今回は、人気シンガーソングライター・平井大さんの新曲「栄光の扉」の歌詞を考察していきたいと思います。
夏の高校野球応援ソング/『熱闘甲子園』テーマソングに決定している本楽曲。
「勝ち負けの更に先にある未来に、ポジティブに挑んでいって欲しい」という想いを込め、温かい言葉と優しい歌声で、高校球児たちの背中をそっと押してくれる楽曲になっているそうです。
早速歌詞を見ていきましょう!
栄光の扉 歌詞考察
思いつきみたいな夢
笑われた時もあったね
それでも必死に追い求め走ってきたよね自分を疑った時
出典:栄光の扉 / 作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
理想、諦めそうな時でも
日が暮れるまでがむしゃらに掴まってた
冒頭の “思いつきみたいな夢” とは、高校球児が幼い頃、思いつきのようにポッと浮かんだ「甲子園」という夢のことを指しています。
高校野球のテーマソングですが、夢の内容を限定しないことで、全てのスポーツ、大人こども関係なく全ての人に向けた応援ソングになっていますね。
そんな夢叶いっこない、一生懸命頑張っても無駄になる。
おそらく甲子園出場の夢を叶えた選手たちも一度は、誰かからこんな言葉を掛けられたことでしょう。
たとえ笑われても、夢を信じ、がむしゃらに突き進んできた過去。
思い返すと、弱音を吐いたときでも、必死に食らいついて練習してきました。
真夏の暑い日にグラウンドから聴こえてくる練習の音が記憶の中で蘇ります。
そんなキミを知っているから
夢はそんなキミを裏切らないんだ勝敗がもたらすドラマの向こうに
出典:栄光の扉 / 作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
それぞれを待っている栄光の扉が
必ずあるんだ
どんなときも必死で頑張ってきたキミを知っているから、夢はキミを裏切らない。
これまで一人の時も努力してきたキミの姿を、夢はきっと見ていて、応えてくれる。
そんな平井さんからのメッセージが込められているように感じました。
甲子園という夢の舞台で、お互いの練習の成果をぶつけ合う高校球児。
試合は、必ず勝ち負けが決まります。
甲子園優勝を目指して、ここまで頑張ってきた選手達ですが、残念ながら敗れてしまうこともあるでしょう。
負けてしまったら、そこで終わりなんだと思ってしまいますが、平井さんは ”それぞれを待っている栄光の扉が 必ずあるんだ” と歌っています。
惜しくも敗れてしまった選手たちも、きっとそのドラマの先に「栄光の扉」がある。
だから精一杯自分たちの力を出し切って、本気でぶつかり合おうよ、と呼びかけているように感じました。
人目も気にせずに泣いて笑って
走り抜けたこの夏、一番長く熱かった
夢のその続きへ輝け、いま誰よりもその涙
出典:栄光の扉 / 作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
過ごした時間の数だけ
強くなってきたはずだから
さぁ、胸を張れ。
この部分の歌詞では、甲子園が終了した後のことが歌われていますね。
勝利の嬉しい笑い、敗北の悔し涙、甲子園のマウンドでは、毎年様々なドラマが生まれます。
持てる力の全てを出し切って走り抜けた熱い夏を過ごした選手たちは、甲子園が終わってからも “夢のその続きへ” 向かって走り始めます。
悔し涙も流した数だけ成長し、強くなっている。
だから胸を張って、自信を持って、それぞれの母校に帰ろうと呼びかけます。
これからも続いていく栄光の扉のその先が歌われていますね。
泥まみれの思い出
青臭くてちょっと照れるね
それでもそれは誇れる歴史の1ページだ何もやらないで指差す
出典:栄光の扉 / 作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
誰かより やって転んでる
人の方が未来でモテるみたいだからさ
再び、練習のシーンに戻ります。
雨の日でも、ぬかるんだグラウンドで必死に球を追いかけた思い出。
まさに青春の1ページですね。
今は照れくさくても、大人になって振り返ると、きっと誇れる思い出に変わっていると、高校球児に呼びかけます。
冒頭にも出てきた、夢を追う人を笑う奴より、泥だらけになりながら必死に頑張った人のほうがかっこいい。
ただ「かっこいい」というのではなく ”未来でモテるみたいだからさ” と表現する歌詞からも、高校生に対する平井さんの優しい想いが込められているように感じます。
そんなキミの夢が好きなんだ
そして夢はそんなキミを裏切らないんだ運命がもたらすドラマの向こうに
出典:栄光の扉 / 作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
どこよりも眩しい栄光の扉が
明日を待ってる
甲子園での優勝という夢を目指して、必死に頑張る高校球児たち。
本気で夢を追いかける姿があるからこそ、それを見た観客が感動するのでしょう。
平井さんは、必死に頑張る球児に向けて “夢はそんなキミを裏切らないんだ” とメッセージを送ります。
楽曲コメントでは「勝ち負けのさらに先にある未来に、ポジティブな感情で臨んでいってほしい」という想いが綴られていました。
勝っても負けても、これまでの努力は、きっと今後の役に立つ、その先にある栄光の扉に向かって胸を張って進んで欲しい。
そんな強い想いが歌われているように感じました。
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さいごに
いかがでしたか?
高校球児に向けた応援メッセージが込められた素敵な楽曲でしたね。
今年の夏の甲子園でも、どんなドラマが生まれるのか楽しみです!