに「誘い文句」や「トーク」を形容する言葉として「甘いだけ」や「味っけの無い」につながりました。

つまり「淡くほろ苦い人生」こそおもしろいという話でしょう。

これはつくしらしい考え方でもあり、宇多田ヒカルさん自身も共感しているのではないでしょうか。

思い通りにいかない時だって
人生捨てたもんじゃないって

出典:Flavor Of Life / 作詞・作曲:宇多田ヒカル

「終わった」と感じるほど絶望的な出来事が起きたとしても、どうにか踏ん張って生きてさえいれば「捨てたもんじゃない」と思える場面に出くわすこともあるものです。

おいしくない経験をした後のほうが、おいしい経験のありがたさが身に染みるのではないでしょうか。

どうしたの?と急に聞かれると
ううん、なんでもない
さようならの後に消える笑顔
私らしくない

出典:Flavor Of Life / 作詞・作曲:宇多田ヒカル

2番のサビ前半です。

ドラマ自体「じれったい」展開なので、歌物語も先を急がないという伏線だったのかもしれません。

頭サビの「解けぬ魔法」が「消える笑顔」になり、「恋が実る」どころか、状況は悪化しているような雰囲気も漂ってきましたが、どうなるのでしょうか。

信じたいと願えば願うほど
なんだかせつない
「愛してるよ」よりも「大好き」の方が
君らしいんじゃない?
The flavor of life

出典:Flavor Of Life / 作詞・作曲:宇多田ヒカル

2番のサビ前半です。

「大好きの方が君らしい」と強がりつつ、「信じたい、せつない、愛してるよ、大好き、君らしいんじゃない、The flavor of life」と母音「あい=愛」の回数がぐんと増えました。

どうやら「信じられない」ことが起きたような雰囲気ですが、それでも「愛」が募っているのではないでしょうか。

じれったい結末

忘れかけていた人の香りを 突然思い出す頃
降りつもる雪の白さをもっと 素直に喜びたいよ

出典:Flavor Of Life / 作詞・作曲:宇多田ヒカル

「Flavor」は「味」でもあり「香り」でもあるので、「人生の風味」は「人の香り」にもつながるでしょう。

「思い出す」ということで、別れたり離れたりした後に再会できたのかどうか、気になります。

「青いフルーツ」は「収穫」されないまま、冬を迎えたのでしょうか。

あるいは「雪」の降る場所へ出かけたのかもしれません。

頭サビでは「君の感謝の言葉を素直に喜べない」という話でしたが、季節が巡っても「雪の白さを素直に喜べない」、つまり「ありがたいこと、美しいものをそのまま受け止めることができない」ままのようです。

ダイアモンドよりもやわらかくて
あたたかな未来 手にしたいよ
限りある時間を 君と過ごしたい

出典:Flavor Of Life / 作詞・作曲:宇多田ヒカル

ラスサビです。

「ダイアモンド」は結婚指輪のイメージでしょうか。

ダイヤモンドダスト(細氷、小さな氷の結晶が降ること)の伏線として「雪」が登場したのかもしれません。

「限りある時間」は「学生生活」と「人生」のどちらにも解釈できるでしょう。

ラストに頭サビが繰り返されます。

つまり「頭サビの後=さようならの後」の展開は描かれず、「じれったい」まま歌物語のラストを迎えたということ。

ドラマシリーズの完結編は映画「花より男子F」(2008年6月)になったので、「フルーツを食べる」のではなく、「香りをかぐ」程度がちょうどよかったのかもしれません。

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さいごに

ドラマのネタバレにならないように「人生の香り」のみ漂わせたという解釈も可能でしょう。

「ドラマ第1期」と「完結編の映画」の「中間地点」に位置する、「素直に喜べない」時期の「青いフルーツ」の「ほろ苦い風味」を堪能できたのではないでしょうか。

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