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大不正解【back number】歌詞を考察!タイトル「大不正解」の意味とは?

今回は2018年8月22日にリリースされた18枚目シングル「大不正解」の歌詞考察をしていきます。

また本楽曲は翌年の2019年リリースされた6枚目のアルバム「MAGIC」にも収録されています。

https://twitter.com/n_n_o_o_x/status/1431538780779925505?s=20

大ヒット映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の主題歌の「大不正解」は、ヴォーカル・ギターの清水依与吏さんが作詞作曲を手掛けました。

では早速歌詞の考察を始めていきましょう!

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大不正解 歌詞考察

不完全な僕等の友情

僕等は完全無欠じゃ無い
原型を愛せる訳でも無い
この無様に移ろう形を
安い化けの皮を
噛み付き合い 剥ぎ取り合って
互いを見付けて来たんだろう
補い合うのなんざご免なんだ
さぁ好きに踊ろうぜ

インパクトのあるサビから始まる本楽曲。このサビは3回リピートされます。

登場人物は「僕等」です。

この「僕等」は主人公と仲間=戦友を指しています。

映画『銀魂2』では個性豊かな登場人物達がバトルを繰り広げており、アクションシーンも見どころのひとつです。「僕等」は仲間であり戦友でもあるのです。

仲間であり戦友である「僕等」は、互いにありのままで本音でコミュニケーションをとったり、時には大いに喧嘩をしぶつかり合います。

冒頭で「完全無欠じゃない」と「僕等」の不完全さを認めています。更に「補い合うのなんざご免なんだ」とその不完全な部分をお互いに補完しあうことを拒んでいます

また「原型」から「無様」な「形」に変容し、更には「安い化けの皮」を被るまでになっても、互いに容赦なく引きはがして本音本質を暴きだそうとするのです。

欠点込みで、それぞれの個性をそのまま受け入れ、本音レベルでのやり取りをし合う荒々しくも現代では稀有な友情が描かれていますね。

最後の「好き勝手に踊ろうぜ」の歌詞からも、欠点を補い均一化することを拒否しているのが見て取れますし、とても粋なフレーズという印象を受けます。

危うい関係性への警告

何を創るつもりなんだ
自分で散らかした瓦礫の上
同じ物を欲しがって
同じ時を過ごしたのが運の尽き
縁が目に見えりゃもうきっと腐ってる

ここでは「僕等」の望む友情とは反対の状態が「何を創るつもりなんだ」という問いかけと共に提示されています。

「同じ物」「同じ時」という言葉が羅列されている様に、他者と同じ物を求めたり、単独行動はせず常に誰かと一緒に過ごすばかりでは、もうそれは友情とは言えないのではないのか?と言う警告にも受け取れます。

とりわけ日本人のコミュニティーは”同調圧力”に支配されていると言っても過言ではありません。

他者から”右に倣え”を強いられたり、時に無言でそれを求められることが日常茶飯事ではないでしょうか。

今に始まったことではありませんが、”空気を読む”のが当たり前といった風潮がありますよね。

他人に渋々(無言で)従う人や無意識に従ってしまう人は少なくないはずです。

「瓦礫の上」に上っ面だけの人間関係を築いたところで、足場が危うい故に遅かれ早かれ崩れてしまうのでは、と問いかけている様に感じます。

言葉は2層 面もそう
仏の顔だって3度までを
天文学的に超えてくる
華麗なステップで

言葉や表情にも二面性があるものです。人間誰しも”裏表”や”本音と建前”はありますし、それらを上手く使い分けて日々過ごしているのではないかと思います。

「仏の顔も三度まで」という言葉がありますが、どんなに性格が穏やかな、まるで仏様の様な人でも何度も非礼を繰り返されれば怒りを買うもの。

その「3度」を遥かに超える様な、想像以上の多面性が人間にはあるのです。

ここは「2層」「3度」「天文学的に」と上手く言葉が畳みかけられています。

また「華麗なステップで」というフレーズでその多面性がいかに巧妙であるかが見て取れるのではないでしょうか。

一蓮托生な僕等の友情

誰になろうとしているんだ
最後はいつも自分を疑わないのに

ここでもまた「誰になろうとしているんだ」という疑問形で始まっています。

戦友が主人公に対して、もしくは、その戦友自身を疑っている状態なのか判別し難いですがいつもとは違う、という違和感を投げかけているようです。

戦友に対する信頼の揺らぎが感じ取れる様に思います。

背中合わせ 槍の雨
道連れ 泥舟 大アタリ
地獄の果てでもとは言ったけど
本当に連れて来んなよ

ここは映画のアクションシーンを連想させる様な言葉選びが印象的な部分です。

槍の雨」「地獄の果て」「泥船」といった言葉から危機状況にあるのが伺えます。

加えて「背中合わせ」「道連れ」で行動や運命を共にするという意味の”一蓮托生”という言葉が自然と思い浮かびました。

戦友とピタッと「背中合わせ」になり、「雨」の様に降ってくる「槍」をかわすという映画のワンシーンを思わせるような歌詞です。

いずれ沈むであろう「泥船」に戦友と「道連れ」に乗り込む羽目になってしまった主人公の危機的な状況が目に浮かぶようです。

まさに、運命共同体とも言える「僕等」。

この歌詞の中では「地獄の果て」の只中にいる様ですが、最後の「本当に連れて来んなよ」という言葉も戦友に対する「しょうがない、付き合ってやるか」といった感じの友情が滲み出ている様に感じられますね。

暑苦しいのなんざご免なんだ
まぁ好きに呼べばいい

最後の「まぁ好きに呼べばいい」の部分ですが、友情がテーマの楽曲ですがわざわざ言葉で説明することもないだろう、と解釈できるのではないでしょうか。

友情について細かく説明したり、いちいち言葉にして表現しなくてもお互いに分かり合える間柄、ということです。最後もまた粋なフレーズで締めくくられていますね。

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さいごに

本楽曲のタイトル「大不正解」は何を意味しているのでしょうか?

「大正解」という言葉のという意味で「大不正解」と解釈するならば、何に対して「大不正解」だと言っているのかという疑問が湧いてきます。

上記ラストのフレーズがイコール「大不正解」ではないかという仮説を立てました。

周りから指摘されても、自分が正しいと思う方向へ進んでいけばよい訳で、文句を言いたい人には言わせておけばいい、というものです。

このタイトル自体は歌詞の中には登場することはありません。ですが、他人に安易に迎合するのは「大不正解」ではないのか、という強気の雰囲気が全体的に伝わってきます。

本楽曲「大不正解」は真の友情疾走感と共に描き出していると同時に、閉塞感漂う現代社会への痛烈な批判も感じ取れます。

back numberといえばラブソングという印象が強いですが、そんなレッテルも一蹴するかのようなインパクトを与える楽曲となっています。

多様な楽曲を創り出すback numberの今後の楽曲にも注目です!

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