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慟哭【工藤静香】歌詞の意味を考察!工藤静香最大のヒット曲!月9ドラマ「あの日に帰りたい」主題歌

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工藤静香さん「慟哭」(読み:どうこく)の歌詞の意味を考察します。

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慟哭 歌詞考察

泣いて泣いて泣いて

避けられてるかもしれない予感
それとなく それとなく感じてた
愛されてるかもしれない期待
かろうじて かろうじてつないだ

出典:慟哭 / 作詞:中島みゆき 作曲:後藤次利

「慟哭」は、アイドル歌手の菊池桃子さんと共に工藤静香さんも女優として出演した月9ドラマ「あの日に帰りたい」(1993年1月~3月)の主題歌。

姉の青木千夜子(菊池桃子さん)の恋人だったボクサーの永井準二(保坂尚輝さん)が、妹の青木一夜子(工藤静香さん)に心変わりし、姉妹の仲がこじれるというドロドロの恋愛ドラマでした。

そのドラマのストーリーそのままではありませんが、「慟哭」オリジナルのドラマチックな恋愛が描かれています。

登場人物は語り手の「私」を含む女性2人、男性1人。

ドラマの内容を反映したかのような三角関係ですが、「私」と男性は「友だち以上、恋人未満」の関係のようです。

「私」は男性のことが好きで「付き合えるかもしれない」と「期待」しつつ、その思いが薄々伝わったのか、「避けられているかもしれない」という不安も同時に抱えています。

話がある、と
照れたように言いかけたあなた
逃げる私
聞けよ、イヤよ、聞けよ、知ってるわ

出典:慟哭 / 作詞:中島みゆき 作曲:後藤次利

「私」が思いを寄せている男性の「あなた」に、改まって「話がある」と言われました。

「話」の内容がどのようなものか、すでに「私」は気づいているようです。

「あなた」が「照れている」ことから、大切な友だちの「私」に、恋人を紹介しようとしていることが想像できます。

そのため「話を聞きたくない」とばかりに「私」は逃げるのですが、それも時間の問題というか、結局「話を聞いた」のではないでしょうか。

「聞けよ、イヤよ、聞けよ」と3段階で畳みかける、ドラマのセリフのような歌詞が印象的です。

ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
気がついたの
ともだちなんかじゃないという想い
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
わかったのに
おまえも早くだれかをさがせよと
からかわないで、エラそうに

出典:慟哭 / 作詞:中島みゆき 作曲:後藤次利

1番のサビです。

曲名の「慟哭」は「悲しすぎて、声を出して泣く」ことなので、「泣いて~」と3回繰り返す、印象的な歌詞につながります。

薄々感づいていたとおり、「あなた」の「話」を聞いた結果、失恋が確定しました。

「私」は「あなた」のことを恋愛対象と思っていたけれど、「あなた」にとって「私」は友だちのひとりにすぎなかったのでしょう。

そのような相手に「おまえも~さがせよ」と言われるのはショックですね。

男性は「私」の気持ちに気づいていてわざと突き放したのか、まったく気づいておらず、結果として鈍感なセリフを言ってしまったのかは不明です。

それでも「からかわないで~」と反発してみせるところが、中島みゆきさんのイメージした工藤静香さん像ではないでしょうか。

片思いだろうと悩んで「慟哭」しつつも、決定的な場面では肝がすわっています。

恋人を紹介された

あやしまれるほど耳もと近く
ひそやかに あなたからたずねた

どう思う? なんて視線の先
愛され人が たたずんでた
そうね二人とても似合うわ

出典:慟哭 / 作詞:中島みゆき 作曲:後藤次利

「あなた」の「話がある」という前置きに続いて、「愛され人=恋人」が登場したシーンです。

「どう思う?」と訊かれたら「お似合い」と答えるしかないでしょう。

おそらく「あなた」は「私」のことを恋愛対象として見ていないので、「耳もとに近づく」ことを何とも思っていないのではないでしょうか。

「あなた」にしてみると「仲のいい友だちとして距離が近い」だけなのかもしれませんが、その辺りも含めて「私」は「愛されているかもしれない」と「期待」した可能性があります。

この思わせぶりな態度には「愛され人」もヤキモチを妬きそうですが、複雑な恋愛模様が描かれたドラマを踏まえて、意味深な場面が盛り込まれているようです。

ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
気がついたの
ともだちなんかじゃないという想い
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
わかったのに
いちばん先に知らせた ともだちが
私だなんて 皮肉だね

出典:慟哭 / 作詞:中島みゆき 作曲:後藤次利

2番のサビです。

付き合うことになった恋人を最初に知らせた友だちが「私」だったというオチでした。

もしかしたら「あなた」は「私」と付き合う可能性もあったのかもしれませんが、後に恋人になった女性と出会い、「私」とは友だちのままになったとも考えられます。

ドラマでは姉の恋人が妹に乗り換える三角関係が描かれているので、「慟哭」では友だちのままだったことが不幸中の幸いのような気もします。

恋人ができたことを隠して「私」とも付き合うのではなく、一番先に恋人を紹介して「おまえも誰かを探せ」というほうが、「私」のことを大切にしていると言えるでしょう。

思わせぶりな態度をとりがちなところは困りものですが、友だちとしては信頼できる人物なのではないでしょうか。

でも、笑ってるわ
でも、ちゃかしてるわ
こんな人 どこに隠してたの

出典:慟哭 / 作詞:中島みゆき 作曲:後藤次利

「好きになった人に、恋人を紹介される」という衝撃的な場面でも「笑っている、茶化している(冗談めかして深刻ぶらない)」という意味でしょう。

「愛されているかもしれない」と勘違いするほど先に仲良くなったのは「私」だったのに、「避けられているかもしれない」と感じた時期に「あなた」と恋人の交際が始まり、「隠されていた」ような気分を味わったのではないでしょうか。

それでも「あなた」と「私」は友だちのままだったので、シリアスに怒るわけにもいきません。

ラストに1番のサビが繰り返されます。

これほどドラマチックな失恋は現実ではなかなかないかもしれませんが、未練を残しようがないので「慟哭」しつつも前向きに人生を進めるのではないでしょうか。

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さいごに

ドラマの内容や工藤静香さんのキャラクターを踏まえつつ、独自の歌物語が展開されていました。

「中島みゆきさん節を歌い上げる工藤静香さん」というイメージも定着した頃だったので、ドラマ出演の相乗効果もあり、自身最大のヒットに結びついたのではないでしょうか。

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