今回はデビュー曲「なにやってもうまくいかない」で有名なmeiyo(メイヨー)さんの新曲「チャイニーズブルー」の歌詞を考察していきたいと思います。
ドラマ『鉄オタ道子、2万キロ』のオープニングテーマに起用された本楽曲。
ドラマを見て、この曲にハマったという人も多いのではないでしょうか?
歌詞にはどんな想いが込められているのか?
ドラマの内容、楽曲コメントと合わせて見ていきましょう!
ドラマ『鉄オタ道子、2万キロ』
2022年1月8日から放送されている玉城ティナさん主演のテレビドラマ。
玉城さんの他にも、栗原類さんや六角精児さんなど個性派俳優が出演しており、道子の鉄道旅を彩っています。
2月25日現在、第7話まで放送されており、3月26日に放送される第12話までが予定されています。
オープニングテーマは今回考察する「チャイニーズブルー」
エンディングテーマは、スキマスイッチの『されど愛しき人生』が起用されています。
ドラマの内容も気になりますね。
meiyoさん楽曲コメント
meiyoさんのコメントをご紹介します。
ドラマの始まりを彩る重要な役目、オープニングテーマを担当させて頂けてとても光栄です。
一体どんな人と、景色と、グルメと出会えるのでしょう。
言葉にするのが野暮に思えるような、それぞれの心の中だけにある大切なワクワク感を音にしました。
道子、甲斐、そしてスキマスイッチさんの音楽と僕の音楽、皆で一緒の旅に出られることがとても楽しみです。
それぞれの心の中だけにある大切なワクワク感を音にした楽曲、楽しみです!

チャイニーズブルー 歌詞考察

メロディックなサウンドで始まるチャイニーズブルー。
耳馴染みのないフレーズも多く登場するので、先に解説していきます。
ルッキンフォー
> looking for 探す、得ようとするという意味
テストステロン
>代表的な男性ホルモン、筋肉質な体型などをつくる
オキシトシン
>主にスキンシップで分泌されるホルモン、愛情ホルモンとも呼ばれる
「ルッキンフォー(lookin’ for)」という歌詞からも読み取れるように主人公は何かを探しているようです。
男性ホルモン・テストステロンが溢れちゃうとは、どういった意味でしょうか?
テストステロンは、思春期になると急激に分泌量が上がりますが、挑戦や成功を体験したときにも多く分泌されます。
このことから、テストステロンが溢れちゃうとは、主人公が何かに挑戦している状態であるということを指しているのではないかと考えました。
何かを探し求め、挑戦している主人公。
自らの頭で流れる奇っ怪なフレーズを「ヘッドホンで流したい」、つまり音楽にしたいと考えていることがわかります。
もしかすると、主人公はmeiyoさん自身、もしくは音楽クリエイターをイメージしているのかもしれません。
常日頃から神経を研ぎ澄ませて、音楽を作り出しているクリエイター。
愛情ホルモン・オキシトシンにまみれてリラックスしたいと考えます。
どうやら今日はお仕事を休みにするようです。

「チャ・チャ・チャ チャイニーズブルー」は、まさしく頭に浮かんだ奇っ怪なフレーズでしょう。
繰り返される「スタンタン」
休みの日でも常に音楽が頭に浮かんできているのでしょうか?
麻痺するという意味のスタンと掛けて、その場所から動けないという意味も込められているのかもしれません。
主人公は、何かを探している途中で行き止まってしまったようです。
一度そのことは忘れて、何も考えずクラクラしたい。
このままうまく行かず、止まったままの人生なら、一度リセットしたいという主人公の想いが歌われています。

デスティネーション
> 旅行の目的地、旅行先
仕事を休みにした主人公は、目的地を決めずぶらり旅にでたようです。
まさに”さすらい”の一人旅ですね。
ゆっくり気ままに自分のペースを維持したい。
「維持 有したい」→「いじ ゆうしたい」→「いじゅーしたい」→「移住したい」
という言葉遊びも取り入れられているようです。
行き先も決めず飛び出したぶらり旅で出会った土地に移住して、ゆっくりと過ごしたいという主人公の想いが伝わってきます。
気持ちを切り替えて、退屈な日は今日でおしまい。
「出発の合図」という歌詞で、電車要素が見えますね。

サビは繰り返しになりますが、探し求めていた答えは見つからなかったようです。
「答えが見つかんないなら 案外ただ単純に揺られてりゃ良いんじゃない?」と、自分で解決法を見つけ出した主人公。
明確な答えが無かったとしても、ガタンゴトンと揺れる列車に乗りながら旅をしていれば、いつかはたどり着くことができるという未来に対する希望が歌われているように感じました。
ドラマで自分探しをする道子の心情とも重なりますね。

ラストはチャイニーズブルーのフレーズで締めくくられます。
メロディーを聴いているだけでも、ワクワクした気分になるこの曲。
歌詞も、今悩んでいる人に対して「いつかは答えが見つかるから、焦らず揺られて行けばいいんだよ」というmeiyoさんからのメッセージが込められているように感じました。

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さいごに
いかがでしたか?
鉄道要素がありつつも、リズミカルな耳心地のいいメロディーで楽しませてくれる本楽曲。
ドラマの続きも気になりますね。
家具メーカーに務める主人公・大兼久道子(玉城ティナ)は鉄道オタク。
休みの日には雑誌『旅と鉄道』に寄稿するため、山奥や断崖絶壁、誰も使わないであろう場所になぜかあるローカル駅を巡り旅をする道子。
そこで出会った個性豊かな人々との交流やご当地グルメ、普段は見ることのできない絶景を楽しみながら本当の自分を探すオムニバス形式の旅ドラマです。