今回は、Eveさんの新曲「ぼくらの」の歌詞を考察していこうと思います。
TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第6期のオープニングテーマとして書き下ろされた新曲。
歌詞にはどんな想いが込められているのでしょうか?
アニメの内容、楽曲コメントと合わせて見ていきましょう!
アニメ『僕のヒーローアカデミア』
2014年から連載されている堀越耕平先生の漫画を原作としたアニメ化作品。
「無個性」だった主人公の緑谷出久が、最強のヒーロー・オールマイトと出会い、ヒーローとして成長していく姿が描かれています。
今回放送されるアニメ第6期では、個性を悪用する敵(ヴィラン)と、出久達、雄英高校の生徒がヒーローとして全面戦争を繰り広げるシーンが描かれます。
ラストにどんな展開が待ち受けているのか、続きが楽しみです!
楽曲コメント
Eveさんのコメントをご紹介します。
この度TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」第6期オープニングテーマを担当させて頂きます。
ボロボロになったヒーローたちを鼓舞するような、そして共に乗り越えていくという想いで「ぼくらの」という楽曲は生まれました。
自分にとっても特別思い入れのあるこのクールで曲を書かせて頂き大変光栄です。
どうか最後まで音楽と共に駆け抜けて頂けたら嬉しいです。
リリースが待ち遠しいですね!
ぼくらの 歌詞考察
漫画・アニメのネタバレを含みます。ご覧になっていない方はご注意ください。
タイトル「ぼくらの」には、主人公・デクの想いが込められていると感じました。
漫画の第1話では「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ」と書かれていますが、物語が進み、雄英高校でかけがえのない仲間と出会ったことで、324話では「みんなが最高のヒーローになるまでの物語だ」と変化しています。
つまり『僕のヒーローアカデミア』が『ぼくらのヒーローアカデミア』になったということですね。
それでは、歌詞の中身を見ていきましょう!
白も黒もない世界
憎しみの奥で泣いていた
立ち止まることも許されない
ただその向こうへ独り 焦燥 暴走
出典:ぼくらの / 作詞・作曲:Eve
背負ってきた末路は
歩みも困難な君をまだ
救う手立てはあるのかい
歌詞の冒頭では、個性を悪用するヴィランへの想いが歌われています。
“白も黒もない世界 憎しみの奥で泣いていた”
白も黒もない世界とは、正義と悪が混ざり合っている世界を指しているのではないでしょうか?
物語に出てくるヴィランも、それぞれの正義の元に集い、ヒーローと戦っています。
自分でもどちらが正しいのか分からなくなってきたけど、止まることは許されない。
誰にも理解されない孤独から、焦りを感じ、暴走してしまった様子が読み取れます。
そんな君を “救う手立てはあるのかい” と、方法を模索する主人公の姿が浮かんできますね。
諦めてしまいそうになったら
どこへでも駆けつける僕らの想いも全部 離さないよ全部
余計なお世話 だって隣に居たいのさ
それがヒーロー紡いだ声も全部 失くさないよ全部
出典:ぼくらの / 作詞・作曲:Eve
何度だって立ち上がってみせるから
命燃やしていけ
誰かが困っていたら、すぐに駆けつけ助ける。
たとえ余計なお世話だったとしても、ただ隣にいることこそ、ヒーローの役目だと歌われています。
“何度だって立ち上がってみせるから”
どれだけ傷ついても、人々の希望を胸に何度も立ち上がるヒーローの姿が浮かんできます。
アニメ、漫画でもヒーローたちが諦めず戦う姿に勇気をもらえました。
叫んで 君の気持ちに呼応する魂よ
もう迷わないから 真価の果てに
さあいこう本当は誰よりも 繊細でいたんだ不器用だった
許されないくらい ひどく傷つけた後悔がそれでもまた君に会えるなら
出典:ぼくらの / 作詞・作曲:Eve
今なら言える 誰一人も欠けちゃならない
呼応するとは「ある行動に応えて他方も行動を起こすこと」
困っている君を見て、主人公の中に芽生えた助けたいというヒーローの心を指していると考えました。
“許されないくらい ひどく傷つけた後悔が” という歌詞から、主人公が過去に自らの行いで誰かを傷つけてしまった事が分かります。
もう誰一人として傷つけたくない、誰一人として欠けてほしくない。
そんな強い気持ちが伝わってきますね。
考えるよりも動いていた
君が教えてくれたから伝えたい想いも全部 誰かの為に全部
弱さを見せて 強くなっていくんだろう
それがヒーロー救いの声も全部 取り戻すよ全部
出典:ぼくらの / 作詞・作曲:Eve
何度だって立ち上がってみせるから
もう少しだけ
“考えるよりも動いていた” は、ヒロアカの名言「考えるよりも先に体が動いていた」から作られています。
ヒーローであるために一番大切な気持ち、それを教えてくれたのは他でもない君だったのですね。
何度も挫折しながら、その度に立ち上がり少しずつ成長していく姿が浮かんできます。
不確かな存在だっていい
確かな答えもなくていいただこの虚しさと寂しさに
苛まれようが罵倒も声援も期待も失望も
全部背負って 君がいるからもう大丈夫 もう一度
出典:ぼくらの / 作詞・作曲:Eve
立ち上がってくれマイヒーロー
“もう大丈夫 もう一度 立ち上がってくれマイヒーロー”
これは、主人公が君に対して呼びかけたセリフだと思いました。
自分にヒーローとして大切なことを教えてくれた君こそが、主人公にとってのヒーローである。
仲間と共に成長していくことの大切さが歌われています。
僕らの想いも全部 離さないよ全部
余計なお世話 だって隣に居たいのさ
それがヒーロー紡いだ声も全部 失くさないよ全部
何度だって立ち上がってみせるから
命燃やしていけ叫んで 君の気持ちに呼応する魂よ
出典:ぼくらの / 作詞・作曲:Eve
もう迷わないから 真価の果てに
さあいこう
どんなに高い壁があっても、諦めず何度もチャレンジして最後には乗り越えるヒーロー。
これまでに経験したこと、味わった挫折、悔しさを胸に日々成長していく雄英高校の生徒たちの姿が浮かびます。
仲間の大切さに気づき、「僕の」が「ぼくらの」に変わった主人公は、これからもっと成長していくことでしょう。
アニメの本質となるメッセージが込められた素敵な楽曲でした。
1ヶ月無料で音楽聴き放題!
通常880円/月のAmazonMusicUnlimitedが今なら1ヶ月で体験可能!
この機会に聴き放題サービスをお試ししてみよう!
いつでも解約OK!
さいごに
いかがでしたか?
アニメの続きが気になりますね。
Eveさんのこれからの活動にも注目です!