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FIRE GROUND【Official髭男dism】歌詞の意味を考察!相撲と音楽、残ったのはどっち?アニメ「火ノ丸相撲」OPテーマ

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ヒゲダンことOfficial髭男dism「FIRE GROUND」の歌詞の意味を考察します。

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FIRE GROUND 歌詞考察

相撲の話?音楽の話?

1つとしてアドバンテージなんてない
「向いてない」「センスない」 誰もがそう言って笑ってる

なんて事ない ビビる必要はない
結果1発で180度 真っ白な歓声に変わるぞ

アイデンティティのイス取りゲームはとっくにオーバー YEAH
それでも弾かれまいと世界を 両足で握りしめる

出典:FIRE GROUND / 作詞・作曲:藤原聡

川田さんの漫画を原作としたテレビアニメ「火ノ丸相撲」(2018年10月~2019年3月)のオープニングテーマ「FIRE GROUND」。

小学生相撲で日本一に輝いたものの、中学では身長が伸びず、実績を残せなかった潮 火ノ丸(うしお・ひのまる)が、弱小相撲部に入部して、高校相撲で活躍するアニメです。

その主題歌なので、「アドバンテージ(利点、強み)がない」というのは火ノ丸の小柄な体格や再建が必要な弱小相撲部をイメージすることができます。

大相撲力士になるための新弟子検査には体格検査と内臓検査があり、火ノ丸は体格規定を満たしていないため幕下付出(まくしたつけだし、アマチュア横綱などの実績を残すとデビューできる制度)の資格を得るしか方法がありません。

大前提となる体格に恵まれていないので「相撲には向いていない」という考え方も一理ありますが、嘲笑されるのは辛いでしょう。

それでも「一発逆転のチャンスはある」とポジティブに捉え、地道に稽古する様子が伝わってきます。

「イス取りゲームに弾かれないように、世界を両足で握りしめる」という表現は「土俵に残ろうとする力士」をあらわしているようです。

また「アドバンテージ、アイデンティティ」や「~ない、弾かれまい、世界」で韻を踏んでいるところは藤原聡さんの常套手段で、ヒゲダンのバンド活動の物語として解釈したり、リスナー自身の人生を重ねたりすることもできるようになっています。

真っ赤な本能 汗だくのSOUL
難題だらけのジャストザウェイユーアー
貫き通そう 削ぎ落とす憎悪
余裕なんてかますつもりもない
背負い込んだ感情は HI-HEAT UP HI-HEAT UP
掴み取るのだ理想像を
真っ赤な本能 汗だくのSOUL 残ったのはどっちだ?

出典:FIRE GROUND / 作詞・作曲:藤原聡

1番のサビです。

「本能とSOUL(魂)、残ったのはどっち?」という幅広い意味のほか、「真っ赤な本能=火ノ丸」と「汗だくのSOUL=ライバル力士、対戦相手」のうち「土俵に残ったのはどっち?」と解釈できるようにもなっています。

「本能、SOUL(ソウル)、(貫き)通そう、憎悪、感情、理想像を」と韻を踏みまくっているところはヒップホップ(HIP-HOP)的で、「ヒヒラ~」の合言葉でおなじみの「HI-HEAT UP」(意味:ヒートアップする、激化する、盛り上がる)とつながり、「ヒップホップ vs ソウルミュージック」の対戦のようにも深読みできそうです。

「真っ赤なウソ」ではなく「真っ赤な~ソウル」という言葉遊びが入っている可能性もあります。

英語表記も交ざっているのに「ジャストザウェイユーアー」がカタカナ表記になっているのは、ミスター・ピアノマンことビリー・ジョエルの「Just the Way You Are(素顔のままで)」を意識しているからでしょう。

あるいは「貫き通そう」と「削ぎ落とす」は大相撲の決まり手(捻り手)の「突き落とし」、「背負い込んだ」は投げ手の「一本背負い」を連想できるかもしれません。

火ノ丸が夢、理想像(横綱)を掴(つか)むために、土俵で火花を散らす(FIRE GROUND)相撲の物語」でもあり、音楽の話にもなっているところは「相撲 vs 音楽」とも受け取れそうです。

残ったのはどっち?

1つとして確かなもんなんてない
「向いてない」「センスない」 歴史のストーカーが騒ぎ出す
天才? 秀才? 20年にたった1人の逸材?
そんな安い言葉売っぱらって 替えのきかない目で見つめろ

熱血ド根性 満身創痍のロックンローラー YEAH
誰ぞにけなされたそのセンスで 常識を作り変える

出典:FIRE GROUND / 作詞・作曲:藤原聡

相撲にしても音楽にしても、何らかの道を極めるためには「批判されようが、逆に絶賛されようが、確信できる指針はなく、自分で判断して常識を作り変えるしかない」といったニュアンスでしょうか。

「熱血ド根性」や「満身創痍」(読み:まんしんそうい、意味:傷だらけ)までは火ノ丸をあらわしているようですが、その後に「ロックンローラー」と続くと、「力士を、常識を作り変えるロックンローラー(音楽の革命家)にたとえている説」と「ヒゲダンら音楽家の物語」の両方が考えられます。

「本能(ロック) vs SOUL(ソウルミュージック)」のようでもあり、「音楽の歴史のストーカー」として「ソウル、ロック、ヒップホップ、ピアノポップ(ビリー・ジョエル)」を網羅しているのかもしれません。

いずれにしても相撲の話なのか、音楽の話なのか、「確かなものはない(どちらにも解釈できる)」のでしょう。

真っ赤な本能 汗だくのSOUL
反対だらけのジャストザウェイユーアー
貫き通そう 削ぎ落とす憎悪
顔色なんてうかがっちゃバカみたい
意地っぱりの闘争は HI-HEAT UP HI-HEAT UP
掴み合う鬼の形相
真っ赤な本能 汗だくのSOUL 膝をつくのはどっちだ?

出典:FIRE GROUND / 作詞・作曲:藤原聡

1番のサビの「難題だらけ」が2番のサビでは「反対だらけ」、「掴み取るのだ理想像を」が「掴み合う鬼の形相」、「残った」が「膝をつく」に変わりました。

「真っ赤なロック、汗だくのソウルミュージック、反対だらけのピアノポップ、意地っぱりのヒップホップ」と解釈すると、ヒゲダンの音楽性が垣間見えるかもしれません。

国宝「鬼丸国綱」という火ノ丸の異名を踏まえて「鬼」という表現が用いられていると考えられますが、結局「本能、SOUL」などに続いて「闘争、形相」と韻を踏むための仕掛けにもなっているようです。

「膝をつく」は相撲の非技(勝負結果)「つきひざ」に絡めているでしょう。

ラストに1番のサビと「残ったのはどっちだ?」が繰り返され、結局「相撲 vs 音楽」の勝負結果もわからないままというか、どちらにも解釈できる歌物語になっていました。

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さいごに

リスナーによっては「そういえばロックンローラーという言葉もあったけれど、音楽の話だとは思わなかった」という人もいるかもしれません。

逆も然りで、「リスナーそれぞれの印象に残ったのはどっち?」というヒゲダンからの問いかけのような気もします。

さらにリスナーの人生を重ね合わせることもできるなど、さまざまに解釈できるところがヒゲダンらしいですね。

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