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カモフラージュ【My Hair is Bad】歌詞の意味を考察!僕がカモフラージュするものとは?

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今回は2022年4月13日にリリースされたアルバム「angels」に収録されている「カモフラージュ」の歌詞考察をしていきます。

「カモフラージュ」は、ヴォーカル・ギターの椎木知仁さんが作詞と作曲を手掛けました。

では早速歌詞の考察を始めていきましょう!

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カモフラージュ 歌詞考察

青春が終わっても続く友情

そう
愛だったんだって気づいたんだ
直感で分かったんだ
僕のアンサーは優しさだけだった
もっと遊んでいよう
来週は三人で海に行こう
今の若さが羨ましくなるまで

歌詞の中の登場人物は主人公の「僕」と「僕ら」の「三人」となっています。

この「三人」の関係性は親しい友人のようです。

冒頭「そう」の次から三行ですが、「気づいたんだ」「分かったんだ」「優しさだけだった」とあり、語尾は全て過去形となっています。

この三行の後に、「三人」で一緒に「若さ」を謳歌しようといった感じの歌詞が続きます。

「僕」を含む友人である「三人」は現在はもう既に若くはない年齢で、若かった頃から一緒に過ごしている「三人」の関係性について想いを巡らせているようです。

そして、「三人」の間には「愛」が存在しており、主人公の導き出した答え(=「アンサー」)「優しさ」のみである、と語られています。

「三人」の友情を慈しんでいるのでしょうか。

早朝の匂い
騒々しい報道のニュース
教会の上に光った銀色の十字架
川沿いに立った火ばしら
ミファを失ったピアニカ
裏庭に落ちた稲妻

ここでは文学的な印象を受ける言葉の羅列となっています。

しかし「騒々しい」「ニュース」「十字架」「火ばしら」「失った」「落ちた稲妻」等、あまり穏やかではない言葉が目立ちます。

これらの表現は、恐らく青春時代特有の主人公の穏やかならない心情を象徴しているとも取れるでしょう。

もう心が宇宙に気づいたんだ
そうするとどうだろう
帽子が飛ばされた

主人公は「宇宙」、つまりは何か大きなもの、そして神秘的なものの存在に気付きます。

そして、それと同時に主人公が被っていた「帽子」が恐らく風によってふいに「飛ばされ」てしまいます。

大きく神秘的な存在は、人間が抗うことができない絶大な存在であると印象付けられる部分となっています。

そう
天に昇っていこう
いつだって叶うとイメージして
僕らのナンバーは“333”なんだ
もっと繰り返そう
来年もあの初詣に行こう
昔の若さが微笑ましくなるまで

ここの冒頭では「天に昇って」「叶う」とポジティブな印象の言葉が続きます。

更に「333」というゾロ目の数字が「僕らのナンバー」として提示されています。占星術などではこの「333」といったゾロ目はエンジェルナンバーと言われ、とてもラッキーで意味のあるものと捉えられています。

冒頭では「来週は三人で海に行こう」とあったフレーズがここでは、「来年もあの初詣に行こう」とあり、「三人」の友情は「若さ」が過去のものになった現在でも続いているのが見て取れます。

この「三人」はまるでマイヘアことMy Hair is Badのメンバーそのものを描き出しているとも解釈できそうです。

運命的な関係性

愛称に愛情が芽生えてくるまで
輝いていたいなら自由でいて
代償も迷走も必要なかったね
星に選ばれた

「愛称」とはニックネームのことですが、お互いを呼び合う名前にも「愛情が芽生えてくる」程、「三人」は長く親しく付き合ってきていることがわかります。

「代償も迷走」ともこれまで縁がなく、「自由」がそこにはあったようで、とても理想的で良い関係性を「三人」は築いてくることが出来たことがわかります。

そして「星に選ばれた」とありますが、「三人」の出会いや付き合いは偶然ではなく必然で、運命的なものだったとも言えるようです。

そこまで確信がある友情はとても羨ましく感じられます。

青春だったんだ
いつだって終わって気がついた
思い出はあの頃の今だった
龍を宿していよう
いつだって思い通りでいよう
本当はいつまでも

「青春だったんだ」「気がついた」「今だった」とあり、またここでも文末の過去形が見られます。

過去に若かった青春時代が過ぎ去ってしまった現在でこそ、数々の尊い「思い出」をリアルに感じている主人公。

ここで「龍」がでてきますが、「龍」は想像上の動物で、天に昇り雨を降らせると言われています。これは前出の「天に昇っていこう」という歌詞とつながっているようです。

年齢は重ねてしまっていてもどこか心の片隅に変わらないポジティブな「青春」を持ち続けていたいという願いが垣間見られます。

また「いつだって思い通りでいよう」というフレーズは、前出の歌詞の言葉「自由」とつながっています。

そう
愛は感情じゃないと気づいたハートが
潤ってもう乾くことがないこと教えてくれたんだ
もっと笑っていよう
来週も来年も再来年も
僕らはいま誓おう
いくつになっても心は自由であることを

ここで主人公は「愛」と「愛情」は別物であると気付きます。

いわゆる男女間の恋愛が「愛情」と定義するならば、「愛」とは相手を慈しみ合い、大切に思うことと定義できるでしょう。

「三人」の友情の間には互いを思いやり慈しみ合い、まるで家族や兄弟のような親密な感情が築かれているようです。

恐らくこれまで、大きな揉め事などもなく、とてもスムーズに「三人」は友人として過ごしてきて、このままこれからもずっとこの素敵な関係性を継続させていきたいと考えています。

そしてそれを実現させるために必要不可欠なものは「自由であること」と明言しています。

年齢に関係なく、いつまでも「心」が何かに縛られることなく「自由」な状態にしておく、というのは中々ハードルが高いかと思われます。

ともすれば、とりわけ年齢を重ねると様々なものに縛られてしまい窮屈に感じることもしばしばかと思います。

「三人」がこれからも「心」が何かに縛られてしまわないように努力し「自由」であり続ければ、生涯素敵な関係性が維持できるのでしょう。

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さいごに

本楽曲「カモフラージュ」は、いつまでも友情を大切にしたいという強い想いが描かれた青春を感じさせる作品となっています。

タイトルの「カモフラージュ」ですが、広辞苑によると”正体や本心を知られないように、外見を装うこと”という定義がなされています。

この楽曲の登場人物は主人公の「僕」を含めた「三人」=友人と最初に提示しました。

しかし、このタイトルや「愛は愛情じゃない」というフレーズなどを鑑みると、「僕」の友人への片想いを歌ったラブソングともとれると感じました。

主人公は、恋愛よりも友情を優先させることを「直観」で選択し、これからもその想いは胸にしまい、友人として振舞っていこう(=カモフラージュ)と決意した心情を表しているとも解釈できるでしょう。

如何様にでも解釈可能、かつ、青春の甘酸っぱさを感じさせる楽曲「カモフラージュ」。

本楽曲を手掛けたMy Hair is Badの今後の活動にも是非注目したいですね。

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