この記事では、Mrs. GREEN APPLE「どこかで日は昇る」の歌詞を解釈していきます。
「どこかで日が昇る」はTBS系ドラマ『笑う招き猫』のエンディングテーマにも起用された、人生や幸せについて深く考え抜かれた楽曲。
この楽曲は、4thシングル『どこかで日は昇る』の一曲目表題曲としてリリースされました。
一体どのような歌詞なのか、筆者の解釈ですが楽しんでいただければ嬉しいです!
どこかで日は昇る 歌詞考察
落ち込みながらも日は昇る
日々を生きるなかでは、嬉しいこともあれば、苦しいこともあります。
特に嫌なことがあった日、布団の中で今日あった出来事を深く考えてしまい落ち込むことはないでしょうか?
この楽曲は、そんな夜にも寄り添ってくれる力があります。
この冒頭の歌詞で素敵だと感じるのは「どこかで日が落ちる」という部分。
誰かの朝がやってくる時に、誰かの夜がやってくる。
「いろいろな人にたくさんの太陽と夜がある」という当然でありながらも、なかなか気付かなかった事実に気付かせてくれます。
楽しいことを見つけたい
ほわっと太陽の陽が感じられるようなあたたかい歌詞です。
自分の好きなことを思い出すと、苦しいことがあっても「大丈夫」だと思えます。
また、夢も持っていると日常に目標ができます。
小さなことひとつひとつが楽しいと感じられるのでしょう。
人生はそう順調に進むものではありません。
そんな事実に気付いたのはいつでしょうか?
でも、苦しい道を歩む日があったからこそ、「輝き続けたい」と思う気持ちは強くなります。
さらには誰かに寄り添ってもらう優しさにも気付けるし、自分自身も誰かに寄り添える人間になれるのではないでしょうか?
順調に進んでいたら分からなかった大事な気持ちに気付けることも、人生にはあります。
しんどい時があるから愛おしい
「幸せって何だろう?」というストレートな問いが強烈に響きます。
歌詞の通り、泣けるようなしんどい日もありますが、それが無ければ「幸せ」は感じ取れません。
迷いながら歩んでいくことは、一概にダメなことではないのかもしれません。
そんな風に思っている今日も、どこかで太陽は昇り私たちをキラキラと照らしてくれているのです。
ここでは、人生でたまたま生じる出来事について語られています。
偶然の再会、突然の出来事。
びっくりしてしまうような些細な出来事こそが、人生を美しく飾ってくれます。
もちろん、大きな出来事だって人生の経験則を上げるでしょう。
しかし、このようなささやかな嬉しい出来事も、大事な経験ではないでしょうか?
そして、そんな「繋がり」を見失わずに大事にしていきたいものです。
時の流れに乗りながら
人生に「変化」は付きものです。
社会背景から時代、個人的な背景、人間関係など、変わらないものはありません。
もしかしたらその変化はとても怖く、痛みを伴うことでもあるでしょう。
しかしここの歌詞では「逃げていませんか?」と問います。
訪れる変化に応じながら、痛みも喜びも抱えて歩んでいく。
そんな「今日」を重ねていくのが人生なのかもしれません。
「憧れ」を抱く時に、少しばかりの劣等感が生じる時もあります。
誰かと自分を比べると、自分勝手にも凹んでしまうことも時々あるでしょう。
それはとても辛いです。
でもここで「忘れるって何だろう?」という歌詞が歌われます。
人間は、辛い気持ちもいずれ忘れてしまう生き物です。
でも、辛さにもたくさんの養分が含まれています。
どんな気持ちも尊いものなのだから、ぎゅっと手をつないで自分や周囲の人へ還元していこう。
そんな優しい印象がもたされている歌詞です。
「どこかで日が落ちる」という歌詞からは、自分の知らない場所で苦しんでいる誰かがいるということを、そこはかとなく教えてくれているようなフレーズに感じられます。
あなたらしい人生を
「人生って何だろう?」
楽曲全体を貫く大きな問いが、最後に登場します。
結局のところ、この問いに対する「答え」はひとりひとり違います。
その答えを出せるように、今日も布団の中でゴールを迎え、朝を迎えたいと思えます。
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おわりに
いかがでしたか?
人それぞれの今の状況によって、本楽曲「どこかで日は昇る」は様々な色合いを帯びるものだと思います。
しかし、苦しみも喜びもあって初めて人生という名の道を歩めるような、爽やかな勇気に満ちた楽曲であるように思います。
ぜひ皆さんも「どこかで日は昇る」を聴いてみてください。